週刊PONTE vol.134 2021/06/07

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.134 2021/06/07
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングの雑想 33.そもそも

・ハードパンチャーしんのすけ…ジャグリングで出会うこと 第8回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングの雑想◆ 文・青木直哉

33.そもそも

ここ数ヶ月、まともにジャグリングをしていない。それでも道具は部屋に散らばっているので、時々思い出したようにカスケードをしたり、ディアボロを3つ回したりする。気がついたら10分ぐらいやっている時もある。しかし基本的に、ジャグリング道具はほとんど置物である。

というかそもそも僕って昔から、「まともにジャグリング」していたっけ?

思い出してみると、ジャグリングの練習を真面目にやっていた時期があまりない。大学1、2年生の頃は、頻繁にディアボロの競技会に出ていた。当時は、1時間でも2時間でも時間があれば公園に行ってディアボロを回していた。この頃が練習量のピークだ。「2分の演技、ノーミスが10回出るまで帰らない」というようなこともしていた。だがその水準で何年間も練習していたかというと、全くそんなことはない。特に競技への興味が薄れて以降、技術的な上達を目指した練習をほとんどしていない。人前で演技をする時は事前準備でちょこちょこと練習したりする。しかし国内外の本当に熱心にジャグリングをしている人と比べたら、多分練習量は100分の1ぐらいだろう。もとより僕は、そこまで練習熱心なジャグラーではなかった。
今では、ジャグリングの上達方法もいまいちわからなくなってしまった。何か上達するからには、自分なりの目標があって然るべきだが、その目標がいまいち具体的に思い描けない。
7個投げられればいいのか?自分だけの特別な技がインターネットで発表できればいいのか?舞台でより映える、綺麗で難易度の高いジャグリングができればいいのか?
憧れるジャグラーや、憧れる舞台でもあればいいが、今の時点でとくにそれを名指すことができない。

他のジャグラーに会うことも、そういえば最近めっきりなくなった。今現在の僕の生活の中心は、もうジャグリングではない。しかも無自覚に、ジャグリングから離れている。
このまま「ジャグリングの雑誌」と銘打つような媒体を続けていていいものかどうか、とすら迷う。

でも逆に考えてみると、このPONTEという媒体の存在が(今ではかろうじてこの毎週のメルマガだけだが)、ジャグリングと僕をつなぐよすがである。これがなければ本当に、ジャグリングから全く離れてしまっていたかもしれない。

でも、ただなんとなく繋がっているだけ、というのもつまらなく思う。ここ数年、ずいぶん受動的にジャグリングと関わっていたが、気分を一新して、もう少し積極的にジャグリングに関わりたい気持ちが湧いてきている。
あぁ、来年の4月に、オーストラリアでジャグリングをするかもしれないのだった。行けるかわからないけど、それに向けて、もっと熱心にジャグリングをしようかな。

案外、ジャグリングにものすごくハマり直したりして。
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☆勝手にPM Jugglingを紹介するコーナー☆
ジャグリング練習日記 #25 カスケードという型
https://note.com/daigoitatsu/n/nb004b30a9d52
「やはりカスケードが自分にとってのひとまずの型だ、とハッキリとわかり、いい練習になった。すこし、転機となる日だったかもしれない。」
(記事本文より)
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◆ジャグリングで出会うこと◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第8回
個人レッスンしている生徒さんに、自身の結婚式で披露するために練習しているひとがいます。
結婚式に向けてお互いに何か新しいことをはじめよう、と配偶者は音楽をはじめ、生徒さんはジャグリングを選びました。
ぼくは、式での披露のため技術指導から作品つくりまでに関わっています。
ジャグリングへの集中度も高く、アドバイスをすればすぐに響く姿に、裏で重ねている練習の量を感じます。
やりがいがある。

話はがらっと変わるのですが、最近料理をするのに土井善晴先生のレシピを度々参考にしています。
このレシピが、調味料が素朴かつシンプルでいて、素材がもつ味を引き出すというか、とても良いのです。調味料ゴテゴテのレシピがあふれる中、シンプルに美味しく、うならされます。すっかり土井善晴先生のファンになってしまいました。
先生の著書「くらしのための料理学」を読んでいたら、その中の一章で、「ケ」「ハレ」という考え方に「日常のケハレ」を挟み、「ハレの料理」と「日常のケハレの料理」を語っていました。ケは日常であると共に弔い(穢れ)などの意味合いがあり、ハレは非日常、祝い事、神様と関わる日ですね。死と生の間にある日常としてのケハレ。その場面によって料理も変わる。
詳しくは、先の「くらしの中ための料理学」を読んでいただけたら、と思うのですが。

ジャグリングにもハレのジャグリングとケハレのジャグリングがありますね。
目標に向かってガチガチに練習するのはある意味「ケのジャグリング」かもしれません。
そんな目標を持たずとも、なんとなくゆるりと楽しむ、日常の営みとしてケハレのジャグリング。
そして、コンペティションやステージなどで披露するようなハレのジャグリング。
どれもそれぞれの関わり方があるように思います。

最近は、なんやかやとケハレのジャグリングを楽しむことが多いぼくですが、今回、久しぶりにハレのジャグリング!しかも、文字通りハレの日に披露するジャグリングに関わり、緊張感漂います。
ハレの日にはハレにふさわしい作法のジャグリングを伝えてゆきます。
良い日となりますように。

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☆編集長の蛇足
僕は一度、友人の結婚式で、僕自身が演技をしたのちに、密かにジャグリングを練習していた新郎新婦が二人でジャグリングをする、という企画をやったことがあります。
二人は二人でもちろん緊張したと思うのですが、僕も僕で、もしどちらかが落としてしまった際にどうカバーしようか、とてもヒヤヒヤしました。割と和やかに終わったけど。
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-スーパーカブで横浜から名古屋付近まで来てみました。地面を走って突き進んでいくのって、色々と面倒も多いし不安もあるけど、でもこの不安こそが、求めていたものだったんだなと思いました。あと新幹線って偉大だなと思いました。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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