週刊PONTE vol.28 2019/05/27

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.28 2019/05/27
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週刊PONTEは、「書くジャグリングのメールマガジン」です。
人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・「書くジャグリングの雑誌 :PONTE」は、「旅とジャグリングの雑誌:PONTE」になります。

・青木直哉…編集長、いま日本にいる?

・Fuji…フジづくり 第28回「ホルダー製作からのサンダル修復」

・きんまめ…27本目 「パス 韻 ザ マウス」(メルマガ第21回)

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆「書くジャグリングの雑誌 :PONTE」は、「旅とジャグリングの雑誌:PONTE」になります。◆ 文・青木直哉

お知らせです。

2014年からPONTE(ポンテ)は、「書くジャグリングの雑誌:PONTE」という名前で、雑誌刊行や記事の発表などを続けてきましたが、このたび2019年5月末より

「旅とジャグリングの雑誌:PONTE」

という名前で再スタートします。
PONTEは、編集長である青木直哉が、ジャグリングのことについて文章を書いて、発表する場所が欲しい、という想いで始めた雑誌でした。開始以来いろいろな人にお世話になり、迷惑もかけつつ、約5年間、紙の雑誌を発行したり、Web記事を書いたり、グッズを作ったりしてきました。
「書く」と銘打っていたのは、当時僕が「何かを『書いて』考えるというやり方」を突き詰めてみたかったからです。それを名前に入れることでずっと忘れないでいよう、と思っていました。
今でも、「書く」ことが大事な行為だ、という認識は変わりません。
しかしその過程で、どうしても「ジャグリングの今」を伝えるメディアのごとく期待をされているように感じてしまったり、また自分の方でも、そういう役割を演じようとしたこともありました。
もう一度、いったい何がやりたくてPONTEを始めたのか、またもっとさかのぼって、なぜ自分はジャグリングをしているのか、ということを考え直してみると、それはジャグリングによって僕は世界と繋がってきたからだ、そしてそのことをまずは「書いて」伝えたかったからだ、と気がつきました。

僕は、ジャグリングを通して、旅に出るきっかけができたり、素敵な人々に出会えたりすることが、すごく好きです。
そして、それを他の人と共有できるとき、とても嬉しい気分になります。
これからのPONTEは、「ジャグリングがきっかけとなって旅に出る」ことの喜びを、手をかえ品をかえ、明るく伝えていけるメディアであればいいな、と思います。
そこで、名前を変えて、そのことをわかりやすくして、再び出発することにしました。

「雑誌」という部分を取るべきかどうか、これも悩みました。
悩みましたが、やっぱり最後の最後に、残すことにしました。
なぜなら、やっぱり紙の媒体を時々は出そうぜ、という意気込みがまだあるからです。

というわけで、名前が新しくなったPONTEは、より「旅」にフォーカスを当てて、発信をしていきます。
今まで読んでくださってきた方々にとても感謝していますし、これからもどうか、よろしくお願いいたします。
…あっ、そうそう、旅先で出会った人たちのインタビューや、ジャグリング一般のお話も載せていきますから、「なーんだ、旅は興味ないや」という方も、よろしければ、時々のぞいてみてください。

それでは、再び、よろしくお願いいたします。Webサイトも、これからどんどん変えていきます。

2019年5月 横浜

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PONTEのサイトより転載。
https://jugglingponte.com/blog/2019/05/25/restart/
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◆編集長、いま日本にいる?◆ 文・青木直哉

PONTEの編集長が、先週のジャグリーな出来事を振り返ります。

月曜日、毎月恒例のジャグリング教室。
参加してくれるのは、僕が使っているコワーキングスペースの会員の皆さん。ほぼ全員がフリーランスで仕事をしている方々で、月曜日の13時に集まってくれる。新しい人もいて、合計8人だった。
教えるといっても、集まるなり各自が好きにジャグリングをしだすので、僕はそれに合わせて、アドバイスをしたり、適当に技を見せたり、一緒にゲームをしたりするだけ。きっちり教えないなら教えないで、よい。みんな、緊張しないでいられるので。

水曜日は、パフォーマンスをした。
PIP(Power In da Performance)という団体での出演。主に障害者施設や、高齢者施設を回ってパフォーマンスをしている団体で、僕も参加できるときには参加している。先週も、いつもパフォーマンスをしている都内某所の施設に行った。ここは通っていた大学の近くにあるので、毎月のように行くたび、懐かしい気分になる。あとはですね、何か人に見せるものがあるのっていいな、と思います。バク宙とか、身につけた甲斐あったな、といつも思います。

金曜日はまたいつもどおりPM Jugglingの仕事。
PONTEとPMで一緒にやっているプロジェクトのInstagramアカウントを作りました。ぜひ、フォローを。
https://www.instagram.com/tdkrjuggling/
世界中に、少しずつジャグリングを届けるプロジェクトです。
あおきと、Fuji君、そしてPMのだいごさんが繋がってできる共通の目標として、ひとまず掲げているプロジェクトです。僕としては、特にハッキリ大きな目標があるわけではなく、ただ実感として、「ジャグリングをしない人に、ジャグリング道具を渡すのは、すごく大きなものを渡しているような気がする」ということがあるので、その実践の記録がしたかった、といったところです。楽しいです。

先週の読書。
『フェルマーの最終定理』サイモン・シン(新潮文庫)
中学生ぐらいのころから存在は知っていましたが、読んだことがなかった本。
素人でもちゃんとわかるように難しい数学の話をまとめていて、エキサイティングでした。
ジャグリングに関する話も、なるべく平易に話したいものですね。

