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週刊PONTE vol.58 2019/12/23

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.58 2019/12/23
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第49回 「ボクダンとジュリエット」

・Fuji…フジづくり 第58回「完成!菱目打ち機」

・きんまめ…デビステのてんぷら 57本目 「ANDo Tadao」(メルマガ第51回)

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第49回 「ボクダンとジュリエット」

さぁ、今週は何がつながったかな。

僕の実家では「政治みたいな難しい話は置いておいて」という空気がある。
社会のことについて全く話さないわけではない。ただ、考えていることや触れている情報の質があまりにも違うため、あまり腰を据えて話す気にならない。両親は「テレビ報道などのレガシーメディアだけに触れている人」である。まさか自分の身内はそういう考え方をして欲しくないな、と思った通りの考え方をしていたりする。話していてなんだかやるせなくなってしまうことがある。まぁ、別に両親のことは好きだけどね。

さて今、フランスから、ジャグラーのボクダンが来ている。一緒に、彼女のジュリエットも来ている。
2人とも日本に来るのは初めて。ボクダンは特に前々から日本に来ることを夢見ていたので、こちらとしても、彼を日本で迎えられることは余計に嬉しい。
到着して次の日、一緒に桜木町を歩いたのだが、カフェに入った時に、社会の話をした。
広島はいいところだよ、という話から、広島が世界的に持っているイメージ、先の戦争についてどう教わるかということ、そこから、フランスでも今、政治家が醜態を見せることに全然抵抗がない、ということについてなど。日本も同じだよ、と同意した。それから、今ではドナルド・トランプがあの座にいるということに慣れてしまったよね、という話。本当は、政府という機構もなかなかに馬鹿げているんじゃないか、という話。かつて卑弥呼がいたり、幕府があったり、外国なら王政があったり、社会の秩序を作る大枠というのは、時代によって変わってきた。それで、今僕らはたとえば、神官が実権を握っていた、という状況を、素直な感覚で「当たり前だ」と思うことはできない。しかし議会制民主主義政治、というのもそもそもそれらと同じように、時代が過ぎてみれば「よくあんな状態を普通だと思っていたよね」と思われるような、ただの「暫定の制度」なんじゃないか、ということについての話。
英語だからニュアンスで伝えることが多いが、自分が触れている情報について遠慮なく話せるのはすごく嬉しかったな。英語だからむしろ躊躇なく話せることもあった。
ジャグリングを通して出会い、真剣に意見を言い合える仲になって、その人が自分の国に来てくれているんだな、と思った。初めての抹茶を飲み、甘納豆を嬉しそうにつまんでいるボクダンとジュリエットを見ながら、強く実感した。こういう体験は、ジャグリングが巡り巡ってもたらしてくれた喜ばしいことの一つだよな、と思う。

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文章を毎日書いています。
https://note.com/jugglernao
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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第58回「完成!菱目打ち機」

先週取り上げていた「菱目打ち機」について、まだ詳しく書いていなかったので説明します。
菱目打ち機と言っていますが、簡単に言うとハンドプレス機です。工具を革や金具に当て上から叩くことで穴を開けたり、留めたりする作業を上から圧を掛けるプレスにすることで叩かずに済むようになります。そのおかげで静音に作業をすることができるようになります。

既製品でドリルスタンドというものがあり、それを代用する方法もあります。しかし、レバーを引いて圧をかける際に土台が軽過ぎて浮いてしまうという情報があったので、本体は全て2×4木材を組み合わせて製作することにしました。クランプレバーやドリルチャックなど自作できないような材料はちゃっかり注文していました。

こだわったポイントとして、組み立てる際になるべくネジなどが見えないようにした点です。そのため、木材同士をダボという木の棒で継ぎ留める「ダボ継ぎ」という方法を試してみました。ボンドでただ面と面を接着するよりもこの方が強度が一段と増します。さらに、釘やネジと違って経年劣化してもダボは木材なので、サビ等による侵食がありません。
しかしながら、ダボを入れるための穴を開ける作業が一番大変でした。1mmでもズレるとうまくはまらなかったり、傾いてしまったりするからです。その都度削ったりしながら調整をして、何とか組み立てる事ができました。

