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週刊PONTE vol.91 2020/08/10

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.91 2020/08/10
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第75回「お祭り」

・Fuji…第91回「鳥の巣」

・ハードパンチャーしんのすけ…日本ジャグリング記 黎明編 第17回

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第75回「お祭り」

先週もさらっと編集後記で書きましたが、生活綴方、という妙蓮寺にある書店で少しだけお手伝いをしています。
生活綴方は、週末だけ開く本屋さんです。小さな空間の片側は棚一杯に本が並べられており、もう一方の壁には、展示がされています。
駅から歩いてほどなくのところにあって、向いには八百屋さんと、石堂書店といういわゆる「本店」のような本屋があります。石堂書店は、昔ながらの町の本屋です。
店番で手伝っているのは3時間だけ。レジをやったり、本を並べたりします。とりわけ難しいことをするでもないのですが、その間だけでも、たくさんの人と話ができて非常に面白い。
そして、大体みなさん、展示に興味があったり、本が大好きだったり、なんらかの形でこの書店につながりを持っている方たちばかりです。
この「ここにいる人たちはみんなどこか繋がった人たちなのだ」という感じ、何かに似ているな、と思うのですが、ヨーロッパでEJCに参加していて感じる心境に似ています。
そういえば去年の今頃は、ちょうど、EJCでお店を出して、ものを売っていました。

少しだけ非日常の入った空間で店番をすると、お祭りみたいだな、と感じます。

今年はどこもお祭りを盛大にやることは難しそうですが、こういうささやかな数時間のお祭りがあれば、当面はウキウキした気分でいられそうだなという予感もしますね。
そして、盛大にお祭りができるようになったら、すぐ出てっちゃおうと思っています。もう、すぐに。

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☆またnote再開してます。 (青木直哉 note)
https://note.com/jugglernao/

☆勝手にPM!
【Weekly PM】#25:生地のサンプル
https://pmjuggling.com/blogs/journal/20200808

「感触いいなあ! と思っても、削ったら簡単に剥がれてしまう生地もあって、ひとりで一喜一憂していました。」
(記事本文より)

今週は、だいごさんの、ビーンバッグ用記事の実験注文記です。
値段と、質と、耐久性と、いろんな条件がある中で選ぶのは難しいんだろうなぁ。
最近道具の材料ということについて考えます。木の枝でディアボロのスティックを作ったりもしてみています。それはそれで、いいんですよね。
ただ、対称性とか、統一性、大量生産性には欠けます。
僕自身は、別に道具づくりのプロでもなんでもないので、ひとまず、「統一規格」の逆をやってみようかと思ってます。
でも、やっぱりどんな環境下でも、自分が何かを作るための材料を選んでる時って楽しいですよね。創造的な気分になります。
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第91回「鳥の巣」

ミシンでの縫い始めや返し縫いをする時、裏側に糸のダマができることがよくあります。できる時とできない時があるので原因がよくわかりませんでした。ミシン自体独学で始めて、前々から気になっていたことですが、縫い方が悪いのかミシンの性能の問題なのか原因を調べることもなく、ダマができる度にため息をついていました。

マスク製作では最後にマスク紐を通すために布を折り返して縫わなければいけない箇所があるのですが、そこで必ず返し縫いをしています。その時このダマができてしまうと、見た目が良くないので完成度が低く見えてしまったり、綺麗に修正するにも時間がかかってしまいます。うまく直せても結局気になってしまい、几帳面な人はとくに納得いかない気持ちになると思います。商品としてお客さんに出すようなら、なおさら。

そこで同じような現象が起こりえるのか、今になって調べてみると、ありました。
布の裏側で下糸が絡まって糸がぐちゃぐちゃっとだんご状態になるのを「鳥の巣」と呼ぶそうです。
YouTubeで紹介されていたテクニックの一つとして、生地を入れた後に糸は必ず横に出ないよう押さえの下に入れて、上糸も下糸も進行方向である奥側にまっすぐ流しておいてから、押さえを下げて挟む。その状態で最初の返し縫いをすると裏側が鳥の巣にならずに始められるそうです。

