週刊PONTE vol.109 2020/12/14

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.109 2020/12/14
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングの雑想 8.全然関係ないけど
・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 青春編 第2回
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングの雑想◆ 文・青木直哉
8.全然関係ないけど
最近文章によるアウトプットが極端に少ない。一時期は2年間ぐらい毎日文章を書いていたりと、定期的に文章を書いていた。今、長めの文章を定期的に書く媒体は、このメールマガジンぐらいである。
それぐらいの頻度の方が、実際には書くことが溜まっていいのかもしれない、とも思う。いやいや、「書く筋力」は簡単に衰えるんだぞ、とも思う。
ある時は、書く気がなくてもなるべく無理して書いていた「方法的に書く」なんて言って、気持ちに左右されず、毎日淡々と書こう、と、師匠の故・加藤典洋さんの受け売りをしていたのだ(加藤さんは吉本隆明の言を引いていたようだけど)。
でも、本当にそれって僕の幸せの総量を上げるのかな、と疑問に思ったりもする。
ある程度書かない期間を設けて、火がついたように、ぱっとまとめて書きたいときに書く方が、良かったりもするんじゃないかな、と感じる時もある。
僕はジャグリングをここのところ、前以上に、練習しなくなった。
夢中になることが他にあると、ジャグリングの練習は簡単に忘れ去られてしまう。最近は、絵を描いたり、本屋さんのお手伝いをしたりが楽しくて、そればかり。
仕事の翻訳の方はまぁボチボチ、ちょっと忙しい、くらいだが、何より身の回りで起きていることが面白くて、ジャグリングは、せいぜい家を出る前になんとなく道具を触れたりするぐらい。(でも家を早く出たいのに、5分とか10分とか、やっちゃうんだよな)FacebookやTwitterやInstagramを開けばジャグラーの投稿ばかり目にするし、見ることだけでいえば、ジャグリングとは毎日触れている。それほど意識せずに、触れている。
しかしジャグリングの練習をみっちり行うのは、2週間に1回、体育館で行われる、YDC(横浜大道芸倶楽部)の活動の時だけ。
でもやりたいときに、パッとまとめてジャグリングをするのでもいいのかもなぁ、と思ったりもする。
無理してやるようなことじゃないしさ。
ジャグリングの練習をしていないから、ジャグリングのコミュニティにはいられない、なんて、そんな懐の狭い世界ではないのである。
そのための、「なんとなく」つながっている場所としてのPONTEでもあるとも思う。
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☆勝手にPM Jugglingを紹介するコーナー☆
【Weekly PM】#43:選択肢があること
https://pmjuggling.com/blogs/journal/20201205
「それでやっぱりこういう、アウトプットの選択肢がたくさんあるっていいな、とも思いました。ジャグリングも同じだなと。」
(記事本文より)
今回は特に文章ボリュームたっぷり。とてもいいです。
「ジャグリングについて考えるための居場所」と言っておきながらこのメールマガジンでは、僕はジャグリングと関係ないことばかり書いています。
でも、ジャグリングと絶対に関係があるんです。
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◆日本ジャグリング記 青春編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第2回
(前回までの話)2000年頃。ジャグリングクラブがなにやら増えてきているぞ。
日本ジャグリング協会の団体リストを見ていて、当時東京の小平市に住んでいたぼくは思いました。
―Jugfly(所沢)、TossLife(都内 ちなみに「人生投げて玉投げて…」というクラブのキャッチコピーは今でも輝く名言だと思います。)、ジャグリング友の会(都内)…ジャグリングをするひとが増えているようだ。
―しかし、我らが多摩地区には、ジャグリングクラブはまだないようだ。
―はたして多摩地区にはジャグリングをするひとはいるのだろうか。
ジャグリングをするひとが増えて、ジャグリングが広がっていっている!
当時のそんなワクワク感も手伝ったのかと思いますが、ジャグラーは果たして多摩地区にもいるのか、という単純な好奇心が始まり。
タイトル:小平ジャグリング倶楽部
内容:当方小平市に住んでいます。多摩地区でジャグリングをやっているひとはいませんか。小平近辺で一緒に練習しませんか。
こんな書き込みを日本ジャグリング協会の掲示板にしました。内容は、正確な文面ではなく、もちろん意訳ですが。
クラブを倶楽部と漢字表記するあたりが、当時のぼくのひねくれた感性を端的に表していて、今も活動をしている小平ジャグリング倶楽部の皆さんに若干の申し訳ない気持ちを抱きます…すみません。
クラブ創設を意図した訳でないのに投稿タイトルを「小平ジャグリング倶楽部」とした訳ですが…
なんと!いたんですね、ジャグラー。
2週間くらい経ってから、ひとりの方が連絡をくれました。
アポを取り、小平市中央体育館の一室を借りて、早速練習会。
公共の体育館を練習で借りるのが難しい
という話を後に度々聞いたので、大らかな市の体育課に感謝です。ここでハードルが高かったら続かなかったでしょう。
初めて来た方は、ジャグリング初心者でした。練習会というよりは、教室みたいな空気だったな、と今では思います。ジャグラーが集まる場というのも限られていたし、教材となるものを手に入れたり、実際に見たり、教えてもらったりというのが難しかった当時でありました。
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-編集長コメント-
まだまだ知らないことだらけの青春編です。
小平ジャグリング倶楽部の存在は知っていましたが、まさかしんのすけさんが作ったものだったとは。
来週も楽しみです。
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◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-玄関を開けたら、足元にカマキリがいて、ハッと見上げてこちらを警戒してきました。カマキリって冬に出るものでしたっけ?
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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