週刊PONTE vol.143 2021/08/09

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.143 2021/08/09
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉/板津大吾…PM & PONTEのジャグリングセッション または瓶に詰めた手紙 第7回「PONTEのサイトリニューアルに触れて」

・ハードパンチャーしんのすけ… 日本ジャグリング記 舞台編 第3回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆PM & PONTEのジャグリングセッション または瓶に詰めた手紙◆
話し手・板津大吾(PM Juggling)& 青木直哉
構成・青木直哉

第7回「PONTEのサイトリニューアルに触れて」
東京の世田谷美術館で、世界の現代アートを紹介する展示を見た帰り。マクドナルドに行く。
青木はスパイシーなんとかバーガーセット、だいごさんは青い飲み物「マックフィズ」を頼む。

青木直哉(以下N)
PONTEのサイトをリニューアル公開しました。

板津大吾(以下D)
「編集長の書斎」コーナーが最高。あれが本質なんじゃないの。
自分のために書く場所があるのはいいね。なおくんもたまに言っているけど、考えたことを書くんじゃなくて、書くことによって考えが進むんだよね。

N
そうですね。書いて初めて分かることってたくさんあります。

D
そういう意味では、自分が毎日つけているnoteは、書くための基礎体力をつけるのに役に立ってる。前は文体を決めるだけでも1時間も2時間も考えちゃっていたけど、今は迷わなくなった。ホントにこれは、PONTEに関わって一番良かったことだと思う。関わっていなかったら、こういう文章の書き方は知らなかった。文体とかもなおくんから学んでるよ。

N
そうですか、それは恐縮だけど、嬉しいなぁ。僕も僕で、PONTEを続けてきた中でことばの使い方がずいぶん変わっていますね。今回のリニューアルに際して文章をたくさん読み直してるんだけど、今だったらこうは書かないかな、っていう部分ばっかりで。恥ずかしいものもたくさんありました。今ならもっと柔らかく書くな、って思うところもあるし、この一人称は使わないな、とか。

D
そんなに変わったっけ。どれどれ(「ジェイ・ギリガンに会いに。」(※)を読む)。あれ、なんか冊子よりこっちの方が読みやすく感じる。なんでだろう。

N
そうですかねぇ。

D
自分で文章を書くようになると、改めてこういう文を書く難しさが分かるなー。自分はやっぱり本を読んでこなかったから……。小説でも読もうかな。事実を述べて感情も読み取らせる、みたいな表現の仕方もあるけど、分からないもん。

N
「手に取ったマックフィズの真っ青のカップは、すっかりぬるくなって大粒の水滴がいくつも付いていた」とか。

D
そうそう(笑)! 描写で時間の経過を悟らせるみたいなね。どうすればいいんだろう。「Mの字が、こがね色に、輝いている」……だめだこりゃ。

N
逆に、大袈裟な比喩しか書いていない小説があったらそれはそれで読んでみたい。とはいえ文章の書き方は一生ものの修行ですね。その時は上手く書けたと思っても、あとで読んだら全然ダメだなぁ、なんていっぱいあるし、信条も変わるし、上手い人の文章を読めば恥ずかしいし。ともあれ、PONTEのWebサイトは、やりがいのあるサイトになってきました。楽しく続けられそう。

D
やる気が出るような形に作り直したのはいいよね。読まれなくてもいい、という態度でやっていると言えど。

N
「読まれなくていい」とはいえ、本当は読まれて欲しいですからね。じゃなきゃネット上に置かないし。けど書くときには、「不安なくどんどん書ける」っていうことが大事で。そのためには、「読まれなくたっていいんだ」って言い聞かせないと書けないこともあります。だいごさんのnoteだってそうですよね。

D
まぁ、価値あることだとは思って続けてるよ。文章の上手い下手は別にしても、道具を作る人が毎日のことを記すというのは、なかなかないことなんじゃないかなぁ。わかんないけど。けど、PMもPONTEも、なんだか前よりはいい感じになってきたよね。こんな言い方が大袈裟なのは承知だけど、ジャグリングに関わることが、自分の哲学を発見する旅であるようにも思うよ。

