週刊PONTE vol.74 2020/04/13

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.74 2020/04/13
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆
・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第65回「欧米か」
・Fuji…フジづくり 第74回「今がスタートの気持ちで」
・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 黎明編 第1回
・寄稿募集のお知らせ
・編集後記
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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第65回「欧米か」
僕は「外国語を話す友達」と「日本語を話す友達」とを、かなり分けて捉えていると思う。だがこれはよくないんじゃないかと時々思う。外国の人だと、親しい友達でも「実際のところ、本性をよく知ることができない対象」として見てしまっているんじゃないか、と不安に感じる時がある。特にエッセイを書くときに。それは悪いことではないのかもしれない。結局のところ、育った文化や、環境や、言葉や何もかもが違う人と似通った環境で育ってきた人とを、一緒のくくりにする、ということがおかしいのかもしれない。
僕と外国の人の間にはれっきとした区別があるはずだから、それを改めて感じたからといって、どうということはないのかもしれない。「外国人」は、「外国人」として付き合っていけばいいのかもしれない。
しかし外国を「外」とばかり思っていていいんだろうか、とねじれた悩みを抱えている。外国の人と友達で居られることをどこか「特別だ」と思う自分がすごく嫌だ。
しかし海外で起きたことなんかを面白く書こうと思うと、どうしても場所や人が、今まで知っていたものとどれだけ離れているか、どれだけ変なのか、というようなことを軸に話すことが多い。つまり「外」について語っている感じがするから、面白いわけである。でもそうすると、自然と少し誇張してハッキリ書きすぎてしまったり、まさか本人に読まれまい、というような前提でものを書いたりする。これが、なんだか、いいのかなー、と、後になって考え込んでしまうことがある。
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☆勝手にPM juggling の記事を紹介するコーナー☆
[Weekly PM]#8:ジャグリングでできること
https://pmjuggling.com/8709/
この記事で紹介されているアメリは、2012年にポーランドのEJCで会ったベルギー人の友達です。
なんかこう、知り合いがPMボールに続々とはまっていくのを見るのは、とても嬉しい気分です。
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第74回「今がスタートの気持ちで」
長く続いている部屋の片付けも収束に向かっています。ただ、コロナのように終息することはないでしょう。永遠の戦いです。しかし、今では足の踏み場が常に確保できるようになり、横になればいつでも寝れるほどには片付きました。着実に勝利への歩みを進めています。
最近は時間に余裕が生まれたので、語学力向上のために英語やイタリア語の勉強をしています。ただやり始めても長続きしないので、自分の現在のレベルを把握し、目標となるレベルまでに自分にはどれくらいの学びが必要なのかを明確にすることで、理想の形というものがイメージしやすくなります。そんな取り組みも青木さんのおかげで地道に進んでおります。
大変なご時世ではありますが、そんな時だからこそ今まで目を向けられていなかったことや気付いていなかったこと、諦めていたことや面倒がっていたことに意識を向けられる絶好のタイミングなのだと思います。
今こそ「意識高く」という言葉が当てはまるような気がします。
自分も今取り組んでいることに満足せず、面倒がってやっていなかった作業がたくさん残っているので、どんどんものづくりにも手を出していきたいと思います!
よし、さっそくイタリア語で1から100まで言えるようにするか。uno, due, tre…
by Fuji
Juggle Pack
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv
【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
https://pmjuggling.com/product/otomodamaset/
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◆日本ジャグリング記 黎明編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
中西みみずさんの記事を読んで衝動駆られ、いつかいつかと思いながら投稿できずにいたPONTEへの文章を書いています。やっと書けて嬉しい。
どうも。
ハードパンチャーしんのすけと申します。
細々とジャグリングで生きています。
僕が初めてジャグリングをやってみたのは、1995年の年末頃です。
中西みみずさんの記事を読んで、その頃の記憶を(あくまで記憶です)書き留めておくのも何か役立つかしら、立たないのかしら、わからないけれども、赴くままに記します。
ジャグリングを始めた1995年の年末、僕は浪人生でした。
受験に向けて一身を捧げていたと言っても過言ではない生活。月曜日から土曜日、朝は通勤する会社員で満員の中央線に乗り御茶ノ水に向かい、夜まで御茶ノ水で過ごす毎日。本を読むのが好きだったのですが、そんな中の本のうち少なからずは受験に関わるものでした。
その中に月刊誌「大学への数学」がありました。
楽しみの一つは、ピーター・フランクルさんの連載コラムです。12月号だったか、11月号だったか…
カスケードの解説が記事になっていました。
「ジャグリング」という言葉こそ印象になかったものの、ジャグリング自体はテレビで見た印象が興味が強烈に残っていました。
浪人生活後にどうするかに、あれこれ想像を巡らせていたその時期。
カスケードの方法を読んだ僕は、
すぐに家にあるテニスボール3つを探し出しボールを投げ出していました。
ピーターさんのコラムには、東京大学のジャグリングクラブ「マラバリスタ」の紹介もあり、誰でも参加できるオープンな場であると書かれていました。ボールを投げ始めた僕は、大学生になった暁にはマラバリスタに行くぞ!と思うほどに、ジャグリングの魅力に取り憑かれました。
それ以降、勉強の合間に、カスケードを練習する毎日。
センター試験(来年はなくなるんですっけ?)会場やら、さらに入試会場でも、休憩時間にボールを投げる始末で、多分、迷惑なひとでした。
それが始まり。
マラバリスタに入ってからが、より当時のジャグリングの様子を伝えられるかと思いますが、それはまた、興が乗ったら。
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◆寄稿募集のお知らせ◆
週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。
◆編集後記◆ 文・青木直哉
-今号新たに原稿をくださったハードパンチャーしんのすけさんは、日本のジャグリングの黎明期を支えた人物です。2006年にジャグリングを始めた僕としては、『ファンタスティック デビルスティック』というビデオに出演されていたのが一番印象的でした。
-最近はFujiくんにイタリア語を教えています。僕としても勉強になります。
また来週。
PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。
<END OF THIS ISSUE>
発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)
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