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週刊PONTE vol.51 2019/11/04

=== PONTE Weekly ==========
週刊PONTE vol.51 2019/11/04
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PONTEは、ジャグリングについて考えるための居場所です。
週刊PONTEでは、人とジャグリングとのかかわりを読むことができます。
毎週月曜日、jugglingponte.comが発行しています。
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◆Contents◆

・青木直哉…ジャグリングがつなげるもの Weekly 第42回 「静岡」

・Fuji…フジづくり 第51回「新作づくり for 旅するビーンバッグ」

・じん…寄稿用紀行記 第2回

・きんまめ…デビステのてんぷら 50本目 「エビとカニとタコ」(メルマガ第44回)

・寄稿募集のお知らせ

・編集後記

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◆ジャグリングがつなげるもの Weekly◆ 文・青木直哉
第42回 「静岡」

先週のハイライトは、何と言っても大道芸ワールドカップ in 静岡である。特別このイベントの大ファンという訳でもないのだが、ピンポイントで見に行きたい人がいるときに訪れる。今年はアニというクラブジャグラーと、ディアボロのアレクシー&ヴィクトー、そしてハットジャグラーのロレンツォが来ていた。みんなヨーロッパで仲良くなった人たちである。彼らに会いに、ジャグラーの友人ショーグンと一緒に静岡へ。

初日の朝に、新幹線で静岡に入る。金曜日はあまり人がいないので、落ち着いてゆっくり見られる。手始めにアニのところへ。舞台上で、ショーが始まる前の音楽に合わせてノリノリで踊っているところでこちらに気づいて、恥ずかしそうに笑いながら舞台を降りてこっちまで来てくれた。アレクシーたちの演技も、二回目を見に行った。ずいぶん楽しそうにリハーサルをしていた。ロレンツォも見に行く。ロレンツォとは、実は2013年に最後に話したきりまともに話していないのだが、ショーが終わって近づいていくと、「ああ、キミじゃないか!」ととても嬉しそうにしてくれた。(イタリア語を話す日本人は珍しいから、だそうである)
夜はアニと、もう一人の横浜のジャグラー、こーらくんとともにおでん屋へ。こういうところは、外国人だけではなかなか入りづらかろう、と思い。結果、もち巾着やら、キャベツロールやらを喜んでくれて、こちらとしても嬉しかった。
合間で、今年の5月にストレンジシード静岡というイベントを見に行った際に見つけたお気に入りの喫茶店にも行く。店員さんが僕のことを覚えてくれていて、ほっこりした気持ちになる。

二日目も、気になるパフォーマーを見つつ、ホワイトアスパラガスの二人とも少し話せたり、と充実していた。
先々週の西日本の旅と合わせて、なんだかいろんな人と再会していて、(そうそう、淡路島で会ったAWAJI ART CIRCUSのエレナさんとも、なんと静岡で偶然再会したのである。これにはびっくりした)それらのことごとをじっくり反芻する時間を持てないでいる。
何と言っても僕の旅の楽しみは、旅先で出会った人たちのことを、帰ってきてから折に触れて思い出すこと、なのだ。

なので旅が続いてそれができていない今、ほんの少し落ち着かない気分でいる。
帰りの新幹線の中で少しでもゆっくりしようか、と思ったが、結局僕は次に会うべき人たちと連絡をずっと取っており、気がつけば横浜に着いていたのだった。

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◆フジづくり◆ 文・Fuji
第51回「新作づくり for 旅するビーンバッグ」

今月11/14ー17の4日間、 京都を拠点として活動しているJuggling Unit ピントクル主催のオムニバス公演『秘密基地vol.10』が東京で行われます。この秘密基地という公演は、「ジャグリングの新たな魅力を開拓する」をテーマとしたピントクルが運営するオムニバス舞台公演です。各団体が5~20分程度のジャグリング作品を上演します。

今回の出演者のひとりにPM Jugllingの旅するビーンバッグ(新作ミニボール)を演技で扱う方がいるそうで、ボールとセットとなるケースをつくって欲しいという製作依頼をいただきました。いまある巾着のスモールサイズ版の製作でもよかったのですが、旅するビーンバックがとてもミニマムで可愛らしいボールなため、せっかくならそれに合うかたちのケースを製作することにしました。しかも、ボールは以前とは違う新しい生地を使用し、より温かみのあるボールになっていました。

製作のお話をいただいてから本番当日まで2週間程しかないタイトスケジュールですが、生地選び、型決め、試作までを数日で行い、完成に近い状態までできています。いつもつかってる帆布で初め試作したところ、小さくてもしっかりとしたケースになっていたのですが、生地が硬いがゆえに口の部分が小さいと閉まりにくいことがわかりました。しかし、薄い生地にすると、どこにでもあるような安っぽい袋になってしまうため、その中間の生地でいいものがないか探してみました。薄めの11号帆布や麻布、オックスなどを見て、最終的に「カツラギデニム」という生地にしました。いろいろ見比べて悩んだのですが、最後は直感です。
あとで調べたところ、カツラギの特徴はオックスよりも厚みがあり、帆布のようにハリもなく、柔らかい生地。だそうです。非常に柔らかくて丈夫な生地なので、巾着にオススメの生地でした。

実際のところ、たまたま居合わせた知り合いが、これは?と見つけてくれた生地なんですけどね。(笑) 感謝、感謝です。

by Fuji

・Juggling Unit ピントクル主催 オムニバス公演『秘密基地vol.10』

『秘密基地vol.10』

「Juggle Pack」
【Instagram】https://instagram.com/jugglepack_official?igshid=v5fjxithzxrv
【HP】https://jugglingponte.com/2019/07/19/jugglepack-project-about-to-begin/

