週刊PONTE vol.157 2021/11/15

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.157 2021/11/15
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉/板津大吾…投げないふたり Season2 第1回「土地とジャグラーを感じにゆく」(「PM & PONTEのジャグリングセッション または瓶に詰めた手紙」を改題)

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

◆投げないふたり Season2◆ 文・青木直哉
第1回「土地とジャグラーを感じにゆく」

編集長、現在九州カブ旅の最中。
途中の長崎で 、PM Jugglingの板津大吾さんと合流した。
二人で、ジャグラーの大橋昂汰さん、Misakiさんに会いに行った。
大橋昂汰さんは長崎郊外で、地域の子供たちとジャグリングを楽しんでいる。
そんな彼と子供たちが集ういつもの練習場所へお邪魔して、みんなで一緒に遊んだ。

大吾さんと長崎市内にあるホステルに一緒に泊まり、部屋で1日の振り返り。

※※※

青木直哉(以下N) ついに長崎まで来ましたね。大吾さん、第一印象は?

板津大吾(以下D) なぜかわからないんだけど、ソウルに似てるなと思った。旅が久しぶりなせいかな、韓国にも行きたくなっちゃった(笑)。丘の上にタワーがある感じとか、地形が似てるのも関係してるのかなぁ。空港からの道すがら、「自分は今どこにいるんだろう」ってちょっと不思議な感覚があった。あとは、夜景が綺麗。

N それ、わかるんですよ。僕もバイクで福岡から長崎まで走り抜けてきて、「あれ、韓国っぽいな」と思う箇所が随所であった。遠くに見える山の感じとか。

D うんうん。そういやなおくん、バイクで集合場所に到着した時点ですでに疲弊してたね(笑)。目、充血してたし。

N いやー、久留米を朝出て、3時間かけて来たんですけどね。出発時から小雨で、寒くて寒くて。でも発見もいっぱいありましたよ。本州を旅してる時とは違うことがたくさん。視界が広い、畑が広大、川沿いの道がなんかわびしい、とか。周囲のドライバーの運転の仕方も違います。スピード控えめだし、車間を結構みんな均一に取ってた。あと空気の匂いも全然違う。そういう細かいところで、離れた土地に来たな、って直感する。

D 本当は人間って敏感なんだろうね。中目黒にこの間初めて行った時も、他の東京の場所に似てるんだけど、知らない土地だな、って直感的に思ったもん。そういう五感の違和感の積み重ねが、「実際に行って自分の地図に組み込む」っていうことなんだろうね。

N 今回だったら、大橋昂汰くんが普段子供たちと練習をしている土地に赴いて、実感を得ましたね。

D うん、あの雰囲気の中に入れたのはとてもよかった。練習会に特に名前がついていない感じもよかったなぁ。「名前のない練習会」が一番熱いね、なんか(笑)。ただ個人が三々五々集まっててさ。だからこそ長く続くんじゃないかって感じもするけど。それとも呼び名あるのかな。

N ……考えてみたら、数時間一緒にいたのに昂汰くんとあんまり話せてないなぁ。

D 何人も子供たちがいて、忙しそうだったからね。

N でも、以前の対談(第10回)で全国ジャグラー巡りをしたい、と言っていたのを早速実践できてとてもよかった。

D そうね! ただ、最初からイメージの片隅にはあったかも。長崎に行って昂汰くんに会うっていうのは。

N 何か、具体的に発見したことって言葉で言えます?

D んー……今日Misakiさんと帰り道に話してたんだけど。昂汰くんは研究者肌のジャグラーだという印象があって、そういう人は、やはり少し都心とは離れた場所で、ある種「こもる」からこそ、才能をバリバリに発揮できるのかも……みたいなのが、昂汰くんの秘密を探る、という意味での結論(笑)。なおくんはPONTE的な結論はあった?

N そうだな。「ジャグリングに濃く関わっているんだけど、『ジャグリングしなきゃ』みたいに思ってない人たち」を知ることができたのがよかった。別にジャグリングが中心、って感じでもないのがすごく居心地よくて。

D 子供と一緒にごっこ遊びしてたよね、デビルスティックでチャンバラしたり(笑)。実際にジャグリングをやってない子の割合は多かったね。壁際でカードゲームしてたりとか、お話ししてたりとか、リップスティック走らせてたり。

N でもみんな一通りジャグリングの初歩はできるし、うまい人はものすごくうまいんですよね。

D おちゃらけてる子供も、投げたらしっかり5個、6個ボール投げられる、みたいな。

N 昂汰くん、教えるの本当にうまいんだよなぁ。やる気にさせるのがうまいんだなぁ。

D 理想的な先生だね。

N なんか、土地ごとに面白いコミュニティっていっぱいあるはずだから、ますます、他の地域にも行きたい。次に行きたいところとかあります?

D ひとまずジャグラー情報求むっていう感じだなぁ、逆に(笑)。パッと思いつかない。

N けど、こういう経験って、道具作りにもいい影響ですよね。どうですか。

D そうだね、具体的に色々な受け手の想像がつくし。あと今日子供と話して、「どんなボールがあったら面白いかな?」って話題を振ったら、もう好き放題、ぽんぽん出てきてさ。もちろん、全てが実際的なアイデアなわけではないんだけど。でも、「あ、これはすぐに追い越されちゃうな」と感じるくらいの、そういう自由さを思い出したよ。

N 具体的にどんなの出てましたっけ。

D ボール作りキットとか、複数個で柄が違って、集めると描いてある絵が完成するボールとか、豆を模したケースとボール、とか、あとはなんだっけ、「地球グミ」っていうグミがあるらしくて、それに似た「地球ボール」がいいと思うって言われたりとか……(笑)。けどそういうところにきっとヒントもあるかもしれないよ。

N いやー、想像を広げるのが楽しくなりますよね。

D 今ビーンバッグを作ってるけど、大多数の必要十分に応えるビーンバッグって世の中で出回ってるものも既にあるからさ。なんか、小さなニーズに合わせた方に行くことのイメージが具体的に感じられたよ。あれだけの短時間で、子供たちの意見が多様に出てきて、なおさら。みんなに合わせようとするのも悪くはないんだけど、なんだろう、知り合いに届けるぐらいの感じもいいよね。この対談みたいな。

N うんうん、そうですね。……なんか僕は「ジャグリングのある旅」が今までとはまた違った形で具体的に実現していて、実に楽しい。

D メルマガにせよ、道具作りにせよ、自分たちのやってきた活動も結びついていくしね! 対談のシーズン2は、どういう方向性で行くかな。

N  そしたらですよ、少しずつ、不定期でもいいから、シーズン1で撒いたタネの実践編というか。育てる過程を記録に残す感じにしていくとか。

D いいね! ボールも発売しなきゃな。でも、ますますやる気になってきたぞ。

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☆PM Jugglingのnoteを勝手に紹介☆
はじめての長崎
https://note.com/daigoitatsu/n/n3067b45df927
「無事に長崎に着いた。ひさびさの遠出は刺激が強くて、道中メモが止まらない。市内につくとさらにアドレナリンがでてきて、夜はカメラを持って歩き回った。普段カメラを持って外を出歩くことがないので、それもなんだか楽しくなってきてしまう。」
(記事本文より)
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-編集長がカブに乗って仕事をしながら九州を周る旅の様子は、こちらで。 https://fromsvankmajer.blogspot.com

-対談の続編です。今回は毎週とはいかないと思いますが、大事なことがあったときに、節目節目で長く続けていこうかと思っています。

また来週。

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発行者:青木直哉 (PONTE)

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