週刊PONTE vol.167 2022/01/24

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.167 2022/01/24
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉/板津大吾…投げないふたり Season2 第4回「情熱にふれる」

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

◆投げないふたり season2◆
話し手・板津大吾(PM Juggling)& 青木直哉

第4回「情熱にふれる」

多摩川沿いにある公園のスターバックスで対談。対談直前に、少し外でジャグリングをしてからお店に入った。

青木直哉(以下N) 久々にディアボロ触ったな。外での練習で手が汚れるのも久しぶり。ちょっと手洗ってきますね。

(トイレに行く)

……ふう。たまにちょっとジャグリングするのって楽しいですね。

板津大吾(以下D) そうね、なおくんは「ちょいジャグ」の達人だよね。真面目に練習してる高校生とかが羨むぐらいの。

N そうそう。全然練習しない割に、ジャグリングの恩恵はかなり受けてる。際立った技術があるわけじゃないのに海外に呼ばれたりね。でもそれは、人との繋がりがあるから。僕はジャグリングとは別のことを提供しようとしてるんですよ。

D なるほどね(笑)。あのさ、ちょっとジャグリングするっていうことで言うと、1ヶ月ぶりに3つのディアボロ回すと、うわ、こんなことできたんだ、って自分でびっくりしたりしない?

N うん、わかるわかる。万能感に包まれるというか(笑)。あといきなり5ボールカスケードを投げ始めた時のトランス感とか、ある。練習初めの15分間の独特の気持ちよさってありません? 道具を自在に操っている感覚がより強い。

D そうね。自分ができるちょうどいいところを、うまく決めてる気持ちよさかね。

N そうそう、まさに。

D なんかさ、ジャグリングの楽しみを味わう、っていうことでは、5ボールをなんとか投げられるくらいまでの難易度まででさまようのが、ある意味一番楽しいのかも。上手くなりすぎなくてもいい、っていうか。

N 自分にとってのゲーム性がちょうどよければいいってことかな。それで思い出したけど、僕が昔から通っている大道芸クラブを取りまとめている人は、僕が見てきた限りでも、15年間ずーっと5ボールを練習してるんですよ。いまだに10キャッチぐらいなんですけどね。けど、あの人を見ているとすごく安心する。別に劇的に進歩しなくたって全然いいんだ、堂々と楽しみながら続けてればいいんだって思える。

D 続けてるけど、目標はただ「上手くなる」ことじゃないのっていいよね。あんまりすぐ上手くなっちゃったら、逆に続けないかも……。なんか、「ちょいジャグ」っていう形でそれが肯定されるのは面白いな。やっぱり概念って言葉なんだな。

N 「ちょいジャグ」っていいですね。この感じをもっと肯定していくとしたらどうしたらいいんだろう。

D うーん、けど逆にね、これ自体を広めるっていうのはなんか違うんじゃないかっていう気がするね。最近「ほぼ日の學校」っていう、各界で熱心に活躍している面白い人たちの授業が見られるサービスを契約して、見てるんだけどね。たとえば編み物や写真で活躍している人の話を聞いていても、自分もこれをやろう、って思うわけではないのよ。それぞれの人が専門分野について語っていることが自分の心に共鳴して、それで、自分のジャグリングに当てはめて何かインスピレーションを受けるんだよね。

N なるほどね。その人自身の熱にただ影響されるわけだ。

D だから今度逆の立場になるとしたら、ただ自分達は本気でちょいジャグを楽しんでればいいっていうか。ほら、ジャグリングを広めるためにジャグリング自体を熱く語っても、そこまで効果があるとは限らないじゃん。むしろ「ちょい〇〇」っていいな、って思ってもらえるくらいでちょうどいいんじゃないかな。

N なんかこれ、ほとんど同じようなことを、ジェイ(・ギリガン)のソロショーをプロデュースしているキャプテン・フロドっていう人が言ってて、それを思い出した。
「このショーで見せたいのは、『力強い情熱を持った人』なんだ。観客の方だって、ジャグリング自体には別に関心を持てないかもしれない。ただ、その人の情熱には、つまり生きる中で、大好きなものを見出した人の『情熱』には、誰しもつながることができるんだよ」
ってね。

D おお。

N これを聞いて、キャプテン・フロド、すごく腕のいいプロデューサーなんだ、って思った。けど、こうしてジャグリングっていう世界に深く潜っているジェイという人に、フロドのようなプロデューサーがいてこそ、より上手く「開かれる」のと同じように、自分自身の情熱について、1人で開いていくよりは、誰か第三者の目線でそれを開いてくれる人がいた方がいいですよね。

D 自分にとってはまさにこの対談がそうだよ。編集はなおくんがやってくれてるからね(笑)。

N そうかー。それは嬉しい。僕も誰かに編集されたいな。……あっ、もう行かなきゃ。これから新潟行きのバスに乗るんで。

D 相変わらず多動だね(笑)。

(スターバックスを出て、対談終了)
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☆PM Jugglingのnoteを勝手に紹介☆
自分ごとと相手ごとの共鳴
https://note.com/daigoitatsu/n/n180a711c342a
「話す人と聞く人が、お互いに「何を」やっているかじゃなくて、やっていることから感じたことを通して共感や刺激が生まれることが本質的な面白さというか。自分ごとと相手ごとが共鳴したときにうれしいんだろうな、と想像した。」
(記事本文より)
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◆寄稿募集のお知らせ◆

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800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-先週は、また新潟に行っていました。

また来週。

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発行者:青木直哉 (PONTE)

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