2025年5月1日

 3ボールで遊んでいる。遊ぶってどういうことか。それは、単純な技、それほど失敗しない技をなるべく綺麗にやるということである。これが一番楽しい。遊びってこういうことだろうと思う。できないことばかりやっているとつまらない。今できることを反復したい。その時に、少しだけ、背伸びをする。それで、本当に、ちょっとずつちょっとずつ、できることの質が上がっていく、というような、その遊びをやりたい。今だと、ボールを一個投げてくるっと身体を一回転させる、ジャグリングの用語で言えば、「3ボール1UPピルエット」をやっている。体の一回転の部分をもっと綺麗にしたい。20年近くもジャグリングしているから、流石に3ボールだけやってるんじゃレベル低いんじゃないか、みたいなことを思うことがなんか間違ってるな、と思った。もっと客観的に、自分ができることを把握したい。真面目に遊ぶのだ。基礎力がどう、とかそういうことではなくて、どこまでが今の自分にとって気持ちいいのか、ということだ。そういうことって、外から見ても現れるものだろうと思う。日々の仕事に手慣れた職人が出すような雰囲気を出すジャグラーでいたい。

PONTEの編集長です。 無印良品とことばとエスプレッソが好きです。 ジャグリングは、2006年にはじめました。