N
いやいや、大袈裟ではないですよ。ジャグリング関連の活動によって生き方が方向づけられていることは大いにあります。最近は、PONTEの名の下で活動をしていると嬉しくて、なんだか自分を治療しているような気分になってきます。人に左右されない楽しみになってきてるからかな。

D
お、まさに、第1回(※)で言っていたことが現実になったんだね。

N
ん? そうでしたっけ?(もう忘れていたので読み返す)。あっ、本当だ(笑)。いやぁ、そうだったんだ。自分を癒してくれるジャグリング的な活動があって、僕は嬉しい。

D
お互いに、ここからも楽しみだね。

-「ジェイギリガンに会いに。」…https://jugglingponte.com/2021/08/06/nz2016/
-第1回…vol.137 に掲載。https://jugglingponte.com/weekly/ponte-weekly-vol137/

……今週は、以上。

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☆PM Jugglingのnoteを勝手に紹介するコーナー☆
それぞれの鍛錬
https://note.com/daigoitatsu/n/n817a220e284b
「自分はオリンピックにはまったく関わっていないけども、関わりのある人がイキイキと活躍しているのが見られる、それだけでうれしい。文化というのはこういうものなんだなあとも感じた。」
(記事本文より)
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◆日本ジャグリング記 舞台編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ

第4回

ヘブンアーティストが始まったことで、ジャグリング好きなひとが「プロ」へとなる道筋が一つできました。
それまでも、地元の繋がりなどを通して地域イベントに出演するような「セミプロ」と呼ばれるようなひとたちもいたし、そこから「プロ」の道を歩み出すひともいましたが、ヘブンアーティストは、「芸人」としてよりも、ジャグリングをしたい、見せたい!と考えるひとへも「プロ」への道を広げることになったのです。

端的に言えば、ヘブンアーティストを取得することは、東京都のお墨付きをもらうことであり、社会的には「東京都が認めるほどの実力を持ったアーティスト」であることを意味しました。ヘブンアーティスト制度は、当時の都知事(石原慎太郎氏)肝いりの文化政策であり、第1回の審査会は新聞紙の一面に乗るような出来事でした。
すると当然、イベント会社をはじめ、イベントに携わるひとたちはへブンアーティストに注目します。大道芸関連のイベント業は、バブル期(1980年代から1990年はじめくらいかなぁ)に生まれたのですが、バブル崩壊に伴い、その勢いが徐々に失われて行っていたように見えます。そこに現れたヘブンアーティストは、イベント業界にとっては新しい風となったのではないでしょうか。
実際、ぼくがヘブンアーティストの活動を始めた頃は、上野公園で大道芸をしていれば、イベント会社などから度々名刺をもらい、仕事に繋がりました(良い時代だった。)
ぼくがヘブンアーティストとして活動を始めるのは、第2回審査会以降なので、制度開始から半年ほど後のことになります(今は年一回のペースで開催される審査会もこの時だけ、冬にも審査会があったのです。)が、第1回直後はさらなる熱気があったのではないでしょうか。
このヘブンアーティストフィーバーは数年続きます。さらにここから様々な場面で「大道芸フェスティバル」が増加して行き、ヘブンアーティストの活躍の場を増やして行きました。そして、フェスティバルを通じて大道芸が広がるととともに、「ジャグリング」への意識も変わって行くのです。(続く)

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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-PONTEのサイト、リニューアル。見ていただければわかりますが、だいぶ変わっています。まだまだ変わっていきます。 http://www.jugglingponte.com

-オリンピックの閉会式で、顔馴染みのジャグラー3人が出演していました。

-先は見えないと言えど、2024年に開催できるパリが羨ましいなとも思います。

-そういえば、なんとなく、だけど、ヘブンアーティストの雰囲気と今回の閉会式の感じがダブる感じがある。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (PONTE)

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