週刊PONTE vol.71 2020/03/23

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.71 2020/03/23
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第62回「モヤモヤの正体」
・Fuji…フジづくり 第71回「綺麗に、長く、遊ぶために」
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第62回「モヤモヤの正体」
4月に行く予定だったオーストラリアのコンベンションがキャンセルされました。
不安が多い状況で行くのも嫌だとは思っていたので、よかったといえばよかった。
いろいろなことが不安定になってきていますね。
なんだか、このまま、少し今までとは違った時代に突入するような気もする。
「オンラインでのジャグリングコンベンション」みたいなものも開かれている。
僕はあんまり気が乗らずに参加しなかったのだけど、みんな、楽しくやっていたみたいです。
各自が練習している様子を生中継していたのかな?
それとは別で、僕個人に、シンガポールの、いつもお世話になっているスィンお姉さんから、「オンラインのお茶会をやるから参加しない?」というお誘いが来た。
本当は、人とは、実際に会って、ちょっとした動作、ちょっとした表情、目線、天気の感じ、風の感じ、においなんていうものすべてを感じながら、いわば生(なま)の一次情報をその場で共有しながら居合わせることが一番だと思っているから、これもあまり乗り気ではなかったけど、少し考えて、参加してみることにしました。
まあ、暇だしね。
最近読んで面白かった、『モヤモヤの正体』という本を書かれた尹雄大(ユン・ウンデ)さんという方が、ツイッターで、「通学や通勤こそが、私たちに分断をもたらしていたのではないか?と薄々感じ始めた人もそれなりにいるのでは。」(2020年3月17日 午後4:54)と書いていて、なるほどなぁ、と思いました。
人の行き来が多くなればなるほど、その手段が増えれば増えるほど、近場の人と生の一次情報を直接共有できる頻度が減っていっているな、と思います。
目の前に相手がいる状態って「言葉で考えられる損得」を計算する余裕が少ないんですよね。
だから、遠くにいたら差し出さないであろう手を差し出す気持ちが芽生えたり、少し面倒なことも、できたりする。
物理的に近くに暮らす人と会わない、ということは、面倒なことはしなくて済むかもしれない一方で、だんだん、能率で人付気合を考える場面が多くなっていくような気がします。
自分でも思ってもみなかったことを発見する、という意味では、近場の人と交流する機会が多い方がいいだろうと思います。
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☆勝手にPM juggling の記事を紹介するコーナー☆
[Weekly PM]#5:媒体と中身と
https://pmjuggling.com/8607/
毎週月曜日に書いている、ということなので、前週の内容を紹介することになっていますが、まぁいいでしょう。
何かを次の人にpass onしたい、というのは、僕も常々思っていたりします。まあ僕ももうお父さんになっていてもおかしくないような歳ですしね。だし、自分1人で作り出せる幸せの種類、というものも、だいたいここまでの人生で出し尽くした感じがあるので、まぁ、人と関わる形の1つとして、何かを伝える、ということをしたいと思います。
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第71回「綺麗に、長く、遊ぶために」
先週のメルマガで、やっと長期にわたって着手していたボードゲームのリメイク版をお披露目できました。あの後、何度かボードゲームをする機会があったのですが、他のものを遊んで最後に残しておこうとすると、時間切れで出来ないという結果になりやすく、まだ完成品で遊べていません。
なにより、最近はずっとこの製作に取り組んでいたので、燃え尽きたように今はものづくり休息中です。何かきっかけがあれば、すぐにでもつくり始めるんですけど。
強いていえば、コンポーネント用の収納パックに空気穴を開けたり、ボードゲームに付属するカード用の大きさにスリーブをカットしているくらいの作業です。
こういうゲームって人によって扱い方も様々で、遊べればいいという人は特にスリーブや収納に気を遣わないと思いますが、自分の場合はなるべく綺麗に長く遊びたいので、その辺りの準備を済ませてから遊んでいます。中古で買ったものに関しては、綺麗なものを除いて普通に遊びますが、新品で買った物とかは丁寧に保護します。
最近では、机の上に敷いてその上で遊ぶためのプレイマットも気になっていたので調べてみたら、100均のフェルトで代用している記事を見つけました。早速、黒色のフェルトを買ってみると70×60cmでわりと大きく、実際につかってみても、あるのとないのとではだいぶ違いました。
まず、カードが机に引っ付かずにすぐ取れるのと、ダイスもトレーをつかわずに振っても音がうるさくありません。さらに机に直付けすることで付くコンポーネントへの細かなスレや汚れを防止することができます。また、ほとんどのゲームは明るい色をしているので、マットが黒いと視認性が高く、より没入できて楽しめるということです。折りたたんでコンパクトに持ち運べるので、様々な面でストレスフリーに貢献してくれていると思います!
初めて知り合いが主催してくれたボードゲーム会に参加した際に、周りの人がみんなマットを用意しているのを見て、「ガチ勢はすごいなぁ、そこまでする?」と思ってしまいました。しかし、今となってその理由がわかりました。
ということは、自分もその領域に踏み込んでしまったということですね…(笑)
by Fuji
Juggle Pack
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PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
https://pmjuggling.com/product/otomodamaset/
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◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-イタリアが、ヨーロッパの中では、新型コロナウイルスの影響を特に受けています。というか、こういうことを書いていて、そういえば俺って一年弱イタリアに住んでたんだよな、とようやく思い出す。そう、イタリアに住んでいたことがあるんです。もうずいぶん昔のことになりました。ざっと10年前です。でもそれを当然のように受け入れて、「まぁ歳なんてすぐとりますね」と自分が28年半生きてきた存在であることをそのまま受け取るのが、かっこよく年をとるコツなんじゃないかとか勝手に思ってます。いちいち自分の歳に驚くのをやめるっていうか。まぁ、28年半分以上年をとったことがないので、どう振る舞うのが一番かは全然わからないですね。とか駄文を書いてるうちにも刻々と自分の寿命を使ってるよ。
-あと、「もう30歳」とかも言わない方がいいんじゃないでしょうか。結局、ただの10進法における節目だし。…まぁ、でも、そういうのも、1つの社会のレイヤーとして、大事なんだろうな。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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