9月17日(火)

 朝は8時半ごろ起床。昨日の夜、3時まで起きていたからそれほど眠れていないけど、クタクタという感じでもない。

 リビングに行くと、昨日一旦JJFでお別れしたしょうた君と、先日WJDで徳島に来た時に会っただいきちさんがいた。今日は一緒に行動する。だいきちさんが車を運転してくれる。まずは近所のうどん屋に行く。僕は山かけうどんを食べる。みんなうどんを食べていたけど、ボウは梅と昆布のおにぎりを食べていた。ヴィーガンだからね。天ぷらがとても美味しかった。うどん屋を出て、鳴門の渦潮を見に行く。……と言っても、渦はそんなに巻いていなかった。しかし橋の上から見る海流は迫力がある。アルットゥ、スティナ、ボウもみんな面白がっていた。アルットゥは何度も「キレイだな」と嬉しそうにしていた。スティナは、真下が見えるガラスの上で逆立ちをしていた。

 渦潮を見学し終わり、車まで歩くだけでも、日差しがとても暑い。休憩で自販機を見かけるたびに冷たい飲み物を買う。

 鳴門海峡を離れ、今度はコケがびっしり生えたたくさんの岩が見られることで有名な山犬嶽へ。グネグネと曲がる山道をひたすら車で登っていく。登山口に近いところで、刈り取った稲を干しているお爺さんがいた。他にも、棚田の稲を刈り取ったところにたくさんの稲穂が吊るして干されていて、その直線的な形が、遠くの山々の稜線の柔らかさと対照的な風景を生み出していて、とても美しかった。苔がキレイに見えるところまでは、登山口から30分ほど歩いた。ボウはポイを取り出して、3つを投げながら歩いていた。アルットゥは大吾さんのゆりだまで遊びながら歩く。スッと風景が変わって、緑色の苔が一面に広がっている。陰になっているところは深い緑色に見えて、陽がしっかりと当たっているところは鮮やかな緑色になる。その中で写真を撮ったり動画を撮ったりする。

 そのあとは家に帰り、軽くご飯を食べて、ジャグリングサークルサークルシアオの練習にお邪魔する。ちょうどいい人数とちょうどいいスペース。何回か徳島に来てはいるんだけど、シアオの練習に参加するのは初めて。気負いがなくていい空間である。

 それから家に帰ってきて、みんなで徒歩3分のところにある銭湯に行く。閉店間際で、ほとんど貸切だった。アルットゥ、ボウはジェットバスを楽しんでいる。

 銭湯から帰ってきて、ビールを飲みながら日本人と話したり、アルットゥの新作ビデオを見たりした。ラジオを録って、今日記を書いている。

 今日は感覚の変化があった。ジャグリングをこう楽しめばいいんだ、という新しい感覚。JJFの期間中に、紙皿と丸めた紙くずで遊んでいたんだけど、それがヒント。まず自分のための気持ちのいい発見、ということが先立っているべきなのだ。あの、即興でジャグリングっぽい器用な動きを開発した時の興奮をそのまんま、ジャグリングに持ち込めばずっと楽しいじゃん、と思ったのである。ま、ジャグリングって、遊びだからね。