1月31日(水)

 朝6時半に起床。顔を洗い、着替えて、ジャグリング道具だけを持って公園に出かける。昨日見た『PERFECT DAYS』の影響をもろに受けてる。ちょっと恥ずかしいけど、いいんです。あの映画を見たら、50%の鑑賞者は、あんな規則正しい生活に憧れるだろう。そして10%の人が実際にそういう生活にしてみようと心掛けるだろう。1%は1ヶ月後もそんな生活をしているだろう。1年後には0.1%がまだ続けているだろう。そして10年後にもこの映画の影響でまだ規則正しく生活できているのは……0.001%かな。根拠はないけど。僕は1%の人くらいにはなりたい。

 家の一番近くの公園は、道路に面しているから通勤や通学の人々が中を通ったりして騒がしい。だから、いつもは行かないもう一個の公園の方へ行く。砂利が敷かれている公園だからジャグリングにはあんまり向いていないと思っていた。でも道具を落としてもあまり汚れず、意外に大丈夫だ。今日から、「心地よいジャグリング」ということを実践的に、ジャグリングをしながら考えていこうと思っている。一個のボールから始めて、自分が失敗しない範囲のジャグリングを、少しずつ、少しずつ広げていく。同時に、それを書いて表現する方も進めている。なのでジャグリングが終わって家に帰って、しばらく机で書き物をした。僕が毛布を半分に折っておいたベッドで、猫が気持ちよさそうに寝ている。

 書き物が終わったら、昨日ヤフオクで落とした『デモナータ』全十巻が届いたので早速読み始める。面白い。2時間で一気に一冊目を読んでしまう。昼はいつものキムチチゲ作って食べる。絵ハガキを書いたり、書いた文章をさらにまた別のノートに清書したりしていたらもう3時。図書館へ。

 図書館はいいね。今日は野間秀樹さんの『ハングルの誕生』と『ドイツ語「関口文法」へのいざない 関口存男の言葉』を借りる。野間さんは、とにかくここ最近韓国語に関する著者としてはとても信頼している人。そして、関口さん、いいな。学生の頃から著作に触れていたが、今読むと、「意味形態からの言葉へのアプローチ」という考え方が、英語を教える際にも役に立つ。そして、自分の韓国語の学習にも十分応用できそうだ。
 関口さんの著作は、どのページを開いても小粋さと叡智に満ち満ちている。
 雷神でカツカレー食べて、おっちゃんに「ひげ似合うねえ」と言われる。もう少し仕事したかったから、市役所の中のスタバに移動。友人Mがいる。明るい緑色の服を見ると、なんだかこっちの元気が出る。本人は「締め切りが…」と必死で頑張っているけど。

 ノートにもパソコンにも、たくさんの文章を書いた。これでいいのだ、これでいいのだ。こうでなけりゃあ。■