(ガラショーに出演した筆者の様子 photo by John Fisher)


第5便 (2018/10) Melbourne Juggling Convention 2018 レビュー

Melbourne Juggling Convention 2018 レビュー

2018年9月28日~10月1日にオーストラリア第2の都市メルボルンにて開催されたMelbourne Juggling Convention 2018(以下MJC)に参加してきたので、レビューさせて頂きます。

今回は、メルボルンに10日間と長めの滞在をしました。

その理由は、Melbourne Fringe Festivalというサーカスイベントの時期で、MJC以外にも複数のショーやイベントが同じ週に開催されていたからです。

多くのMJC参加者も参加していたので、それらをまとめて紹介していきたいと思います。

 

メルボルンについて

(メルボルン市内で見つけたウォールアート)

私自身、今回で2度目のメルボルン滞在でした。

前回はSpinfestに参加した際に訪れたのですが、会場が山の中で観光が出来なかった為、実質今回が初めてのメルボルン滞在になりました。

オーストラリアは日本とは季節が逆の為、9月下旬は春のはずですが、まだまだ寒く、日中は暖かいものの日が沈むとかなり冷え込み、朝方は10度を下回るような気温でした。

私の住んでいるブリスベンは既に暖かくなってきていたので、同じオーストラリアでも地域によって季節の差があることを感じました。

メルボルンはアートが盛んな都市で、街のいたる所に絵が描かれていたり、彫刻や銅像が立ち並んでいます。

サーカス学校や劇場も沢山あり、サーカスイベントの告知ポスターもあちこちで見かけました。

 

JuggLife単独ライブ

 

(JuggLife公演後に出演者のByron(右から2番目)と記念写真)

9月23日(日)と25日(火)の2回、メルボルンのジャグラーByron HuttonとRichard SullivanのコンビJuggLifeの単独ライブが開催されました。

最近までRichardがストックホルムのサーカス学校に行っていた為、代わりにJoe FisherがByronの相方をしていたそうです。

ショーは約1時間で、小さな劇場で行われました。

観客との一体感も強く、彼らの得意とするリングのナンバーズパッシングや、クラブのシンクロシークエンスを間近で見ることが出来ました。

Byronはこの他にソロライブBit by Bitを同時開催していました。

私は都合が合わず見れなかったのですが、MJC参加者の多くが両方のショーを観に行っていたそうです。

 

IJA Regional Competition

(IJA会場の看板)

MJC前日に、 IJA主催の大会がメルボルン市内にある劇場にて開催されました。

出場者は全部で5人。昨年はエントリーが多く事前審査もあったそうですが、今年は応募が少なく応募者全員が出場となったようです。

メルボルンのサーカスアーティストSimon Wrightによる、老婆になりきったMC(彼の定番ネタ)によって進行されました。

クリームを塗ったマフィンが観客席の上を飛んで行ったりして、大会であるにも関わらず観客の笑いが絶えることがありませんでした。

審査は昨年のチャンピオンJoe Fisher、MJCゲストのEmil Dahlら数名によって行われていました。

優勝はコンテンポラリーなディアボロ演技を披露したJordan Twartzでした。

身体の使い方がとても美しく、ディアボロを斜め45°に傾け地面を転がす技が印象的でした。

 

PHAT CAB CLUB

9月28日(金)と29日(土)の2回、Joe Fisherと姉のAnna Fisherが監督を務めたサーカスショーPHAT CAB CLUBが開催されました。

最近注目のジャグラーJoeが手がけているだけあって、会場には沢山のジャグラーが見に来ていました。

ショーは前半、後半に分かれて1時間半程度。

チケット代が安いと感じるくらい充実した内容でした。

様々なジャンルのサーカスアーティストが出演していたのですが、中でも自分が印象的だったのはアクロバットの二人組で、寝ている相方の体の上で飛び跳ねたり、バック転をするといったスリリングなショーでした。

前半はAnnaのフープアクト、後半はJoeのクラブアクトが会場を沸かせていました。

たまたま私の隣の席にJoeのお父さんが座っていて、子供の活躍をとても嬉しそうに写真を撮っていました。

 

JuggleLabの練習会

(JuggleLab練習会の様子)

毎週水曜日の夜7時~9時はBlue Circus Studioというサーカスジムでジャグリングの練習会が開催されています。

一人5ドルで参加出来ました。

練習場は少し狭いですが、MJC前ということで沢山のジャグラーが来ていました。

後半はずっとコンバットで盛り上がっていました。

 

MJC会場

(MJC会場の様子)

