Jugglers in the First World War – Part I
IJA が発行している、ウェブマガジン、e Juggleより。
第一次世界大戦中のジャグラーについての記事。
戦争が始まり、サーカスの人たちが、大きく影響を受けた、という話。(主にネガティブな方向へ)
この記事を書いたEsteban Velez氏によれば、サーカスに関わる人々は、その身体力などを評価され、空中ブランコのアーティストが空軍の偵察部隊に入れられたり、馬術の人たちが騎兵隊に入れられたり、ジャグラー、アクロバットたちは歩兵部隊に入ったりしたそう。
場合によっては、戦地で、娯楽としてサーカスを披露した人々もいた。Valez氏は、「戦地でのショーによって戦争から多くの兵士が受けるトラウマは多少なりとも軽減することに貢献した」と書きます。
戦争が終わると、未曾有の数の人が職を失う中、軍人が知り合いのサーカスアーティストや、軍から買った馬などを使い、ショービジネスを始めた、なんていう例もあったようです。
しかしもちろん、中には破産したサーカスオーナーもいました。戦争を経て、エンターテインメントに需要を持つ顧客というのが限られていたから。
結果的には、戦争によって、多くのサーカスアーティストが息の根を止められた、と書きます。
記事後半部では、具体的に、活躍したことが知られているアーティストの名を挙げています。詳しくは記事を見てみてください。
これはパート1で、続きがあるようです。
日本では、例えば第二次世界大戦がサーカス芸人の人々に与えた影響はどんなだったろうか。
そして第一次世界大戦も、第二次世界大戦も遠い過去のことであるいま、ジャグリングや、サーカスのアーティストが活躍しづらくなってしまう世の中ってどんなだろうか。どんなことが起こると、今よりも「ジャグリングなんかやってられない」世の中になるのだろうか。
いままさに、このような体験をしている人たちが、世界にいるだろうか。
想像する。