もう一つ、これから縫いたい生地とほぼ同じ厚みの捨て布(いらない端切れ)をつかう方法があります。
最初に捨て布を適当に数針縫い始めて、つなげて縫いたい生地の返し縫いをしてから縫い進めていきます。縫い終わったら捨て布との間の糸を切ってしまえば、非常に目の綺麗な返し縫いになります。いらない布を噛ませてから縫うことで、表も裏も完成度の高い綺麗な縫い目になるのです。

これを知ってから自分は捨て布をつかう方を実践しています。こっちの方がほぼ失敗がないのと、たくさんのものを縫う時の手間がかからないからです。
原因とテクニックを知ることで、失敗も起きにくく完成度の高い縫い目を出せるようになりました。この捨て布を利用した方法、縫製業では当たり前のようにやっているそうです。

さて、最近、目が覚めると気分が悪かったり、起き上がる前に立ちくらみを起します。外は暑く、家にクーラーも無いので、完全に部屋にいながら熱中症になっている気がします。正直外の方が涼しいのでは。
そしてここ数日、思い出したくないようことを必ず夢でみるようになり、毎日目覚めが悪いです…。

夢は心の問題やストレスを浮き彫りにするそうで、その解決策の一つとして新しいことに取り組むことがいいとも言います。趣味や勉強などなにか一つでも新しいことにチャレンジすることで気持ちが少しでも前に傾くのであれば、「ものづくり」がその一つになっていけばと思っているところです。

by Fuji

「捨て布づかい マスクのガーランド風」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2020/08/sutenuno-scaled.jpg
「目の綺麗な返し縫い」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2020/08/kaesinui.jpg

製作物
・PM Juggling 「otomodama」持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji
otomodama 3個セット

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◆日本ジャグリング記 黎明編◆ 文・ハードパンチャーしんのすけ
第18回

寄り道。
前回の寄稿への編集後記コメントが気になったので、ちょっと書きますね。

“-ジャグリングが大道芸の花形であるのって、ひょっとすると日本独特なのか、としんのすけさんの投稿を読んでふと思いました。”

海外の大道芸事情に詳しくないけど、日本に招聘されるパフォーマーは多様でオリジナリティを感じます。自由であり、自分を突き詰めている。とても楽しく、在り様が綺麗だな、と思う。ジャグリングに限らず、ジャンルを超える感じ。今は日本でも表現するジャグラーが着々と増え、刺激的。そのエネルギーに嫉妬したりします。たぶん、バスキングとしてのジャグリングというよりも、サーカス文化の流れを引くジャグリングになっているのでしょう。とても乱暴な論だけど。
前回の投稿に書いたジャグリングは、どちらかというとバスキングのジャグリング。ジャグリングに馴染みのなかった日本で、外国人パフォーマーの陽気さ、分かりやすさによって、多くに受け入れられるインパクトを残したのでは。実際、単純に楽しい、あのエネルギーは。
一応言っておくと…大道芸ファンには、「いつ見ても同じ」という理由でジャグリング嫌いなひともそれなりにいましたけどね。

“-あとは、「大道芸に対して今よりも大らかな雰囲気でもありました」という、ここなんだよな。これが、僕は気になることの一つです。昔の大道芸の姿。”

大らかと言っても、警察や管理者、あるいはその筋の方々とのやりとりは日常茶飯事でした。ぼくも少し体験している。安心してできる場所は少ない。けれども、管理されることなく、場所の「隙間」を見つけては大道芸を行ない、行き過ぎると取り締まられる緊張感。社会的な情勢とのバランスで受容と排除との間を行ったり来たりしていました。今も実際は(何事もなければ)許容される行いなのだと思います、大道芸。けれども、ライセンスが行き渡った結果として「ゲリラ」という言葉も生まれ、なんとなく白と黒の分離を感じてしまいます。
グレーを許容する空気だったのかなぁ。グレーな中で、純粋に路上に立って「在る」という感じ、好きなんですよね。
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-さらっと書いたコメントでしたが、しんのすけさんから返答をいただきました。こういうやりとりがあると非常に楽しい。
-エド・スタフォードという冒険家のシリーズを見ました。無人島で60日間生活していた。とんでもなく面白い。思わず本も買いました。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

<END OF THIS ISSUE>

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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