完成後、一度だけ作品の製作で使ってみたのですが、縫い穴を開ける菱目打ちとボタンなどを付けるための打ち具はとても上手くいきました!特にボタン付け(バネホック)に関しては、木槌で叩くと何度も打ち付けられて表面が少しへこむ事があるんですが、菱目打ち機を使えば一度レバーを下ろして圧をかけるだけでしっかりと留まるので、簡単でかつ仕上がりも綺麗にできます。
しかし、丸い穴を開けるポンチに関しては、縫い穴を開ける菱目打ちのように先端が尖っていないため、力が分散してしまい上手く穴が開ききらないという結果になりました。使っているポンチが100均で揃えたものなので、刃が鋭くないという原因は考えられます。

あと使っているうちに本体の接続部分が圧に耐えきれず、ミシミシと浮き始めてしまったので、余った木材を三角に切ってL字金具のように補強をして改良しました。ひとまず、これでまた様子をみたいと思います。

わりと大きいから地味にスペースをとります…。

by Fuji

「自作・菱目打ち機」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2019/12/jisakuhishime.jpg

「おまけのメリークリスマス」
https://jugglingponte.com/wp-content/uploads/2019/12/merry-scaled.jpg

PM Juggling 「otomodama」
・持ち運び用の巾着ケース 製作 by Fuji

otomodama 3個セット

Juggle Pack
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv

【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/
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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
57本目 「ANDo Tadao」(メルマガ第51回)

拙稿を読み返していると、JJF直前の週まで自分の住まいの話をしていた。壁が薄いだの隣人がどうのだの西日がなんたらだの。ここは旅とジャグリングの雑誌。自宅なんていわば旅の対極の存在である。しかし、自宅至上主義の身としては、自宅のソファーよりも気が休まる椅子はないし、畳より寝心地が原っぱなんてのもない。

そう、畳なのである。

3ヶ月ほど前に念願の畳がある家に引っ越しをした(ちなみに引っ越し引っ越しと今まで簡単に書いていたが、「引っ越し」というのは実は貴重な単語で、促音(っ)が漢字と漢字で挟まれているのである。「引っ越し」は表記方法に選択肢があり、他にも「引越し」や「引越」などと書けるが、特に正解はないので個人の好みで選ぶのが吉の模様。おわかりの通り私は「引っ越し」派であるが、前述したように、その理由は漢字で挟まれた「っ」である。このパターンは他に例がほとんどなく、調べてみたところ、引っ張り、切っ先、出っ歯の3つだけなのである。ぜひ皆さんも積極的に促音を漢字で挟んでいこう)。

これまでの壁が薄い家に比して、今度の家は構造物として非常に堅牢。その反面、電気系統がイッちゃっている。ムキムキだけど胃が弱い、みたいなことである。その最たる例が、洗面所の電気だ。この家の洗面所は2方向からのアクセスが可能で、それに伴い電気のスイッチもそれぞれの入り口に付いている。例えば階段の上と下にあるスイッチのように、通常どちらかを押せば消えていた電気が点き、さらにどちらかを押せば電気は消えて真っ暗になる。三路スイッチと呼ばれる仕組みで、これが利便性というものである。

なのにどうしたことか、入居当初、片方のスイッチをいくらパチパチしても洗面所の明かりが点かない。さっきまで普通にONになってたのにおかしい。電気が切れた?縁起でもない。それでいろいろ試してみた結果、わかった。なんと、2つあるスイッチの両方がONになっていないと電気が点かないというANDスイッチになっていたのである。いや、どういうことだよ。めちゃくちゃ不便だ。しかも直しようがない。せっかくの安らぎの我が家だというのに。

まあ、いずれにせよ、自宅は”安堵”の場所だったわけである。

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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。好きなジャグラーは特にいません。ホントに壁が分厚いので、夜中に外で酔っ払いが取っ組み合いの喧嘩をしていても、我が家の安寧は破られません。
デビステのてんぷら冊子版を売るサイト:https://kizokumame.booth.pm/
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◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-先週のメルマガの目次、Fujiくんの記事のタイトルがきんまめさんのものになっていました。ごめんなさい。

-このところ7ボールを毎日投げています。

-きんまめさんの話って、なんか毎回落語みたいですよね。僕も、自宅は好きです。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

<END OF THIS ISSUE>

発行者:青木直哉 (旅とジャグリングの雑誌:PONTE)

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