というわけで、先週も、日本にいました。

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【その他お知らせ】

☆PONTEとEtienne ChauzyのコラボレーションTシャツができました。☆
フランスが生んだディアボロ(とジャグリング全般)の天才、Etienne Chauzy(エティエン・ショズィ)によるデザインのTシャツです。今の所30枚くらいしか作っていないので、早い者勝ち。6月上旬出荷。

彼は東京ソラマチで6/1(土)2(日)に予定されているラッドファクターフェスティバルで、ゲストショーや、ワークショップを行うそうですよ。東京近郊にお住いの方は、彼と触れ合えるチャンス。ぜひぜひ。

Tシャツについて https://jugglingponte.com/blog/2019/05/27/etienne_ponte_tshirts/
ラッドファクターフェスティバル http://radfactor.net/?mode=f10

☆PONTEはどこへ消えた?☆
PONTE君が世界中を旅する動画シリーズを始めました。まずは中国から。
https://youtu.be/sEioMQav8jk

☆PONTE君 スタンダード Tシャツも再入荷☆
PONTE君が描かれた白いTシャツも再入荷!
これから訪れる夏にもってこいです。白シャツ党の皆様、いかがですか。各サイズ、数枚ずつ。ご注文はお早めに。
http://store.jugglingponte.com/items/2189103

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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第28回「ホルダー製作からのサンダル修復」

先週の原稿が「である」調であったことに対して、青木さんは心境の変化か!と編集後記で書かれていましたが、特にそんなことはございません。気まぐれです。(笑)

てな訳で、先日無事に特注のクリスタルボールホルダーを以前学校で一緒だった友人に渡すことができました!実際の仕様に関しては、要望通りのものになっていたようで喜んでもらえてなによりです。ただ、想定していたよりベルト穴が小さかったので、ベルトで調整してもらう感じになりました。申し訳ない…。

今後テーブルホッピングや大道芸で使ってくれるかもしれないらしいので、ぜひ観てみたいです!これを機に自分も挫折したマルチを再開してみようかな…(笑) 彼自身もいろいろと道具や映像などを手づくりして、パフォーマンスに組み込んだりしているので、ぜひ興味のある人は確認してみてください!

と同時に、職場の人からもよくこれ直せない?と声が掛かるんですが、今回もサンダルの修復を頼まれて直したりしていました。特に専門的な知識はないんですが、今までのものづくりの経験を活かせばわりと上手く直せるものですね。(笑) ちょうどレザークラフトで使っていた工具やボンドで修復できました!
あっ「G17」っていうボンド、少し手間かかりますが安いし、しっかり接着できるので良いですよ!では!

by Fuji

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・完成した特注クリスタルボールホルダー
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2019/05/holder_for_Maki.jpg

・今回、クリスタルボールホルダーの製作を依頼してくれたジャグラーのマキ
【 Juggler MAKi 】
HP) https://www.jugglermaki.com
Insta) https://www.instagram.com/macky_stand/

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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
27本目 「パス 韻 ザ マウス」(メルマガ第21回)

押すな押すなと言われると押したくなる衝動があり、結果落とされてしまった芸人は数知れない。見るな見るなと言われたのに見てしまった結果、鶴に逃げられたおじいさんも後を絶たない。立つ鳥は後を濁さない(関係ない)。

どうしてもみんな逆のことがしたくなる。シャボン玉を吹いている時は吸いたくなるし、ストローでジュースを飲む時にブクブクしたことがない子供は存在しないと断言しよう。吸えと言われたら吹きたくなるし、吹けと言われたら吸いたくなるのがこれ人情。吸ったら吐く、吐いたら吸う。それを繰り返して、我々人類は息てきたのである。

前回紹介した「コロンを吸う」という奇特な食べ方を知った今、では吹いたらどうなるのか?と興味が湧いてくるのも、したがって至極当然なのである。至極当然なので高校時代の筆者は、3階の教室の窓辺でコロンを吹いてみた。大方の予想通り水平投射されたクリームが眼下の茂みに消えていった。さながら甘い吹き矢。当時は、まぁそうだよな、と思うに過ぎなかったが、改めて考えるとコレって新しい食べ方のヒントなのではないか。

つまり、ただ吸うのではなく、コロンを上に向かって吹き、自由落下してきたクリームと殻を同時に食べるのである。なんともジャグリーな食べ方ではないか。もちろん、安定してきたらピルエット挟むべきである。クリームが飛び出る時のスポッという音と、スポッティングの言語的親和性も好ましい。

いや、ちょ、ちょっと待ってほしい。もしかして、セルフ1upコロンができる人同士が向かい合えば、相手に向けてクリーム砲発射で、つまりコロン・パスも可能なのでは!すごい!なんともこれは、まるで新大陸を見つけたかのような大発見ではないか!このコンパスが指し示す方向に、お菓子とジャグリングのめくるめく新たな世界が広がっているのだ!

などと興奮したが、相手のコロンから飛び出たクリームを口でキャッチするのは、いやはや、間接キスとはまた異なる、形容し難い抵抗を感じるのは私だけだろうか。別にそうは感じないと言う人はサイコ・パスのおそれがあるので、おでこにサロン・パスでも貼って、頭を冷やすとよい。

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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。「3階の教室の窓辺でコロンを吹いてみた」ってコロンをホルンに替えると途端に青春を感じますね。好きなジャグラーは特にいません。
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-「旅とジャグリング」という風に絞ったことで、またやりたいことが増えてきました。今回のエティエンとのコラボレーションも、旅の最中に出会った人々との繋がり、という意味では、「PONTE」らしくていいかな、と思っています。
-コロンって最近見ます? あんまり見ないような気がするんですが。見落としてるのかな。
-Fuji君は相変わらず順調にものを作っているようで感心します。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

<END OF THIS ISSUE>

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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