週刊PONTE vol.113 2021/01/11

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.113 2021/01/11
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングの雑想 12.Object Episodesを聴く (1)

・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 青春編 第6回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングの雑想◆ 文・青木直哉
12.Object Episodesを聴く (1)

Object Episodes 1 2020年9月30日公開

Object Episodes 1

ジェイ・ギリガンとエリック・オーベリがジャグリングの話をする、Object Episodes シリーズ。
最初のエピソードは、「ジャグリングの定義」について疑問を持った経緯について、それと、二人が辿ってきた「ジャグリングの定義」をめぐる議論の概要。
エリックは、ジャグリングの歴史について書こうと思い立った時に、ジャグリングが何なのかを定義しなければそれについて書くことができない、と悟ったこと。
ジェイは、自分が大学でジャグリングを教えていながら、その教えていることが何なのか定義すらできない、と思ったこと。
二人はそれぞれのきっかけで「ジャグリングの定義」について考え始めた。
やりたかったのは、「『ジャグリング』が人々の間でどのように使われているのか、ということの観察」だった。しかしこの「ジャグリングの定義」についての話をコミュニティに持ちかけた時、怒った人も多かったのだという。「私のやっているジャグリングは、あなたの言うそれではない」と。ジャグラーにとっての「ジャグリングの定義」が、そのまま自身のアイデンティティだとみなしている場合に、そういう風になるのだ、という。
ジェイは「西洋では、『自分がしていることが自分自身だ』という考えがあって、だから『していること』について他人に定義されると、自分を攻撃されたように思う人がいるんだね」と言う。ここ、なるほどな、と思った。
逆に、僕としては、「『ジャグリングの定義』に関する議論とは、社会的にその言葉がどう使われているかを探ることである」って、ある意味あったりまえじゃん、と思うのだが、その辺りの認識にも、もしかして、もしかしてだけど、傾向としてみた時に、西洋と日本でやや有意な差があったりするのかな、と思った。

このエピソードで特に面白いのは、ジェイが生徒(やワークショップの参加者)に与えていた具体的な課題についての話であろうか。
たとえば、「3ボールを使って、ジャグリングではないことをしなさい」「ドロップをしないジャグリングをしなさい」というもの。そこに、「ジャグリングとは何か」ということの姿も、影のように映し出される。
その課題では、実際に参加者がやっていることをみて、これはジャグリングだろうか、と議論もして、その結果、サーカス学校に3年も通っているような人ですら、お互い答えが一致しない、ということも面白く語られる。
あとは、観客に向けて「今、ジャグリングをした、と思ったら手をあげてください」ということをやった、という話もあって、これも非常に面白い。

ジェイも、エリックも、このポッドキャストでは本当に奔放に話していて、正直なところ議論も進んだり戻ったりしているのだけど(笑)でも、この二人が真剣にジャグリングについて話しているのをだらだらと聞くのは、なんだか心地よいものがある。

来週はエピソード2の概要・感想をお届けの予定。

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☆勝手にPM Jugglingを紹介するコーナー☆
【Weekly PM】#47:ジャグラーはジャグリングしていない時間の方が長い
https://pmjuggling.com/blogs/weeklypm/20210108
「ジャグリングをする時間は道具で。ジャグリングをしていない時間はサイトなどのコンテンツで。みなさんのジャグリングライフ全体が楽しくなるよう、道具にかぎらず、すこし視野を広げてものをつくっていきたいと思っています。」
(記事本文より)
僕がPONTEをやっているのも、そういう感じです。
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◆日本ジャグリング記 青春編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第6回

ジャグリングクラブがどんどん増えてきたのが2000年前後。
今は大学や高校のジャグリングクラブが大半を占めている印象ですが、この頃は、地域のジャグリングクラブもポコポコと生まれていたのが印象的です。そもそも高校のジャグリングクラブは、ほとんどなかったので、隔世の感すらあります。

前回、chieさんが小平ジャグリング倶楽部にやってきた話を書きました。
しばらく経って、ぼくはまめぞうに練習に行きました。
大学にはほぼ年中使える場所があり、他の場所で練習する必要を感じていなかったのですが、なんかの弾みで「行ってみよう」と思ったのですね。正直、なんで行こうと思ったのか、さっぱり思い出せないけれど。「デビステ小僧」と呼ばれていたchieさんが気になっていたのかもしれません。デビルスティックに停滞感を感じていたし、刺激が欲しかったのかと思います。

初めてまめぞうに行った時は、10人いないくらいだったかしら…元来人見知りのこともあり、この時は割と黙々と練習したかなぁ。あんまり交流という感じでもなかったような。
けれども、楽しそうにジャグリングするまめぞうのひとたち―ひとりで練習することも多かったぼくにはとても居心地の良い空間でした。マラバリスタとは異なる雰囲気も感じ、新鮮でした。そんなこんなで、ちょっとずつ顔見知りになり、まめぞうのひとたちも小平ジャグリング倶楽部に来てくれるようになったり。
おかげでぼくのデビルスティックも、行き詰まりから脱しました。
chieさんに加えて、スーさんという、パワフルでハッピィを身体にまとったようなひとと知り合い、わいわいとデビルスティックに励むようになった訳です。スーさんはフラワースティックから始まったひとなので、デビルスティックとは異なるプレイスタイルで新鮮でした。
さらに、まめぞうに出回っていたビデオ「Stixugru」(ナランハで取り扱ったりされるよりもだいぶ前)などもあって、技数も爆発。
デビルスティックがまた楽しくなりました。
こういう出会いがなければ、もしかしたら今ジャグリングをやってなかったかもしれません。
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-Object Episodes: Experiments in Entertainment @ IJA July 12, 2017 https://youtu.be/BeeKeoWZn5I これを見ていたらちょっとおかしくなりそうなぐらい海外のジャグリングコンベンションに行きたくなってきました。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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