週刊PONTE vol.47 2019/10/07

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.47 2019/10/07
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第–回「うにゃにゃ」
・Fuji…第47回「ボール専用ハンモック」
・板津大吾…たまむすび 第11回「移動するメーカー」
・きんまめ…デビステのてんぷら 46本目 「リビングデッドの叫び声」(メルマガ第40回)
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第–回「うにゃにゃ」
今この原稿を書いているのは、夜中の2時半である。
『妖怪ケマメ』というジャグリング公演の手助けを終えて、ようやく落ち着いて、さあ、原稿を書くぞ、というのが今の時間である。打ち上げでビールを飲んで、もう、朦朧としている頭で書いている。もっと早めに書いておけばよかったんですが。
で、ここで何を書いたらいいか今日はわからないんですねえ。うーん。
とりあえずですね、この山を越えた今、次、今週末に迫ったJJF in Tokyoのお手伝いが今度はあります。それが終わったら私は、福岡に飛んで、多言語話者が集まる会に行くつもりであります。そしてそれから、2週間ぐらいかけてのんびり横浜まで戻ってこようと思っています。
うーむ、本当に、書けることが思い浮かばない。
また、来週頑張ります。
一度にたくさんの頑張りすぎは良くないよね。
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第47回「ボール専用ハンモック」
先週はハット専用キャリーベルトの完成報告をしました。
今週は同時進行で製作していたボール専用ハンモックについてです。
もちろん、今までにハンモックをつくったことはないので、つくり方を調べるところからのスタートです。ネットで検索すればつくり方とかたくさん出てくると思いきや、意外にもほとんど見つかりませんでした。とくに人が乗る大きいサイズではなく、インテリアとしての小さめのハンモックをつくりたかったので、載ってるサイトは限られていました。編み方が複雑だったり、専用の道具を使っていたり…。結局いくつかのサイトと動画を見て、それぞれのやり方を組み合わせながら、手で編んでいくことにしました。
材料は手芸屋やハンズなどでロープ、木の棒、リング金具を用意しました。木の棒は普通の丸棒でつくる予定でしたが、それだと普通にどこにでもある感じがしてあまり面白くなかったので、流木を使うことにしました!流木は全て均一な長さや太さではないので、相性のいい2本を選び出すのに時間がかかりました…。ロープも素材や質感をどうするかでいろいろ探し回りました。
なんとか材料も揃ったところで製作を始めました。まず、流木に穴をあけてロープを通そうかと思ったんですが、そこまで太くなかったので割れてしまうことも考えて、巻きつけて固定することにしました。ヒモの間隔を均等にしながらひたすら横に結びながら編んでいく地道な作業。上が荷物置き場と化しているロフトベットの柵に引っ掛けて編んでいましたが、目線の高さで且つ弛みを抑えて編めるので、それが楽でした。ただ、編み終わるまでが地味に長かったです。穴の目もそこまで小さくないし、割と早く編み終わるかと思ってましたが、均等な大きさにすることに気を配るとなかなか進みません。ようやく編み終えたところで、両端をリングに通して、固定をしたら…完成!
