第447回【さよならエディンバラ】17/22日目 イギリス・ジャグリングの旅2019

この記事が世に出る頃には、僕はバスに揺られて、ロンドンに向かっている。

エディンバラからグラスゴーに向かうバスに乗り、そこで夜行バスに乗り継いでいるだろう。うまくいっていれば。

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昨日はいよいよエディンバラ滞在最終日であった。

チェックアウトの時間は朝10時だった。

10分ほど過ぎて家を出る。昨晩遅くまでお酒を飲んでいたので(EJCの最後にもらったジンがまだ残っていたのだ)少し眠い。

いつも乗っているバスに乗って、街まで出る。

長距離バスの出るバス停にあるコインロッカーにスーツケースを預ける。黒人のおばさんたちが、コインが足りない、といってわいわい騒いでいた。

街を出る前に、もう一つだけ作品を見ることにする。COMAという、貨物輸送用のコンテナの中に設置された3段ベッドに横たわり、ヘッドホンをつけて暗闇で体験する20分ほどの作品。

ヘッドホンからは、「あなたは今昏睡状態にある。今私はコーヒーを飲んでいるけれども、その匂いは本物か?果たしてこれは現実なのか?」というようなことをささやかれ続ける。

語りを理解して考えることが軸となる作品だったので、少し理解が至らず、面白みが半減。これは細部までニュアンスがわかる日本語版か、あるいはもっと英語が繊細にわかる状態でもう一度体験してみたいなと思った。

しかし、いきなりバツンと光を消されて、完全な真っ暗闇で横たわっているのは、それだけでも何か、自分の存在が不安定になる感覚がある。

僕らは、あくまで周りとの相関で「自分」というものを強固に保っているんだよな、ということを思いおこす。

Frontxのひとたち、またいた

作品が終わって、会場からお得意のPiemakerに向かってなんとなく歩いていると、ジャグリングショップの前を通りかかった。

流れでお店に入ると、なんと同じタイミングで、EJCに来ていたジャグラーたちに居合わせた。ブースでボールを買ってくれたエイミーもいた。

しばしお店の人と話す。

そこで、一緒にいたシンガポール人の友人の、友人の友人も店に入ってきた。

そのまま一緒にPiemakerへ行く。

パイメイカーのパイもこれで最後である。

一番スタンダードなスコッチオリジナルパイと、タッティドッグを買った。パイメイカーのパイはこの4日で何個食べたかわからない。7、8個以上は食べたかなあ。

パイを食べつつ、その友人の、友人の友人の泊まる予定の場所まで行く。歩いて10分くらい。

そこから、アーサー王の玉座という丘が見えたので、登ろうか、と提案するも、時間が足りるかわからなかったので、もう一つ、別の小さな丘の方に登る。

こちらは7、8分ほどで高い地点までついた。

最後に、ここで起きたことを思い出しながら、少し上から街の様子を眺める。

さて、と意を決して、シンガポール人の友人の荷物を出しにバス停に戻り、そのまま駅の方にあるバス停まで見送った。

その後は僕とふじくん二人になる。

あと数時間で、僕らのバスも出る。

もう一度Waterstonesのカフェに行こう、と思い、15分ほどプリンシズストリートを歩いて本屋に入ったが、すごく混んでいたので、結局バス停の方に再び戻り、すぐ上にあるカフェ・ネーロで30分ほど仕事をして、バスに乗った。

エディンバラからグラスゴーへのバス