週刊PONTE vol.174 2022/03/14

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.174 2022/03/14
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・Juggling Airport …青木直哉
1.【IJA TRICKS OF THE MONTH BY EMMA HÖRNEL – eJuggle 記事紹介】
2.【過去に活躍した10人の著名な女性ジャグラーたち – eJuggle 記事紹介】
3.【アンソニー・ガットー、演技の変遷 – eJuggle 記事紹介】
4.【ジャグラーたちの子供時代 – パート I – eJuggle 記事紹介】
5.ヨーロッパで近々開催のサーカスフェスティバル Festival UP/ Rencontre Des Jonglages

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

◆Juggling Airport◆ 文・青木直哉

気分だけでも海外へ。今週も参りましょう。eJuggleの記事紹介が多めだよ。ビューン。

1.【IJA TRICKS OF THE MONTH BY EMMA HÖRNEL – eJuggle 記事紹介】

IJA TRICKS OF THE MONTH BY EMMA HÖRNEL
https://www.juggle.org/ija-tricks-of-the-month-by-emma-hornel-from-sweden-hoop-juggling/

米国IJAのTricks of the Month(トリックス・オブ・ザ・マンス)では、毎月1、2組の世界のジャグラーが紹介されます。今月の1本目はEMMA HÖRNEL (エマ・ホーネル)。スウェーデン出身のフープジャグラー。20歳でフープに出会い、今年30歳になるので、フープ歴10年とのこと。
エマさんは、いくつかのサーカス学校を出ています。母語のスウェーデン語の他に、英語はもちろん、イタリア語、スペイン語も喋れたりします(編集長は、7年ほど前から知り合いなのでこの辺りの情報は直接聞いた)。ヨーロッパのサーカス人では、多言語が喋れることはそれほど珍しくないですが。独特のユーモアと空気感で、面白い演技をします。

2.【過去に活躍した10人の著名な女性ジャグラーたち – eJuggle 記事紹介】

「10 FEMALE JUGGLING STARS OF THE PAST(過去に活躍した10人の著名な女性ジャグラーたち)」
https://www.juggle.org/10-female-juggling-stars-of-the-past/

先週の3月8日は国際女性デー。国連が定めた「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日でした。David Cainさんによるこのような記事を、2013年と少し古いものですが、見つけたのでシェア。写真を眺めるだけでも、何かインスパイアされるかも。もちろんショービジネスの中で女性がどのような存在として扱われてきたのか、ということ自体も考えていくべきとは思いますが、少なくともこのような人たちがいた、ということを記憶しておくのは意味があるだろうと思います。

3.【アンソニー・ガットー、演技の変遷 – eJuggle 記事紹介】

「EVOLUTION OF THE ANTHONY GATTO SHOW(アンソニー・ガットー、演技の変遷)」
https://www.juggle.org/evolution-of-the-anthony-gatto-show/

アンソニー・ガットーは、2012年にプロのジャグラーを引退しましたが、未だ世界最高峰のトスジャグラーとして、たくさんの世界記録を持っているジャグラー。シルク・ドゥ・ソレイユの演目『Kooza』の出演でその名を知っている方も多いかもしれません。なお現在は本名のアンソニー・コンマロータとして、米国フロリダ州でコンクリート舗装ビジネスをやっています。最初に紹介されている1984年のボールの演技と、最後の2008年の『Kooza』の演技を比較すると、マイナーチェンジや幾つかの追加はあれど、基本構成が変わっていないということがわかります。すごいな。

4.【ジャグラーたちの子供時代 – パート I – eJuggle 記事紹介】

「JUGGLERS IN THEIR CHILDHOOD – PART I(ジャグラーたちの子供時代 – パート I)」
https://www.juggle.org/jugglers-in-their-childhood-part-i/

