4月16日(火)

 起きてすぐに、作った本の中に誤植を発見。英単語の綴りが間違っている。これは恥ずかしいので、紙を小さく切って修正箇所に貼って直す。それから近所のドトールに行く。駅から通勤客の流れに逆らって店内に入る。書きそびれていた日記を書いた。店内にはいつも来ている、パツパツで露出度の黒い服を着たおじさんがいる。エスプレッソとホットサンドのセットを頼んだ。普段、スイートポテトとブレンドコーヒーを頼むことが多い。今日は気持ちのいい朝で、それならホットサンドじゃないか、と決めて、あとはブレンドコーヒーは家でも飲めるから、せっかくなのでエスプレッソにした。日記が1日分書けたところでパソコンの充電が切れたので、生活綴方の方に移動する。

 本屋の2階でもう1日分を書く。そして、もっとやりたいことがいっぱいあったんだけど、地区センターの予約をして、12時から3時間練習をすることにした。一旦家に帰る途中でオリジン弁当の出来合いの焼きそばを買って、家につくなり3分で食べる。お茶をごくごく飲んで水分補給し、道具を持って家を出る。

 もうそんなにたくさん練習する時間が取れるわけじゃないことも感じている。今手持ちの技術とアイデアでできることをきちんとやる、という意識である。いつも通り、音楽を分割しつつ細かくつめていく。しぶとく何回もやっていると、だいたいこれはまぁ、いいかも、という動きが生まれる。それを動画に撮る。撮らなくてもいい。むしろ最初にアイデアを出す時は変に動画を撮らない方がいい。流れが途切れるから。そして、なんか上手くないな、と思ったらすぐに芽をつんじゃうから。ちょっと粘ることで良くなったり、ちゃんと何に取り組んでいるのか記憶に残っていって、遠回りだけど何回も素で反復するのもいいもの。

 汗びっしょりになったので、また家に帰る。シャワーを浴びて、少しぼうっとする。そして、また生活綴方に行って、製本作業をする。束ねた紙がいよいよ本らしくなる、断ち切りの工程。いつもカッターを使ってやっていたんだけど、ちゃんと裁断機を使おう、と意を決してくる。工房には、店長まさよさんがいた。治具を作ったら楽だよ、と言われる。そうなのである。楽なのである。楽なのは知っているんだけど、その治具を作る15分を惜しんで、つい目の前の作業をやっちゃうんだ。でも、いや、これからもA5サイズの判型の本は作っていくんだから、今やっとけばこれからずっと楽だと、と思い、余っていた厚紙で治具を作って、祭壇をやりやすくした。結果的に作業が早く終わった。

 それが終わったら、今度は横浜駅までカブで向かう。通いの眼科の前にカブを置いて、コンタクトを買って、それから走って世界堂まで行って、表紙の紙を追加購入して、また家にトンボ返り。

 まず、つっかえてしまっていた翻訳の仕事をする。それから、いよいよ、『ジャグラーのせいかつ』の本を売れるように、ウェブサイトを整えていく。ショーグンがラジオを始めていたからそれを聴きながら作業。そして夜11時を回ってようやく準備ができた。ツイートをして、寝る。まだ動きはない。■