週刊PONTE vol.29 2019/06/03

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.29 2019/06/03
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週刊PONTEは、「書くジャグリングのメールマガジン」です。
人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…編集長、いま日本にいる?

・Fuji…フジづくり 第29回「どことなくアナログに懐かしさを感じる」

・きんまめ…27本目 「パス 韻 ザ マウス」(メルマガ第21回)

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆編集長、いま日本にいる?◆ 文・青木直哉

PONTEの編集長が、先週のジャグリーな出来事を振り返ります。

今週は、日本を訪ねてくれたお客さんのことを書く。
フランスから、エティエン・ショズィというジャグラーが来ている。
羽田空港まで迎えに行った。
一緒にジャグリングの練習会に行ったり、山歩きをしたり、ご飯を食べたりした。エティエンとはもう長く交流がある。ヨーロッパに行くたびに時々会っている。
今回彼は、日本に3週間滞在する予定だ。その間に、沖縄と北海道に一緒に行く予定である。このメールマガジンが出てしばらくする頃には、僕とエティエンは沖縄に行くために飛行場に向かっている。先週末に東京スカイツリーで開かれた「ラッドファクターフェスティバル」では、パフォーマンスやワークショップをした。大人気であった。
エティエンを見ていていいな、と思うのは、何かを予定通りやってやろう、とか思って気合が入っていないところである。だからこちらも気合を入れずに案内やなんかをしても、「いいよ、そんな感じで」と納得してくれるのである。

7年前に会った時はお互いなんというか、若かった。これから先、付き合いが長くなるなんて考えもしなかった。
同時に、今外国の人だろうがなんだろうが、人とこうして仲良くなれる自分、というのにも、驚いている。
いや、というより、随分僕も変わったなぁ、と思うのである。月並みなようですけれども、年をとるというのは、変なことである。
自分が年をとった、なんて全然感じないのに、少し考えてみると、ああ、確かに、年をとっているんだな、と感じるのである。
そして同じように、5年後とかにエティエンに会っても、(まあ、1年後にまた会ったりするかもしれないけど)実際には、「付き合いが長い」ということを、肌身に感じることって、ないような気もする。

というわけで、先週も、日本にいました。

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【その他お知らせ】

☆PONTEとEtienne ChauzyのコラボレーションTシャツができました。☆
Tシャツについて https://jugglingponte.com/blog/2019/05/27/etienne_ponte_tshirts/

☆PONTEはどこへ消えた?☆
PONTE君が世界中を旅する動画シリーズを始めました。まずは中国から。
https://youtu.be/sEioMQav8jk

☆PONTE君 スタンダード Tシャツ☆
これから訪れる夏にもってこいです。白シャツ党の皆様、いかがでしょう。今のところ各サイズ数枚ずつしかありません。
http://store.jugglingponte.com/items/2189103

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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第29回「どことなくアナログに懐かしさを感じる」

最初にお伝えしますが、今週は特別ものをつくったりしていません…。
というのも、毎週ジャグリングの練習で通っているYDCで半年に一度「へすてばる」というものがあり、有志で演者が集まって、仲間内や一般にパフォーマンスを披露する発表会のようなものが先日ありました。そして今回、自分ともう1人、ヨコハピの山本くんとでその「いいんちょ(委員長)」を務めなければいけなかったので、準備などでわりと忙しかったからです。

強いて言えば、本番前日に自分たちの演技でつかう垂れ幕を用意するのに、習字セットと半紙を部屋から探し出し、筆をつかって墨汁で書いて、小道具をつくったくらいです。書き初め用の半紙を買うのももったいなかったので、近くにあったボンドで半紙三枚をつなぎ合わせて代用しました。昔通っていた個人塾で毎年書き初めをしていたんですが、先生がそうやって半紙をつなぎ合わせて生徒に書かせていたのを思い出して、どことなく懐かしさを感じました。

