週刊PONTE vol.131 2021/05/17

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.131 2021/05/17
===========================
—————————
PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
—————————

◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングの雑想 30.異国の空気が、恋しいんだなぁ

・ハードパンチャーしんのすけ…ジャグリングで出会うこと 第5回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

—————————

◆ジャグリングの雑想◆ 文・青木直哉
30.異国の空気が、恋しいんだなぁ

毎年ヨーロッパで開催場所を変えて開かれているジャグリングのフェスティバル、EJC。今年はコロナウイルス対策のために中止になりました。去年の延期決定に続いて、再び残念なお知らせ。
しかしつい先日、開催元のEJAからアナウンスがあり、7月23-25日に、オンライン開催されるという報告が。ワークショップ、ガラショー、そして再来年の開催地を決定するための投票などが、例年のEJCと同じく行われるようです。
参加料や、具体的な形式についてはまだ不明。

いやー、しかしですねえ。

やはりヨーロッパに実際に行きたいですね。
飛行機に乗りたい。機内食を食べたい。香港やドバイやカタールで乗り換えしたい。まだまだ目的地は先なのに、もう半分くらい何かが始まったような気分で空港のホールのベンチで仕事をしたい。フィンランドの空港に着いて、とりあえずスーパーやなんかでその土地の食べ物を買ってもしゃもしゃ食べたい。あとちょっとで電車を逃して、所在なく駅の周りをぶらぶらしたりしたい。安宿でハイネケンを飲んで、隣にいる人に何気なく話しかけたい。
僕にとってEJCとは、コンベンションに付随して一ヶ月ぐらいヨーロッパを周ることも含まれていて、より旅をする、という意識の強い、他の海外のコンベンションと比べても特別な体験です。何度参加しても(通算7回参加)。ジャグリングの新しい技術を得たり、面白い演技を見たり、とは全く別の次元で、一年に一回、空気を入れ替えるような気分で参加することが楽しみな大会です。
バーチャル開催とはいえ、何かを行おう、という開催者の努力にはもちろん敬意を表したいですが、でも、でも、やっぱり。

異国の空気が、恋しいんだなぁ。

—————————
☆勝手にPM Jugglingを紹介するコーナー☆
ジャグリング練習日記 #18 風景の一部
https://note.com/daigoitatsu/n/ne5ebd499b8ad
「その方は、散歩をするということが貴重なリラックスタイムのようで、その大事な時間のなかに、僕のただの練習風景が(こちらはまったく気づかずに)入り込んでいたということに、恐縮というかなんというか、不思議な感覚になった。」
(記事本文より)

☆編集長の蛇足
手伝いをしている本屋・生活綴方の近所の公園でジャグリングをよくしています。そこでも、時々、いつもみてるんですよ、と言われます。
最近はジャグリングをそこで教えたりもしていて、近いうちに通りすがりの方にジャグリングを教えたりするようにもなるかもしれません。

PM Juggling のサイト、少しリニューアルしています。
https://pmjuggling.com
—————————
◆ジャグリングで出会うこと◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第5回

コロナウイルス感染拡大傾向が続く中、みなさん、どのようにお過ごしでしょうか。
ぼくはカルチャースクールにて開講しているジャグリング教室にてコロナウイルスの影響を感じています。
昨年の長い中断を経て秋から徐々に教室の生徒さんも戻ってきていましたが、再び訪れたここ1、2ヶ月のコロナウイルス感染拡大で、状況に変化が訪れているからです。この4月を思い返すと、ほとんどの教室で1対1レッスン、もしくは施設都合での休講でした。

書き出しが悲壮感漂う感じになってしまいましたが、1対1のレッスン、良いのですよ。みっちりじっくりしっかりとみることで、より細かなアドバイスができます。そのひとのジャグリングに寄り添える。それはとても楽しく、ぼく自身もジャグリングに深く潜り込めて、今までたどり着けなかった深海の宝物を発見するような気持ちになることが度々あります。
良い。
そもそも1対1のレッスン、好きですしね。

ところがです。
先日、横浜での教室でのこと。4月はまるっと1対1のレッスンだったのに…
5月になり、参加者4名!
これが思いのほか楽しくて!
進捗具合が異なるひとたちを同時にみるので、頭はフル回転。1対1がダイビングであれば、レベルの異なる複数を同時にレッスンするのは、波の状況によって泳ぎを変える個人メドレー状態(…って、泳ぎとか疎くて例えが適切でない気がしますが、すみません)。自然と静かに興奮しました。
そして何より、何人かでジャグリングしていると、それぞれに交流や刺激が自然と生まれるのが良いですね。1対1でジャグリングするような深い集中とは異なるのですが、目に入ってくる他のひとのジャグリングを感じることで、自発的なジャグリング意欲が生まれています。練習していた技ができたことで周りから褒められたりもして、意欲も高まります。

ジャグリングはひとりでももちろん楽しい。
けれど、集まってジャグリングするのも、また楽しい。
レッスンを除けば、ぼくは久しく誰かとジャグリングしていないのですが、練習会などに顔を出したくなりました。
—————————
☆編集長の蛇足
僕は、アーティストの渡邉尚さんとよく一緒にいた時期があったのですが、その頃、自分自身のジャグリングスタイルだったり、ライフスタイルだったりが変化していました。
近くにいる人の姿は、無意識に影響を与えるな、と思います。余計に成長したりするんですよね。

◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-もうすぐ梅雨入りしてしまいそうですね。なんだか晴れている期間、あっという間だったな。もっと色々なところに行くんだった。逆に海外にうまくいけないうちに国内のいろんなところに行きたい。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

Mail info@jugglingponte.com

HP http://www.jugglingponte.com

Twitter https://twitter.com/jugglingponte

Instagram https://www.instagram.com/jugglingponte

読者登録、解除、バックナンバー閲覧はこちら。
http://jugglingponte.com/e-zine

【週刊PONTEは、転載、転送を歓迎しています。ご自由にシェアしてください。】
========== PONTE Weekly ===

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です