2017年1月21日、仙台で大橋昂汰監督集団製作&ソロの公演。/Juggling performance directed by Kouta Ohashi in Sendai, 21st Jan. 2017

ホゴノエキスポ2017開催情報

日時:2017年1月21日(土) 11:30AM〜19:00PM

場所:エルパーク仙台 (JR仙台駅からも歩けます。勾当台公園駅近く。)

ホゴノエキスポ2017公式Facebook ページ: https://www.facebook.com/events/361904634189648/

【English Summary】Kouta Ohashi directs a juggling showcase to be revealed in HOGONO EXPO in Sendai, on 21st, Jan. 2017. This is the first time for him to choreograph a group jugglers including adults, and there will be also a solo performance by the director himself. HOGONO EXPO is an juggling event opened for local people and attracts some number of people from outside Sendai, run by HogonoProffice, and is supported by NISSAN president found.

たたずまい、身体の挙動、それに合わせて踊るようなボールの動き。

全てが美しく統合されているのが持ち味のジャグラー、大橋昂汰。

彼の監督のもと、仙台のジャグラーたちが来年1月に集団公演を行う。

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大橋昂汰KOTA OHASHI photo by Misaki Fukuda 2016年12月現在21歳。長崎の五島列島生まれ。卓越した技術を用いて視覚的な美を追求するスタイルは、他の追随を許さない。ジャグリング&音楽団体「ながめくらしつ」での出演やビデオ作品における発表を通して、世界的に人気を博している。毎年ルーク・バラージが主催する「世界のジャグラーTOP40」でも選出の常連。現在は高校を卒業し、仕事をする傍ら児童館の子供達と一緒にジャグリング活動をしている。

大橋さんはいま、故郷の長崎でジャグリングをしている。

子供達とジャグリングを練習し、時に集団創作なども行ってきた。

そんな彼が、来年1月21日に仙台で発表されるジャグリング公演の監督をしている。

11月15、16日にかけて仙台で稽古が行われたので、公演主宰のホゴノプロフィスからお誘いをいただき、取材に行った。

ホゴノプロフィスの本郷仁一さん、結城敬介さんにまずはお話を伺った。

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結城敬介|KEISUKE YUKI(写真左)ホゴノプロフィス所属、プロパフォーマー。仙台在住。JJFの審査員を務めること多数。ボール、クラブ、リング、ディアボロ、なんでもそつなくこなすマルチなジャグラー。2003年、当時は珍しかった5クラブの演技をJJFチャンピオンシップで披露し2位獲得。日本で最初に3つのディアボロを回したうちの一人でもある。

本郷仁一|MASAKAZU HONGO(写真右)ホゴノプロフィス代表。仙台在住。かの中村名人のヨーヨーを見て衝撃を受け、ヨーヨーを始める。その後ディアボロにも出会い、そこからジャグリングの世界へ。現在「ホゴムラ名人」という名でパフォーマーとしても活躍中。2003年にJJF in 仙台を率いた。2012年からは日本ジャグリング協会の理事長を務めている。

—ホゴノプロフィスとは?

本郷 「アートやパフォーマンスで楽しい町づくりをする」市民活動団体です。1998年から仙台を拠点に活動しています。ジャグリング活動はその一環。毎年1月に行っているジャグリングのイベントが、ホゴノエキスポです。入場料などはなく、一般にも開放しています(2016年の様子はこちら)。今回、日産プレジデント基金というプログラムの資金支援も受けたことから、長崎にいる大橋さんを呼んで公演をする運びになりました。ジャグラーの選定をしたのは、ホゴノプロフィスの結城敬介です。

—なぜ大橋さんを選んだのですか?

結城 もともと毎年のホゴノエキスポのゲストには、各地から自分が面白いと思うパフォーマーを選んでいました。しかし今回は若手をあえて選んでみよう、と思いまして。彼はソロも面白いし、それ以外にも、集団に対する振り付けの経験もありましたしね。

—稽古はいつから?

結城 6月から出演者を集め始めて、8月には稽古を開始。ただ長崎から来てもらえる回数も限られているので、仙台のジャグラーは、大橋さんがいない間に構成を考えて、それをインターネット経由で見せてフィードバックをもらいつつ、直接来てもらえる機会にみっちり一緒に創作をする、というふうにやっています。

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参加者は、小学生から大学生パフォーマー、家庭を持った大人まで様々。

大橋さん滞在中の2日にわたる稽古は、朝から夜までの長丁場。とはいえ、ストイックな雰囲気ではなく、スローテンポな曲を流しながらの、なごやかなものだった。

楽曲は、地域で活躍される音楽家、南部大地さんによるもの。今回の演目に合わせて作ってもらったオリジナルの曲だという。大橋さんの出す動きは、どれもほのぼのとした曲に見事にマッチしていた。

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大橋さんが振り付けをすると、不思議と演者も「てらいのない」動きになっていくのがとても面白い。出演者の技量にもよるとは思われるが、演技のようなパートもわざとらしくなく、微笑ましい。

また、公開まで内容は秘密のためここには書けないが、舞台装置を目一杯使った楽しい仕掛けも用意している。道具がぽんぽんと軽快に飛ぶジャグリングの特徴を一風変わった形で面白い視覚効果にしており、見ていて心地がよかった。

今まで子供たちの振り付けは何度も経験してきた大橋さんは「子供たちと違って大人は意見を付け加えてくれたり、動きを一緒に考えてくれたりするのでその点は面白いです。反面、自分一人の意見だけではすっと通らない場面もあり、それは難しいところでもありますね」とのこと。

集団製作の楽しさは?という質問には、「僕自身が視覚的に面白いものが好きなので、自分で作るときもそれを意識して作るが、一人ではできないこともたくさんある。人数がいて初めて実現できるものが作れるのはやっぱり楽しい」と話した。

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ホゴノエキスポでは、集団作品だけではなく、大橋昂汰によるソロ作品も上演予定。

道具があれば一人でもできるジャグリング。

えてして個人単位の小さな活動になってしまいがちである。

演技を作るにしても、やりたいことを、「自分自身が」実現できるように努力する、という場合が大半だ。それもあってか、ジャグリングでは、「人に振り付ける」という考え方はまだまだ少ない。演出のできる腕のいいジャグラーが、やる気を持った人たちを動かして一つの作品を作ってゆく作業を見るのは新鮮で、温かみのあるものでした。

来年1月21日、仙台のホゴノエキスポ、どんなものが出来上がるのか非常に楽しみです。

イベント詳細は記事末のリンクより。

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公式予告編


text&photos by NAOYA AOKI

 

ホゴノエキスポ2017開催情報

日時:2017年1月21日(土) 11:30AM〜19:00PM

場所:エルパーク仙台(JR仙台駅からも歩けます。勾当台公園駅近く。)

ホゴノエキスポ2017公式Facebook ページ: https://www.facebook.com/events/361904634189648/

 

関連リンク

  • ホゴノプロフィス(HP/Twitter @hogonopro)
  • 大橋昂汰(YouTube

2017年1月11日 開催場所など追記

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