週刊PONTE vol.77 2020/05/04

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.77 2020/05/04
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…閉じこもりジャグリング日記 第2回「案外想像力の味方とはいえないのかも」
・Fuji…フジづくり 第77回「きっかけづくり」
・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 黎明編 第4回
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆閉じこもりジャグリング日記◆ 文・青木直哉
第2回「案外想像力の味方とはいえないのかも」
普段は家の中でジャグリングをしているが、時々外に出てジャグリングをする。
陽に当たりすぎて少し日焼けしてきた。そんなばかな、と思いますが、まぁ、僕も思いますが、そうなんです、今少し日焼けしてるんです。
今までやったこともないことに手を出している。
アニメーション描いたりだとか。素人芸だが。
5月の初めに京都の方で公演があるので、その準備もしている。
といっても、京都に行くわけではなくて、オンラインでの参加。
家の中でどんなことができるか、考えている。
活動範囲は狭まったけれども、やっていることは変わってないような気もする。
気がつけば気温が上がったり下がったりする日々が終わって、(いや、まだ油断はできないぞ)夜風も気持ちよいですね。
家にいて旅行の写真なんかを見返していると、またいろんなところに行きたいな、とも思う。
一方で、こうして夜風に当たっているだけでも、結構楽しいんだよね、と思ったりもする。
逆立ちの練習も捗るし。
家にいる方が却って想像力が働くような気もする。
小さい頃、親の庇護のもとでそれほど自由がなかった頃のことを思い出す。
欲しいものだって好きに買えるわけではないし、行きたいところにも行けない。行けたところで隣町ぐらいです。
面白いものを味わうには、自分で作るのが一番手っ取り早かった。
お金や「自由」は、案外想像力の味方とはいえないのかもしれないねえ。
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※しばらく内省的文章「閉じこもりジャグリング日記」を掲載します。
「ジャグリングがつなげるもの」は、現在すでに書いたものを整理中。
☆勝手にPM Juggling の記事を紹介するコーナー☆
[Weekly PM]#11:見直す
https://pmjuggling.com/8821/
毎週のPM Jugglingの投稿が楽しみです。
・ぴんとくるくる浄土「集まるジャグリング」
京都で行われるイベントはこちらです。ちなみに「来場不可」。
https://pintcle-jodo.netlify.app
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第77回「きっかけづくり」
先週、仕事場で募集していた企画の提案書づくりについてでした。その後の作文についても、結局2つのテーマから選択するものを両方とも書き、原稿用紙3枚程度のところを12枚書きました…。
企画書・意見書を提出してから間もなくして、会社の本部が動画をアップしたり、パワハラについて取り上げ始めました。ただ、あたかも自分達が発信源のような文面でしたが、書いてある文面や動画のアップ時期などを考慮しても、明らかに僕が書いた内容とかぶる点が多く、タイミング的にも指摘したから動き始めたのではないかと思わざるおえないような状況が起こり始めています。それでも直接僕にそのことについての連絡が来ているわけでもないので、本当のことはわかりません。ただ、読まれるかあまり期待していなかった文章は明らかに読まれているという確信は持てます。
そして、今まで誰も言わなかったことを熱意を持って伝えることで、変わる「きっかけ」をつくれたのではないかと思います。それは自己満足で済ませるではなく、現場で働く仲間や会社を思って、より良い環境となるように指摘したからです。今の状況は、新型コロナに対する政府の対応と似ています。
トップに付く者は短期的で視野を狭く物事を見るのではなく、現場の状況や働く人を長期的にかつ視野を広くして見ていかなければ、そのうち悠然と歩いてきた道も崩れ落ちることになります。
今回の本部の取り組みに関しては今後のプラスになる機会になったと思います。しかしながら、まだ第一歩を踏み出したことにしかなりません。さらに今回の件に関しても詰めの甘さを感じられたので、まだまだ戦いを終えられそうにありません。直接自分にはプラスにならないということがわかっていても、ここまで来たらトコトンやり続けます!時間を割いてでも。
