週刊PONTE vol.63 2020/01/27

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.63 2020/01/27
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第54回 「ウクレレフィンランド劇場」
・Fuji…フジづくり 第63回「トラベルカホン」
・きんまめ…デビステのてんぷら 62本目 「コーヒードロップ」(メルマガ第56回)
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第54回 「ウクレレフィンランド劇場」
今年のEJCはフィンランドで行われる。僕も行くつもりである。だいたい開催期間に8月を含む例年と違い、時期がちょっと早くて、7月11日から19日の開催である。それで、フィンランド語を少しだけ勉強している。これがめっぽう楽しい。
国を知るにはまず言語から。
やっぱり、外国に行くからには、少しはその国の言葉を覚えようという気概を見せるのが、外国人としての心遣いというものじゃないかと思うのだ。
ちなみに、今までフィンランドに行ったことがないわけではない。
にもかかわらず今までフィンランド語をまともにやっていなかったのは、えーと、うーん。なんででしょう。えー、すいません。好きなんですけどね、えーと、はい。
とにかく、ここ最近は、何か身につけようと決めたことは、それなりに身につけて帰ろう、(どこに?)と思っているのだ。
だから日夜、フィンランド語の文章を、マリメッコ、イッタラ、ノキア、オンニトイヴォネン、とかなんとか言って、活用なんかも覚えようと、えー、それはもう、日夜ですね。はい。日夜です。
で、ウクレレという楽器も、このところちょっとだけ真剣に弾いている。
といっても独学で、YouTubeを観ながら真似をしているだけであるけれども、今までしなかったような、「一曲をちゃんと覚えようと試みる」ということもしている。
そう、そういえば、今、無印良品で流れているBGMは、フィンランドの歌。
それで、一曲気に入った歌があったので歌詞を調べたら、ちゃんとインターネット上に載っかっているではありませんか。
というわけで、それをダウン・ロードし、じゃかじゃかと伴奏を適当につけて歌っている。
これぞフィンランド語の練習とウクレレの練習を兼ねた、一挙☆了得。
というわけで今年の末には、僕はフィンランド語をフィンランド人のように流暢に喋りながら、ウクレレを弾いて陽気に登場するので、ご期待ください。
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EJC2020 in Hanko
少しずつ情報が出てきていますね。エストニアからフェリーで直接行けるんだ。
https://ejc2020.org/
文章をほぼ毎日書いています。
https://note.com/jugglernao
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第63回「トラベルカホン」
最近、青木さんがウクレレの練習をしているのに触発され、自分も何か演奏したいなぁと思ったのですが楽器を演奏するのではなく、つくることにしました。そこで目をつけたのが「トラベルカホン」です。カホンとは楽器本体にまたがって演奏する箱状の打楽器で、このトラベルカホンは持ち運びに特化したコンパクトサイズのカホンのことです。
普通のカホンは以前に自作したことがあるので、楽器の仕組みなどはわかっていました。本当はトラベルカホンを買おうかと思って調べてはいたのですが、動画などで音を聞いてみると本体が薄いためか、どうしても普通のカホンと比べて低音が出ないということがわかりました。それなら似たような音色を再現できるのではないかと思い、自作することにしました。
材料は全て100均で揃えて、製作費約400円。木製トレーにキーチェーンを革の端切れで貼り付けて、もう一枚のトレーには分解したタンバリンのシンバルを取り付けることでスネアの音の代わりにしました。シンバルの部分はダボ(木棒)と厚紙を丸く切り抜いたパーツで固定しています。あとは音を外に逃すためのサウンドホール(穴)を開けて完成です!見た目はただの木箱。
まぁ正直つくって満足した感じなんで、実際につかう機会があるかはわかりません…。それよりも、以前に買った「カリンバ」を引っ張り出して遊んでます。(笑)
by Fuji
「自作トラベルカホン」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2020/01/cajon.jpg
PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
https://pmjuggling.com/product/otomodamaset/
Juggle Pack
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv
【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
62本目 「コーヒードロップ」(メルマガ第56回)
ジャグリングをメディアとかで見かけると、とりあえず嬉しくなってしまうのがマイナージャンル関係者である我々の悲しき性なのである。
ドラマの脇役に大道芸人が出てたとか、CMに5ボールやってる人が見切れたとか、小説の題材にジャグリングが扱われていたとか。
今回私が見つけたのは、1枚のイラストである。
絵本作家でイラストレーターのヨシタケシンスケ氏が、雑誌”小説すばる”の表紙で”めずらしいお仕事図鑑”というものを描いている。扉連載のようなものである。どんなお仕事かと言うと、
読書感想文代筆屋
未解決事件紹介所
文庫すくい
など、食っていけなそうな怪しい職業がわんさと紹介されている。
なんと2020年2月号の珍しいお仕事は、大道芸コーヒー。
一体どんなイラストなんだと言うのを(わざわざ)文章で説明したので、ジャグラーである皆様に想像していただきたい。
まず全体として、3人と1匹の大道芸人が曲芸しながらコーヒーを淹れてくれている。
ローラボーラ的に樽の上に長い板が置かれていて、その上に3人の大道芸人がいるのだが、真ん中のAさんは、さらに2段の直交したローラーボーラに逆立ちしている。もうしんどい。身体は大きく弧を書いており、頭の上にはコーヒーカップとソーサー。
次に右側Bさん、ガラス瓶を2本立てた上に椅子が前足だけで乗っていて、その背もたれのてっぺんを掴むように、こちらも逆立ち状態でバランスしている。大きく開いた足には、片方はリングが一つ、もう片方の足の上にはなんとCatさんが器用に逆立ちしていて、Y字というかもはやT字に開いた両足の先にリングがかけられている。猫も凄い。このBさんは、挽いた豆とコーヒーフィルターがセットされた専用のヘルメットを被っている。
最後に左側のDさん、Bさんと同じく、2本のガラス瓶の上に椅子が不安定に乗っかり、その上に見事に立っている。空いている両手で3クラブを投げており、ノールックでフラッシュの瞬間である。奇跡的なのに顔は真顔。傾げた頭にはポットがくっついたヘルメットがセットされていて、お湯が流れ落ちている。それがBさんの豆とフィルターを通り、真ん中にいるAさんのカップに一滴一滴のコーヒーとなって注がれているのである。
ちなみに、衣装は完全にくるくるシルク。
答え合わせ→http://www13260.mediagalaxy.ne.jp/wp-content/themes/subaru/commentary2002.html
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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。一番下の樽がなければ意外といけそうな気がしますね。好きなジャグラーは特にいません。
デビステのてんぷら冊子版:https://kinzokumame.booth.pm/
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◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-中学生の頃からスターウォーズが大好きです。このところ『マンダロリアン』という新作が面白くてファン熱が再燃しています。
-ウクレレは2015年からずっとやっていますが、ウクレレを手に入れたその日が練習量のピークで(ぶっ続けで5時間朝までやった)それ以降、どんなに長くても1時間ぐらいしかやっていません。しかし先週から、徐々にうまくならないとつまんないよな、と思って、目標を決めてコツコツ練習しています。こういうの、苦手だと思っていたんだけど、小さな目標でいいから何かしら決めてやると、やっぱり、上手くなるもんですね。
-海外に行ったことがないんです、という友人がいて、近場でいいから、その人がどこかに一刻も速く実際に行くまでを見届けたくて、あの手この手を使って奮闘しています。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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