3月4日(月)

 5年ほど前から時々訪れてパフォーマンスしている、川崎市の某小学校の学童に行った。おそらくここでやるのは今日で最後。昼すぎからの出演だったので、出発する前に家で音楽を流して予習する。外でやればいいんだが、なんとなく出るのが億劫で家でやる。猫が逃げる。

 川崎駅でみっちー君とてっちゃんと待ち合わせする。みっちーの主催するPower in da Performance 通称PIPという団体は、今年で10周年。僕はその成立よりもさらに前からみっちーと関わっている。同じ大学の出身で、東日本大震災の後に行っていたチャリティイベントに参加したのだ。それから、10年以上が経過するということだ。みっちーがPIPを結成したのは大学を卒業したタイミングだから、僕らが大学を卒業してから10年が経つ計算だ。

 川崎駅から車で15分ほど走ると目的の小学校に着く。ここには何度来たか。10回は来ている。でも最後の方は僕が1人で来ていたので、3人で集まるのは久しぶりである。

 来るときの車内で打ち合わせをして内容を決める。どうなるかわからないから色々考えていったけど、もっと適当でも良かった。

 その場でただ有機的に反応する存在になる、というのをもっと探っていきたい。用意したものをそのまま見せるパフォーマー、とは違う存在になりたい。パフォーマンスというものを、「人と会う」ということであると解釈して生きる、というわけだ。

 とにかく、その場でアドリブで箒持ってきてバランス取ったり、ボール投げてもらったり、ギャグやったり、ベタだけど盛り上がった。

帰り、すごくお腹が空いていたというわけでもないのだが、なんとなく所在ない感じがして、すぐに帰る気にならず、駅でラーメンを食べた。美味しかった。■