週刊PONTE vol.64 2020/02/03

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.64 2020/02/03
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第55回 「会ったこともない人」
・Fuji…フジづくり 第64回「ボードゲーム会」
・きんまめ…デビステのてんぷら 63本目 「小説の中の大道芸人」(メルマガ第57回)
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第55回 「会ったこともない人」
会ったこともない人を家に10日間泊める約束をするのって、変なのだろうか。
ウィレム君というディアボリストが今週末から日本に遊びに来る。少なくとも関東にいる間は、うちに泊まっていく予定だ。
僕は彼と一度も会った事がない。
そもそもなんでうちに泊めることになったのか。それは、インターネットを通した偶然の出会いである。
ウィレム君に遡ること数ヶ月、アメリカからネイサンという別のジャグラーが日本に来ていた。彼も横浜に寄ったので、一緒にジャグリングの練習をした。その時に、ウィレム、っていう面白いディアボリストがいるんだよ、と同年代のジャグラーのインスタグラムを紹介してもらった。たしかに面白い発想の数々をビデオに収めていて、僕はその場で彼をフォローした。
するとまもなく、そのウィレム君からメッセージがくる。
「今度日本に行くんだけど、なんか、いいところないかな?」という質問だった。
なんだいなんだい。
まぁ、こういうことを聞かれてしまうと、僕もサービス精神旺盛なので、東京周辺なら横浜もいいよ、もし行くとこなければうち泊まってきなよ、となってしまうのであった。
これを読んでいる人の中で、いったどれだけの人がそれをヘンだ、と思うのだろう。僕にはなんだか分からなくなっている。
旅をしていて、会ったこともない知り合いの家を紹介されて、そこに泊まる、ということは何回も経験してきた。だから自分も同じようなことをするのが、極めて自然なのである。僕の感覚がなんだか通常とずれているような気もするし、でも、いや、割と多くの人が、困っていそうだったら家ぐらい泊めてあげるのかもしれないし、とも思うし。
どうでしょう?
まぁとにかく、日本はいいなぁ、と思って帰ってくれればそれでいいんだけど。
冬だし、ジャグラーを家に集めて、一緒に鍋でもしようかな。
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文章をほぼ毎日書いています。
https://note.com/jugglernao
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第64回「ボードゲーム会」
先日、ジャグリング仲間の誘いで初めてボドゲ(ボードゲーム)会というのに参加して来ました。レンタル部屋を一室借りて、その日は5人集まって8時間ひたすらボードゲームをしていました。
実際、誘ってくれた子以外の3人は全く会ったことのない他人だったので、会うまでは少し緊張もしていました。1人は同世代の子で、残りの2人はいくらか年上の人たちでした。みんなボドゲを通して知り合い、それでしか会っていないにも関わらずお互いにとても仲が良く、気兼ねなく何でも言い合える雰囲気だったので、すぐに打ち解けました。
最初は全員揃っていなかったので、人数が揃うまで自分がつくったボドゲで遊んでいて、5人揃ったところで大型のボドゲをやりました。ただ、それが初心者には難易度の高い重めのもので、やり方の説明を聞くだけで30分くらいは経っていました。そして、やり始めて、終わるまでに3時間半!自分が持っているものは比較的少人数、短時間で出来るものばかりだったので、これが本当のボドゲかと思わされました。やっていても難しくて何が有利なのかよくわからない状態でしたが、結果同率2位までいきました!
とても頭の使うボドゲだったので、その後は少し軽めのカードゲームをやったのですが、それでも1ゲーム2時間弱かかりました。最後にもうひとつボドゲを1時間くらいやったのですが、チキンレースの内容でまさかの最下位から一発逆転の大勝利を自分が納め、ものすごく盛り上がりました。人生で数えられるくらいしかしたことのないガッツポーズが、立て続けに思いっきり2回出た程です!(笑)
みんなそれぞれバッグやスーツケースにボードゲームをたくさん入れて用意して来たのですが、結局出来たのは3つだけ。毎回そんな感じらしく、わりとみんなルールを確認しながらもやっていました。今回のは今までやった事のない長期戦のものばかりでしたが、どれもすごく面白かったです。やっている最中も子どものようにはしゃぎながらみんなやっていて、世代が離れていても仲が良い理由がわかりました。ボードゲームがこんなにも人を繋げてくれるものだとは思いませんでした。
オリジナルのボードゲームをつくってみたいなぁ。
by Fuji
「ゲーム風景」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2020/02/games-scaled.jpg
PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
https://pmjuggling.com/product/otomodamaset/
Juggle Pack
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv
【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
63本目 「小説の中の大道芸人」(メルマガ第57回)
戯れに小説を書くのに加えて、近頃落ち着いていた読む熱の方もぶり返してきて、合わせ技で時間がなくなってしまった。ので、週刊PONTEの方の連載ペースを落とそうと思う。月イチくらいに。
先週、小説すばるの2月号の表紙が大道芸人のイラストだったという話をしたが、最近読んだ木下古栗(きのしたふるくり)の「金を払うから素手で殴らせてくれないか?」という不穏なタイトルの小説にも、奇遇なことに大道芸人が登場した。こちらの大道芸人も椅子の上で逆立ちをしているという記述があり、非ジャグラーから見ると大道芸人は椅子の上でバランスを取る種族なのだと思われているフシが伺える。
大道芸人が出てくる小説といえば、個人的には小川洋子の短編集「夜明けの縁をさ迷うひとびと」に収録されている「曲芸と野球」なのだが、この曲芸師も椅子の上でバランスをとる芸の練習をしているのである。ステレオタイプなのだろうか。逆にこちら側としては椅子の上でバランス芸をしている大道芸人ってあまり見たことがない。
昔ジャグリングをしていた者として、私も時間の使い方のバランスを取っていかなくてはいけないのである。
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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。一旦の節目をジャグリング関連の記事にできたので、胸をなでおろしています。好きなジャグラーは特にいません。
デビステのてんぷら冊子版:https://kinzokumame.booth.pm/
◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-きんまめさんが、以降は月一連載ペースになります。寂しくなるなあ。
-全然関係ないんですけど、最近立て続けに天気が良くて、洗濯と掃除ばかりしています。家事が好きです。
-先日高校時代の友人と久々に会って、お酒をしこたま飲みました。(といっても、6杯高7杯ですが、僕としては考えられない量です)久々に息荒くぐったりする、という経験をしました。大学生以来かも。
-爪が伸びるとタイピングがすごくしづらいので、爪をまめに切っています。
-タイピングがやたら多い日々を過ごしています。
-その割に、タイピングのミスが非常に多いので、今月の目標として、タイピングの精度をあげたいです。
-でも思うんですが、ブラインドタッチをしていると、目を頻繁に動かしながらタイピングをするのと違って、画面を凝視しなくてはいけなくなって、疲労感が増しますよね。ブラインドタッチの精度を極限まであげて、遠くの景色を見ながらタイピングをするのが一番いいかもしれない。
-電車の中でパソコン仕事をするときは、よく窓の外を眺めながらタイピングしています。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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