今週末のJJFにハットキャリーベルトとボールハンモックをオーダーしてくれた2人が来るので、実物を見てもらうのが楽しみです!ちなみに、物販PONTEブースは3日間ありますが、自分は13日(日)のみ会場にいます。青木さんは3日間います。EJCやジャグま!で販売したJuggle Packのケースも用意しているので、練習の合間にでも気軽に寄ってください!お待ちしております。
by Fuji
「ボールハンモック」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0883.jpg
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0888.jpg
「Juggle Pack」
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv
【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
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◆たまむすび◆ 文・板津大吾
第11回「移動するメーカー」
PM Jugglingというプロジェクトでものづくりをしている板津です。半年ぶりくらいの投稿になります…(笑)
これまで10回にわたり、過去に体験したジャグリングの出来事を振り返りながら、思うことを書いてきました。ひとまずそれは書き終わった感があり、これからは、いま取り組んでいることや考えていることを綴っていきたいと思います。相変わらず私的な内容かつ不定期かもしれませんが、お付き合いいただけるとうれしいです。
この夏はPONTEとともにイギリスで行われたEJCに出店をしてきました。EJC後はそのまま一人でデンマークへ行き、帰りには韓国に立ち寄りました。EJC前には台湾にも行っていたので、一ヶ月で4つの国を訪れたことに。普段は一日中部屋に籠もって仕事をしている僕ですが、一度、間髪入れずに国を移動する、ということを体験してみたかったのです。日本に帰ってきたときには頭の中に地球儀ができたような感覚で、すっかり移動モードになっていました。
その後、9月に神戸で行われたジャグリングマーケットに出店。当日の朝に飛行機で出発し、その日の夜行バスで翌朝帰ってきました。ジャグマでは普段お会いできない関西圏の方と話すことができて、とても楽しかった。24時間あれば、これだけの体験をして帰ってくることもできるんだなあと。むしろ、短い時間であることが、体験をより濃くしているとも感じました。
これまで僕は、時間もお金ももったいない、と思い移動を諦めていましたが、むしろ適度に移動したほうが、新しい刺激を得られて、時間にもお金にもたぶんいい。なにより自分のジャグリング人生をもっと楽しく、心に残るものにしてくれるんだと、身に染みて感じた夏でした。月に一度でもいい、ジャグリングのために、長めの移動をしよう。移動するメーカーでありたい、と思ったのでした。旅とジャグリングの雑誌と、自分の道具づくりの活動があらためて交わった気がして、なんだかうれしく思っています。
PM Juggling
https://pmjuggling.com/
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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
46本目 「リビングデッドの叫び声」(メルマガ第40回)
その次に引っ越した先が、つい先日まで住んでいた家である。
最大の特徴はバカみたいに広いリビング。日当たりとか、築年数とか、駅周りの便利さとかいろいろ考えながら物件を探していたのだが、ここの間取りを見た瞬間、尋常じゃないリビングの広さに思考が停止して、決めてしまった。内覧に行ったらベランダに鳩が巣を作っていて酷い有様だったが、リビングの広さで脳が麻痺しているので、決めてしまった。 リビングの広さは、つまり揺るぎない正義なのである。
リビングにはキッチンカウンターがあり、冷蔵庫、食器棚、本棚4つ、テーブル、こたつ、ソファー、テレビ台を置いてもまだツイスターができるほどの広さ。前まで住んでた部屋全体が丸ごとリビングに入るんじゃないかというレベルである。物がなければ縦ディアだっていけそう。
さて、隣人環境はどうだったかと言うと、リビングの広さに負の比例をして最悪なのであった。
同じフロアの横の隣人は死んでるのかと思うほど、無音。しかし、騒音の刺客は真上、401号室の住人である。痴話喧嘩なのだが、めちゃ剣呑。男は怒鳴り、壁とかをボッコボッコ殴る音が響くのだが、女も女で強気、これに言い返して罵詈雑言の応酬。というのを夜中2時とかに繰り広げるのだからたまらない。
ある日の喧嘩では、女の「助けて!殺される!」というヤバめの叫び声が夜を切り裂き、あえなく110番。警察介入の末、鎮静、という散々な隣人である。
隣人の騒音に対して、壁ドン床ドンによる注意喚起はよくあるが、上の階だとなかなか天ドンというのはしにくいものである。
しかし、負けるな、我々はジャグラー!得意の5bカスケードを天井にぶつけて反撃の狼煙をあげろ!
と言いたいところだが、私はフラッシュしかできないので、下の階から反撃の狼煙があがってきそうである。
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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。友人の隣人は朝から大音量のX JAPANを流すそうで、”紅”で”寝れない”。好きなジャグラーは特にいません。
◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-だいごさん、復活。この調子で、やはり時々新しい人が書くものを見たいなと思っています。ご遠慮なさらず、まずはご連絡ください。ませ、ませ。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (書くジャグリングの雑誌:PONTE)
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