週刊PONTE vol.116 2021/02/01

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.116 2021/02/01
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングの雑想 15.5クラブへの道 (1)

・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 青春編 第9回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングの雑想◆ 文・青木直哉
15.5クラブへの道 (1)

閑話休題。「Object Episodesを聴く」を一回おやすみ。
最近、5クラブの練習をボチボチ始めました。別に大きな理由はないのですが、やっぱりジャグラーとして、5本クラブを投げたいんだよなあ、というやんわりとした希望から。
というわけで、以前スペイン人のジャグラーからもらったクラブを引っ張り出して、公園で、できる時には1日30分ぐらい投げることに。参考にしているのは、ジェイソン・ガーフィールド(スポーツとしてのジャグリングを2000年代初頭から推進しているアメリカの人)の動画です。

中身、英語ですが、かなりわかりやすく、メカニカルに解説をしてくれています。
ジャグリングを始めてから15年ぐらい経ちますが、明確に練習目標を定めてそれに向かってコツコツ練習する、みたいなことを最後にしたのはいつだったかな、と思い出せない。
始めたての中学生から高校生ぐらいまでは「技」をいろいろと習得するのが楽しかったので、どういう既存の技が存在するのかをインターネットなんかで調べては、それを「できるようになる」ということを熱心にやっていました。
でも、大学を出てぐらいからは、めっきり、なんだか、線的に上達するだけがジャグリングじゃないよな、と思って、それこそ雑誌を作ってみたり、ちょっと変わったジャグリングをしようと頑張ってみたりしていました。海外のコンベンションに行ったりして人と触れ合うことこそが楽しいのだ、とかね。

でも、別にそれと並行して、いわゆる『ジャグリング』を練習するのって、全然、問題ないじゃん、と最近になって気づきました。だって、楽しいしね。

というわけで、現在は、5本を投げ上げて、キャッチするだけ(フラッシュ)もままならない状態ですが、これが、いつ安定したカスケードになるのか、ここで記録していこうかな、と思っています。こういうプレッシャーがあると、なんだかんだでそのうち達成できそうな気がしています。そして、改めて、「難易度の高い技」を習得するジャグリングの喜びを思い出したいと思う。

来週からは、「5クラブへの道」と、「Object Episodesを聴く」を並行連載…。の予定でござんす。
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☆勝手にPM Jugglingを紹介するコーナー☆
【Weekly PM】#50:How toページ公開 / ボールと果物
https://pmjuggling.com/blogs/weeklypm/20210130
「ジャグリングの基本技「3ボールカスケード」の解説ページを公開しました。/果物とジャグリングボールって、見た目もそうなんですが、質感も似ているんですよね。」
(記事本文より)
How to ページ、いい感じ。早速、最近ジャグリングを教えている人に、このページのことを教えました。ジャグリングにある程度慣れてきちゃうと(と言って、一応もう15年やっていますが)ジャグリングを一からやる時、どういうことがハードルになるのか、ということを口頭で伝えるのが難しかったりするので、こういうページがあるのはとってもいいなぁ、と思います。
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◆日本ジャグリング記 青春編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第9回

(前回までの話)
日本ジャグリングDAYが立ち上がったぞ、2001。

2001年9月23日代々木公園。
ぼくは25歳になりました。
若いなぁ、と思う反面、意外と歳行ってたなぁ、とも思ったり。よくよく考えると、この時は大学院の修士課程、修士論文の提出締め切りが目の前にちらつきはじめていたはずで、おい余裕こいてるな、自分…と改めて思うわけですが。さておき。

当日の様子を知るのに、加藤邦道さんのサイト「Going One Way」の練習日記に当日の記録が残っていたので、引用して紹介します。
https://www.7131.jp/cgi/view_diary.cgi?item=200109

”小平とまめぞうの人たちが企画したイベントに参加するために代々木公園まで出かけていった。
(中略)
私が到着したときには既に30人以上の人が来てジャグっていた。クラブとかデビルとかが飛び交っていて遠くからでもよく分かるのがいい。半分ぐらいが知り合いで、知らない人も大勢来ていた。北里の海老原、くりみ、須佐、大瀬あたりとシェイカーカップの技の交換をして、通りすがりの外人2人とクラブパスをして、みんなで円になってのフィードなどをやった。最後はビッグトスアップで締め。”

「通りすがりの外人2人とクラブパスをして」と言うのが良いですね。
今もだろうけど、オープンな場所で練習していると、ふらりと海外のひとと交流が持てるのが良いですよね。
そして、ジャグラーが知り合うきっかけになっていたようで嬉しい。

終了後は、恒例の?飲み会。

”来年末に、所属サークルに関係なく関東のジャグラーを集めて金の取れるステージを作ることを目指そうと、一部で盛り上がっていた。失敗を恐れず、ある意味無鉄砲とも言える思いつきに突き進むことができるのは若さの特権だろう。”

舞台…そんなことを言っていたなぁ、と思い出しました。
ジャグリング熱の高まりの中、そんな夢があったのですよね、この時から。この時語られていたことは実現することなかったのだけれど、数年の潜熱を経て、やがて違う形で実現することになるのだけれど、それはまた別の話。

ジャグリングバカが集まって、とにかく楽しかった。今振り返り、あの瞬間に青春を感じます。
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-編集長コメント-
加藤さんの日記、やはり資料として本当にありがたいな、と思うことが多々ありますね。
今回紹介されていた記事から辿って、いろいろと読んでいました。
※※※
「通りすがりの外人2人とクラブパスをして」
というくだり、僕も気になる(笑)代々木公園って、何かとジャグラーと遭遇しがちなんだよな。昔からそうだったんですね。
日本のジャグリングの青春と、しんのすけさん自身の青春とが重なっている感じがすごくいいなぁ。
次回も楽しみです。
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-最近メルカリの出品にハマってます。結構すぐ売れて面白い。
-ジャグリングでいうと、クラブジャグリング以外に、バランスの能力も伸ばしたいな、とか思っていたりする。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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