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◆寄稿用紀行記◆文・じん
第2回

14日、現代サーカス研究サークル「CouCou」(ククー)のスタジオ見学へ向かう。https://www.circus-coucou.com/
今回の旅の目的の一つ。埼玉県新座へ向かう電車の中で、川の水が溢れている地を見かける。「北朝霞(きたあさか)」と聞こえてくる駅名で検索してようやく、ああ、今のが荒川か、と気づく。二日越しに災害の警告メールを受け取った気分。
地図記号、看板、情報を情報として受け取ること、見落とす/見過ごすこと、そこに載っていないこと、
雨の中、喫茶店もモスバーガーも非常に混んでいて、何も回転していない回転寿司屋で昼食をとる。
歩いてスタジオに向かう途中で警察に通報する一幕があり、「えーーっと、ここはどこなんでしょうか、ちょっと待ってくださいね」 GoogleMapsのアプリで現在地名表示ってどうやるんだ? と仕方なく近くの電柱に貼ってある地名を読む。
ここがどこか分かっていなくてもそこを旅することはできる。情報なき旅、迷子。そこで見つけるもの、見えるもの。
警察官の女性に近くの美味しいラーメン屋を教えてもらう。トランポリンパーク「トランポランド」の存在も。GoogleMapにピンが二つ立つ。
結局、スタジオの資料室を二時間半ほど見せてもらって帰ってくる。

その後、両国で人と会う。今回の旅の目的の一つ。はじめましての出会いと、重要な言葉、これからの展望はどうなるか分からないが、何かにつながるかもしれないから。

15日、私用で一日アキバに。

16日、北千住での るき(岡本晃樹)さんの個展へ。https://senjugeijutsumura.wixsite.com/rojibi
今回の旅の目的の一つ。
住宅街、東口の商店街、路地裏、ここ数日の東京都会とは違って生活が近く感じられる街。

(続く)

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【筆者について】
じん
Twitter https://twitter.com/jin00_Seiron
note https://note.mu/jin00_seiron

「ジャグリング論集」は『ピンクの猫』による最新のジャグリング基礎文献です。→ https://pincat.booth.pm/
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◆デビステのてんぷら◆ 文・きんまめ
50本目 「エビとカニとタコ」(メルマガ第44回)

気がつけば通算50本目のてんぷらである。だいぶ胃もたれする本数であるが、じん氏のロジカルな詩(ポエティックな論説?)を胃腸薬にしてほしい。

ということで先日、久しぶりに短い小説を書いた。
(Twitter: @kinzokumameでどうぞ)

内容は架空のイベントJapan Kani Festival 2019 (JKF2019)のゲストステージで、Kani Short Film Festival (KSFF)開催案内のフライヤーを手にした主人公が、架空のストーリーの映像作品を応募しようとするが、結局KSFFが架空のイベントであった、という架空の物語である。当然小説だから架空の話なのだが、JJF2019のゲストステージでJuggling Short Film Festival (JSFF)というイベントのフライヤーが配られたのは事実であり、また、JSFFが架空のイベントであることも事実なのである。
自分でも書いてて混乱している。

「架空のイベントのフライヤーが実在する」という、フィクションと現実のねじれたリンクを書きたかったのである。夢の断片が現実のポケットに入っていた、というお決まりのパターンを、現実側に立って体感してほしかったのである。そのための小道具としてJSFFのフライヤーを作成したのである。

というのは、完全に後付けの理由で、なんでもいいからフライヤーを作ってみたいなと思い立ち、しかし告知するイベントなんて何もないので、仕方なくJSFFというイベントをでっち上げ、その開催告知フライヤーを作成してみたのである。
もちろんこれはPONTEとは一切関係なく、きんまめによる単独での犯行なので、間違っても編集長にクレームを入れないようお願いしたい。

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きんまめ:ジャグリングサークルジャグてっく元部長。くらいしか経歴がない。デビルスティックをやっていました。この小説とはまた別の短編を応募したところ、第46回明石市文芸祭にて賞を頂きました。最優秀賞なのに賞金がない。好きなジャグラーは特にいません。

◆寄稿募集のお知らせ◆

週刊PONTEに載せる原稿を募集します。
800字以内でお書きください。
編集長による査読を経たのち掲載。
掲載の場合は、宣伝したいことがあればしていただけます。
投稿・質問は mag@jugglingponte.com まで。
締め切りは、毎週金曜日の23:59です。

◆編集後記◆ 文・青木直哉

-きんまめさんが小説を応募していた話、実は話だけは先々週に神戸で聞いており気になっていたのですが、まさか最優秀賞を取ってしまうとは。さすがです。こちらもなんだか嬉しい。おめでとうございます。
-突然首が痛くなりました。首が痛いというだけで、日常のすべての動作が億劫になって、ひいては食欲までやや減退しました。
-仕事で使っているMacBookを都合で買い換えました。中古でグレードとしては下ですが、より軽いものを求めて。若干の心配はありますが、とりあえず満足してます。でも、なんか、手書きで自分で向き合う時間をもっと増やそうかな、とか今は思ってます。

また来週。

PONTEを読んで、なにかが言いたくなったら、mag@jugglingponte.com へ。

<END OF THIS ISSUE>

発行者:青木直哉 (書くジャグリングの雑誌:PONTE)

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