あとは、当日配るプログラムもつくらなければいけなかったんですが、あいにくMacにWordが入っていない上に、プリンターがないというダブルパンチ…。しかたがなく不慣れなPagesをつかってはみたものの、結局手書きで書くことに。用紙には順位投票するための投票欄もつくらなければいけなかったんですが、集計作業をする際にA4サイズだと大きくて作業しにくいのと、観客が手に持ちやすいように、B5サイズで書くことにしました。ただ、今回のへすてばるは演者がいつもより多く、書く内容もそれなりにあったので、紙いっぱいに詰め詰めで書かなければいけないのが地味に大変で、そんな時間のかかる作業を、夜中にしていました。でも、何度も書き直したり、時間をかけて手書きでやっていた作業が、学生時代に生徒会でつくっていた会報や報告紙のようで、どことなく懐かしさを感じました。

デジタルのよさは、早く、綺麗で、簡単にできることだけど、手間や時間もかかって、見た目が不揃いでも、独特な趣や味わい深さがあるのがアナログのよさ。なんだかんだ、自分はそっちを好んでる気がする。

by Fuji

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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
28本目 「侵略 Milk Tea シャツ」(メルマガ第22回)

唐突に「書くジャグリングの雑誌:PONTE」が「旅とジャグリングの雑誌:PONTE」になった。「書く」が「旅と」になってしまったので、「ジャグリング」もせずに「書く」という一点にぶら下がっていた筆者としては、いよいよ土俵際まで追い詰められた感がある。
これが「お菓子とジャグリングの雑誌:PONTE」なら、むしろ強気、イケイケドンドンな感じでツッパリの連打だったのに。しかし、お菓子を押し過ぎて「噛むキシリトールのガム:LOTTE」とかになってしまうと、逆にガップリとまわしを取られて身動きできず、困難な立ち回りとなっただろう。
とりあえず「旅とジャグリングの雑誌︙PONTE」で助かった。まだ寄稿していてもよさそうだ。寄稿と紀行は似ていることだし。

さて、お菓子の話である。

とあるブログで見かけたのだが、台湾で販売しているコアラのマーチは、日本純正のコアラのマーチよりマズイらしい。マズイらしいので、先週実際に台湾に行って確かめてみた。げに「旅とジャグリングの雑誌」の鏡のような行動である。

帰国して早速2つのコアラを開封してみる。コアラのデザインは同じようなものの日本コアラの方が地黒。しかし割ってみると台湾コアラのほうがチョコの色が濃い。色も濃いし、香りも濃い。開封した袋に鼻を突っ込んでみると、ものすごいココアの香りが鼻孔で暴れるのだ。
ただ、いかんせん筆者の舌がバカなのか、味の違いはよくわからなかった。台湾コアラの方がマズイということもなく、しかしウマイということもなく、足を運んだ割に釣果はイマイチだった。

ただ、そんなバカ舌にとっても明らかにウマかったのは、絶賛大人気中のタピオカミルクティーである。今、日本の女子の主食は、ご飯でもパンでもなくタピオカだと言っても過言ではない。台湾でも、日本人観光客と思しき女性がタピっているのを幾度も見かけた。

ジャグラーの皆様も、女性人気を取り入れるために、そろそろタピオカカスケードとかに着手するべきではなかろうか。タピオカチョコレートファウンテンとか、デュアルタピオカスムージーとか、映えなバリエーションを増やせば、巷のJKからの人気もマジ卍でアゲ丸ダブルレッグオーバーになること間違いなしなのである。

当雑誌も「タピとジャグリングのオカ:PONTE」なんかに改名して、このブームを迎合していこう。もちろんPONTE君が飲むのは、コーヒーではなく甘いミルクティーに設定変更なのである。

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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。ここだけの話、タピオカがウマイというか液体部分がウマイことに気づいてしまい、最終的にタピオカ抜きのミルクティを飲んでいました。10元くらい安くなります。好きなジャグラーは特にいません。

◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-今週はエティエンと一緒にいる、ということが多くて、その分他のことに割く時間がなくなっていて、ちょっとキツキツでした。眠い眠い。
-台湾で飲むタピオカミルクティの中では、僕はタピオカミルク緑茶(ゼンズーナイリューという)が非常に好きです。それを、「サオタンサオビン(砂糖少なめ氷少なめ)」という風に注文するのがもう定番になっています。ゼンズーナイリューサオタンサオビン。
-ちなみに「へすてばる」には、エティエン君も出演しました。なんだか、随分ローカルな話題になってしまいますが。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

<END OF THIS ISSUE>

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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