第396回 ある程度の苦しさがないとな

新しい技を覚える、ということを久しくしていません。/正確に言うと、意識的に教科書のようなものを使ってジャグリングを覚える、ということをしていません。/ジャグリングを始めたての頃は、youtubeだったり、『ボールジャグリング入門』という書籍を見ながら、そこに載っているお手本と同じことをできるように、何回も何回も練習していました。それが要するに「ジャグリングをする」ということでした。/ある程度上手くなってくると、さらに別の技を学んでやろう、と意識的におもうことが少なくなったように思います。/というのも、ジャグリングで気持ちよくなりたいな、という気分を満足させるためには、今ある技術でも十分になってくるから。/昨日、久しぶりに、インターネットに載っている3ボールの技を練習しました。Ali’s Slideという技。きっかけは、最近毎月ジャグリングを教えている方が、「今月はこれを習得するのが目標なんです」と言って見せてれたこと。/これがなかなかできなくて、一緒に苦戦。同時に、「ああ、ジャグリングを始めたての頃って、こうやって苦しみながら楽しんでいたよな」と思い出しました。/このところ、特にジャグリングに関して、「ちょっと苦しい目標」を立ててなかったなあ、と思います。/もちろん、楽に楽しもうという気分、それも一向に構わない。そういう考え方には、十分な権利があると思う。/でも今こうやって苦しみながらも楽しむ、という感覚を思い出して、ああ、なんだか、自分は楽をしてたよな、とちょっと反省、のような気分になったのでありました。/怠けようとするのは自然だからいいのさ、というのは人生の根本姿勢ではありますが、局所的に見た時、というか、本気で楽しみたいと思っているものごとには、ある程度の苦しさがないとな。/横浜