先週に引き続き、読んでくださった方ありがとうございます。面白い内容じゃなくてすみません。そしてこれを書くこと自体、自己満足なのかもしれません…。(笑)
ただ、「どうせ変わらない」「自分にはできない」と思うような人でも、『小さな行動』で『小さなきっかけ』をつくることはできると思います。それを大きくしたり、実現可能な形にしていくのは自分でなくても、それを可能にできる人に任せましょう!全部を一人でやろうとすると力尽きます。自分に状況を変えたり、ひっくり返す力がなければ、できる人に任せましょう。自分の仕事は「きっかけづくり」まで。逆に力のある人は変えていくことに努めれば良いのです。きっと自分の周りにも仲間はいるはずです。そのつながりを大切にしていきましょう。あなたが困っているときに、きっと助けてくれます。
ということで、これが誰かの何かのきっかけになれば幸いです。
そして、読んでいただいていることが、今一人で戦っている僕の救いになっています。また進展がありましたら今度は短めにお伝えします。(笑)
次回は、最近取り掛かり始めた「マスクづくり」について書きたいと思います。では。
by Fuji
Juggle Pack
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【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
https://pmjuggling.com/product/otomodamaset/
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◆日本ジャグリング記 黎明編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第4回
日本はジャグリング人口の中で理系が多かった(今はどうなのだろう。世界見回すと?)としばしば言われますが…今回は、そんな観点から1996年頃のマラバリスタをスケッチしてみます。
ぼくはマラバリスタ5年目の期に足を踏み入れました。
初代は、ナランハや日本ジャグリング協会を設立した中嶋潤一郎さんが部長。そして、2代目は、当時「つぶつぶオレンジ」として中嶋さんとともに活動していた本多さん。そして、三代、四代(部長は、現在も活動中「風船職人SHINO」さん。)…と続いた中での入部になります。
同期で言うと、確かに理系が多かった…東大生に限って言えば8割くらいが理系だったかなぁ。理系が多い、ということは圧倒的に男ばかりでもあり、女性はひとりいた…かな?ちょっと記憶が曖昧。他はと言うと、他学女子大(当時女子大勧誘にやたら力が入っていた)と東工大、高専生(現在witty lookで活動中のダイキさんも)などなど…それを踏まえても理系が大半でした。
マラバリスタは、「誰にでも開かれたジャグリングクラブ」と言うのを当時うたっていたので、運営こそ学生であったものの、実にいろんなひとが来ていました。社会人をはじめ、大道芸を見てジャグリングをしたくなった親子もいましたし、芸人さんも。当時、マラバリスタには「つぶつぶオレンジ」をはじめとして大道芸人として活動中のひとが何組もいました。
「ジャグリング=大道芸」
そんな図式は、この頃色濃かったように思います。
この辺のことは、いずれ詳述できたら。
そうそう、新入生勧誘期は、当時、ピーター・フランクルさんも来ていました。ピーターさんがきっかけでジャグリングをはじめたぼくは、その姿を見て興奮!
「技を教えてください!」
と突撃するとやや面倒臭そうに(笑)1up2upを教えてくれたのが良い思い出です。今度ぼくがする1up2upを見た時には、ピーターさん直伝か!と思うと味わい深くなるかと思います(笑)
「やや面倒臭そうに」と書きましたが、それは当時のマラバリスタの空気を表しているようにも、今になって思います。
…そろそろ字数が尽きそうです。続きはまた興が乗ったら。
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◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-Fujiくんは仕事の苦悩について書いています。大変だね。
-しんのすけさんはなんと4週連続で書いてくださっている。すごく嬉しい。
-ああ、そうか、自分以外の人が決めたリズムをほとんど無視しているから、今、気持ちがいいのかもしれない。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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