9月15日(日)

 昨日の夜は3時まで起きて仕事を片付けていた。朝は7時半に起床したが、そこまで疲れてもいない。まだまだ行けそう。JJF2日目。今日はいつも通りカフェに寄る時間がないので、ドーナツとセブンコーヒーを買っていく。途中、まゆこちゃんに会う。JJFの時だけ会う人というのがいるのであるが、彼女はその一人である。少し一緒に歩いて、9時に会場到着。

 まずはjugmapのキックオフミーティングに行く。初期メンバー、とてもいい布陣だ。しばたくんもあの歳でしっかりしていて、ボケ方もクールで面白い。階段のところで集合写真撮影。内閣の発足発表みたいである。

 それからアルットゥ・スティナのための入場パスを受け取って、劇場の裏に入る。今日のメインは、ゲストステージでの通訳仕事だ。

 直前の変更はいくつかあったんだけど、スタッフの方々がさらさらとこなしてくれて、リハーサルは無事に終わる。裏方がみんな優しく、テキパキ仕事をしてくれるのでゲストの二人も助かっていた。

 待っている間、スティナはチクチクと自分のバッグやアルットゥのズボンを直していた。三人で昨日のチャンピオンシップの感想を話す。競技的なジャグリングに触れるのが初めてで、面白かったようだ。衣装の話にもなる。昨日、出場者の3分の2くらいが全身黒だったねえ、というポイントから、衣装も審査対象になるのか、あれはどうだ、これはどうだと結構白熱した。

 適宜、休憩時間にときどきメインホールに戻る。PONTEブースの様子も確認する。今日は僕が全然ブースにいられないのもわかっていたので、redさんにお店番を頼んでいた。優しく丁寧に接客してくれたので(見てないんだけどそうだろうとわかる)また、たくさんものが売れていた。嬉しい嬉しい。ありがたい。

 数時間しか会場にいなかったが、楽しかった。金井ケイスケさんとその家族にも会えた。何年も前に松本に行った時に会った娘のみのっちさんにも会った。すっかり成長していた。

 行ったり来たりしながら、迎えたゲストステージ本番。深河あきら、フラトレスと続き、あっという間に最後の演目がアルットゥとOLO。

 やっぱりアルットゥはシーンを作るのがとても上手い。身体とリングをどういう位置関係に置いたときに綺麗に見えるのか、その研究をしっかりしている。あらゆる場面で、今自分が取り扱っているものをどう空間に置くと一番気持ちいいのか、ということに常に気を配っているのだろう。あるいは自然にそういうことができるんだろう。彼が見せるジャグリングは、リングのサイズを特注している、というところから始まっているのだ。OLOカンパニーは、アルットゥとスティナの気負いのないオーラが舞台の上に柔らかい気分を出していて、木の板、グラス、二人の人間、という舞台上の存在がすべて調和していた。

 舞台も終わり、よし、なんか打ち上げをしよう、と言って外に出る。昨日から知り合ったなん君も一緒に、とりあえずホテルまで。荷物を置き、軽くシャワーを浴びて近くの居酒屋へ。途中から舞台の仕事を終えた小野口君、やましーくん、たかたさんも合流。ちょうどいい人数で、楽しく飲む。アルットゥ、スティナも、初めての日本酒、梅酒、焼酎を飲みながらみんなと話してゲラゲラ笑っていた。ガリガリ君サワーがあったので、ガリガリ君は日本の代表的アイス、文化的象徴である、という話をした。店を出たらライトアップされた姫路城まで歩くことにする。途中で、アルジェ君やみなみくん、安x君などのグループとも偶然会う。アルジェ君はこちらに合流。コンビニでガリガリ君を買って一緒に食べていた。

 意外にも、夜になっても姫路城のゲートは開いていた。中に入り、石垣に座って、城を前にしばししゃべる。12時ちょうどになったところで照明がオフ。お開きってことかな、と納得して、みんなでまた歩いてホテルまで帰った。

 ああ楽しかった。スティナもアルットゥも「とってもいい夜だった」と嬉しそうにしていた。