第422回 【EJCとは何か/外国の人を怖いと思うこと】1/22日目 イギリス・ジャグリングの旅 2019

今日から、イギリスの旅が始まる。

22日間の間、こうして毎日日記を書くつもりである。フェイスブックの方でもそのままの文章をシェアするつもりである。フォローしている方には、毎日長い(短い時もあるだろう)文章が流れてきますが、どうぞお許しくださいませ。

更新はいつもより少し遅く、11時ごろになる予定である。理由は、時差である。いつも通り8時に更新をしようと思うと、向こうの夜12時までに予約をせねばならず、少しきついので。

それでは、1日目。

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外に出ると、熱気が身を包んだ。

クーラーの効いた部屋で家を出るギリギリまでzine(規模の小さな手作りの雑誌)を作っていて、いざ外にでると、せっかくシャワーを浴びて綺麗な服を着たというのに、またたく間に汗だくになってしまった。重い荷物を抱えているのでなおのこと、一歩ごとに身体の内側から熱くなる。

横浜を出て、羽田空港へ向かう。イギリスで開かれる、世界で一番大きなジャグリングの大会「EJC」(ヨーロピアン・ジャグリング・コンベンション)に参加するためである。

ジャグリングのフェスティバルってなんじゃ、という方も、あるいはこのページを読んでいるかもしれないので説明しておく。もう何度も読んだし、行ったこともあるよ、というかたはどうぞすっ飛ばして読んでください。

ジャグリングフェスティバル(あるいはコンベンション。どちらでも同じような意味である)のことを「大会」というと、どうも僕が演技をしてきて、あわよくば優勝を狙ってくる、みたいな想像をされてしまうのだけど、そういうことではなくて、みんなが親睦を深める、みたいなことが目的である。

会場には体育館があり、会期中は、さまざまなワークショップ(教室)やショーが催され、パレードと称して街に出てみんなでジャグリングをしたりもする。中では屋台も出るし、バーテントといってお酒が飲めるところもあるし、色々と楽しめるイベントやモノがいっぱいあるのだ。僕と、今回一緒に旅をするFujiくんの二人は、その中でもトレーダーズブース、と言って、お店を出すエリアでPONTE名義でモノを展示する。Tシャツや、手作りジャグリングボールケースや、バッジなど。

そのあと北上してエディンバラまで行き、有名なエディンバラ・フリンジフェスティバルを観に行く予定もある。それが終わったら、まだきちんと決めてはいないのだが、ケンブリッジに行くつもりである。ここは、長いこと行ってみたかった場所だ。

現在、ベトナム航空の機内である。ハノイを経由してロンドンのヒースロー空港に行く。あまり遠くに行く気がしない。Fujiくんと一緒に行動しているからかもしれない。ただ、行って帰ってくるだけだ、というような気がしている。しかし何も感慨を感じていないのか、というとそんなことはない。向こうに行けば、まるで今までの人生の総まとめのようにいろいろな人に会うから、とても楽しみである。ノルウィックのヤツらがいるだろう。ジョナサンがいるだろう。サギがいるだろう。エドウィンがいるだろう。コウゾウがいるだろう。キムもいるし、ダニエラもいるし、リーナもいるし、アメリもいるだろう。アナもいたりして。ぱっと数え上げただけでも、何人も友達の顔が思い浮かぶ。

だからやっぱり普通の旅行では、ない。

日本人も多いぞ。今年は、いま知っているだけでも30人くらいの参加者がいる。こりゃあ、とんでもないことになったなあ、と思う。昨年は日本人は8人ぐらいであった。もちろん年によって多かったり少なかったりするのだが、20人を超えてくると、多いなあ、と感じる。知っているだけでも30人だから、きっと実際には50人とか、来るのかもしれない。

ところで、旅の予定をあまり決めていないことに今気づく。

8月2日に会場に1日早くつくことになっているけれども、その日に自分たちのテントが張られているのか、知らない。テントが無かったらどうしようか。まぁ、誰かのテントに潜り込ませてもらうなりして、なんとかするしかあるまい。こういう時は、とにかく人に頼ることを考える。

旅の後半に関しては本当に何も特に決めていない。ブースの準備や仕事が立て込んでいたので、それ以外のことに手が回らなかった。

しかし、僕はこの「特に何も決めず旅に出る」行為にとにかく慣れたい。今でもだいぶ慣れているけれども、やっぱり少し心配になってしまう自分がいるんだ。用意周到に、「さあ、せっかく行くのだからなんでも吸収してやろう、なんでも見てやろう」と思うのではなく、「さて、何しようかな」と地元で休日を過ごすように毎日過ごせたらいい。

羽田空港でふと、「外国人が怖いと思う感覚」を久々に味わった。

僕にもまだこういう感覚が残っているんだな。今でこそたくさん友達がいるから、きっと外国人と一緒にいることなんかなんでもないのだろう、と自分自身思っているのだが、そんなことはない。やっぱり、どこか緊張してしまうことがある。

2年前は、外国の人もよく来る(というか常にいる)ゲストハウスで働いていたから、そんな感覚はどこかに飛んでいたのだけど、この2年間を経て、どこか昔の感覚が戻ってきたのだろうか。でももちろん、イギリスに着いてしまったら、きっとすぐにこんな感覚は消え去る、だろうとも思う。

さて、この文章は、ハノイの空港から送ることになる。

ちょっと早いが、そのあとイギリスに向かう便に乗って12時間半くらい機上にいないといけないので、しょうがない。

次の日記から、イギリスのことを書く。

ハノイ・ノイバイ国際空港