最新記事。ジャグラーの子供時代の画像やビデオを紹介する記事。アンソニー・ガットー、パヴェル・エヴスケヴィッチ、スペンサー・アンドローリ、ボウ・ジャグラーが掲載されています。続き物なので第二弾もじきに公開されるでしょう。
この記事は青木による拙訳つき。実はこれから、eJuggleの記事の日本語翻訳を担当することになりました。どうも、どうも。よろしくお願いします。10年は続けていくつもりでやります。

5.ヨーロッパで近々開催のサーカスフェスティバル Festival UP/ Rencontre Des Jonglages

-Festival UP, ブリュッセル (フェスティバル・UP 2022年3月15日-27日)
https://upupup.be/festival/

編集長は2018年にこのフェスティバルを取材。数日間にわたり街中の劇場でサーカスの作品が見られる、大規模なフェスティバルでした。世界中からサーカスディレクターや、劇場関係の人々が集まっていました。特に2018年は、ブリュッセル市としてもサーカスを押していたようで、とにかく賑わっていた。意見をシェアするためのカンファレンスもあった。青木も2018年にはちょっと話しました。ブリュッセルにはサーカス学校もあり、空港が近い、物価が安い、パリ、アムステルダムといった主要な都市へのアクセスもよく、アーティストにとっても住みやすい街だ、ということでした。
期間中に見た作品の質に関してはサーカス学校の直近の卒業生のものが大半で、いいものもあれば、これはあんまり、というものももちろんありました。ですが、学校そのもののクオリティに関しては、とにかくそ規模が日本とは桁違いで、すごかったです。ESAC、という名前です。フランス語圏における「サーカス」というのは、お金の回りかたが根本的に違うんだなぁ、と思いました。

-Rencontre Des Jonglages(ランコントル・デ・ジョングラージュ 2022年4月)
https://maisondesjonglages.fr/festival/homepage/?lang=en

直訳すると、「ジャグリング・ミーティング」です。Maisons des Jonglages (メゾン・デ・ジョングラージュ)という団体が主催しており、さまざまなジャグリングの作品が、パリ近郊で一気に見られるフェスティバル。でも、編集長は行ったことがありません。一度は行ってみたい。Wes Peden(ウェス・ピドゥン)の新作『Rollercoaster』も披露されるようです。

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☆PM Jugglingのnoteを勝手に紹介☆
道具の流れ方
https://note.com/daigoitatsu/n/neeebb8e60ab7
「ただ覚悟が足りないだけかもしれないな。1度お店を閉じて、修行するのも、ありかもしれない。」
(記事本文より)
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-はあ、一人でこの量の情報をまとめるのは、骨が折れます(笑)。でも、いいんです。先日eJuggleを読んでいたら、英語で読める質のいい情報が、日本から全然読まれていないのはとんでもない損失だ、と思いました。eJuggleに限らぬ話で、積極的に見にいけば誰でもアクセスできる宝の山はたくさんあったんだ、とも痛感しました。それを紹介しない手は無いぜ、と思ったのです。どんどん、昔のミニコミ誌みたいなノリで(「月刊ニコリ通信」とかすごいよかったんだよな)これからも海外のジャグリングの情報を発信していきまーす。

-そうそう、世界一いけてるジャグリング雑誌『YANA』の第二号が、今年初夏のリリースに向けて動いている、という情報をキャッチしました。マジっすか! 編集長のフロランスさんが、INCAM(世界のサーカス雑誌ネットワーク)のメールで言っていたので間違いないはず。楽しみ!
YANA https://www.yanamagazine.com

-とりあえず、息を長く、あんまり盛り上がりすぎないようにこれからもじっくりゆっくりやっていきま

-メルマガから誕生した本、『投げないふたり』発売中です。在庫残りわずか。
https://store.jugglingponte.com/items/58525644

-『投げないふたり』製本の風景も公開しています(漢字が「制作」と間違ってしまっているのがお恥ずかしい……)。https://twitter.com/jugglingponte/status/1500371539874975746?s=20&t=B1qcKBOxghLy1leu8Oes7w

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (PONTE)

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※文中赤字は、2022年3月14日に行った訂正です。

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