会場となるCircus OZはサーカス学校で、普段は沢山の生徒がいるようでした。

会場は少し狭めでしたが、合計約150人の参加があったそうです。

オーストラリア国外からも沢山のジャグラーが集まってきていました。

たまたまコロンビアからメルボルンに遊びに来ていたというジャグラーや、他のサーカスイベントでイギリスからメルボルンに来ていたジャグラーも参加していました。

道具のジャンルはクラブかボールが多く、シガーボックスやデビルスティックは一人も見かけませんでした。

会場の壁にワークショップ用のホワイトボードが貼ってあり、参加者が自由に開催・参加することが出来ました。

ゲストのEmil Dahlによるリングのワークショップはとても人気だったようですが、午前中の開催で私は寝過ごしてしまいました。

他にもクラブパッシングのワークショップや、バスカーによるバスキングワークショップなどがありました。

物販は2日目だけありましたが、ディアボロとデビルスティックが少し販売されているだけでした。

 

MJCガラショー Sirkus Circus

(ガラショーに出演した筆者の様子 photo by John Fisher)

 

(ガラショー出演者の写真 photo by Julian Orbach)

MJC1日目の夜に、会場隣のサーカステントの中でSirkus Circusという名目のガラショーが行われました。

MJC参加だけではなく、一般の方もチケットを買って見ることが出来ました。

出演者は全部で8組。

ニュージーランドのジャグラーDeggeとZane兄弟によるMCで進行されていきました。

私もトップバッターとしてショーに出演させて頂きました。

ラストはゲストのEmil Dahlのリングアクト。

EJCでも同じアクトを見たのですが、今回は舞台袖から見ていました。

技が決まるたびにオーディエンスが盛り上がっているのが良く見え、ライトが照らされているEmilは神聖な生き物のようでした。

 

MJCレネゲードショー

(レネゲードショーにてけん玉を披露している日本人トリオ 左から筆者、Lisa、Kozo photo by Julian Orbach)

MJC3日目の夜にレネゲードショーが開催されました。

オーストラリアのジャグラー界隈ではおなじみCiaraさんのMCのインパクトが強すぎて、実質半分くらい彼女のショーだったと思います。

逆立ちして観客にリングを投げて足に掛けさせたり、風船ガムを2重に膨らませたり、よくそんなにネタをもっているなと感心しました。

レネゲードショーですが仮装は必要が無く、参加したい人はステージ横の椅子に座って順番を待つスタイルでした。

私はニュージーランド在住の日本人ジャグラーのKozoとLisaと3人でけん玉を披露してきました。

そういえば、2月に開催されたNew Zealand Juggling and Circus Festivalのレネゲードショーでけん玉の止め剣を披露して以来、ニュージーランドと一部オーストラリアのジャグラーから私は「スパイク」と呼ばれています。

今回のステージでも空前のスパイクコールが沸き起こり、とても盛り上がって頂けました。

 

メルボルンでバスキング

(メルボルンでバスキングをしている筆者 photo by Kozo Komatsubara)

メルボルン滞在期間中の空いている日に、バスキングにも挑戦してきました。

メルボルンはオーデイション制度のブリスベンとは違い、安全講習会に参加し10ドルを支払えば3か月有効なバスキングライセンスを貰うことが出来ます。

サークルアクトを行える場所は少ないのですが、常駐スタイルのバスキングが可能な場所はかなり多く、またアンプも使用可能なため町中のいたるところでギターを演奏している人がいました。

残念ながら天候に恵まれる日が少なく、思ったようにバスキングが出来なかったのですが、数回ショーを行うことが出来ました。

また、他のバスカー達のショーを沢山見ることが出来て、とても良い刺激になりました。

 

まとめ

(泊めてもらったシェアハウスの庭。練習し放題)

今回はメルボルンで複数のジャグリングイベントに参加できた為、とても充実した滞在ができました。

他の参加者たちも複数のイベントに参加していたようで、全てをひっくるめてのMJCだったと思います。

サーカスという括りで見るともっと沢山のイベントがあったようなので、メルボルンという街はアートで溢れていると思いました。

また、滞在期間中はSpinFestで知り合ったポイスピナー達のシェアハウスに泊めてもらっていました。

彼らは別のFlowアートのイベントに参加していてあまり会えなかったのですが、何でもシェアハウスに住んでいる8人全員がジャグラー、Flowアーティストで、家中にポイやスタッフが落ちていました。

庭も広く自作のサーカス器具があって練習し放題で、とても快適な滞在が出来ました。

お世話になったメルボルンのジャグラーの皆さんありがとうございました。

もう少し暖かい時期になったらまたメルボルンに遊びに来たいなあ。

 

(MJC終了後は皆でアイスを食べるのが恒例らしい。Emilもこの表情。翌日JJF出演のため日本へ旅立ちました)

芹川さんご自身のブログはこちら。



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