第390回 次は人に与える

一日にものを書く総量をきちんと増やしたいな、と思う。今の僕にとっては、こうやってものを書くことは本当に、修行の一環なのである。

 

昨日、おとといと、千葉の御宿(おんじゅく)にいた。知り合いが企画した、フリーマーケットに参加したのである。

といっても僕は何かを売ったわけではなく、その場でジャグリングを披露して、賑やかしの役割をになったのである。

割に辺鄙なところなのだけど、地元の人や、遠くからきた人もいて、思っていた以上に盛り上がる会であった。

何より、開催された場所が、「廃墟に近い一軒家の中」で、その設定が最高であった。

そして裏庭には、動物も迷い込んだりして(ちなみにキョン、という動物で、仕留めて食べた)変わったところでした。

みなさん、とてもオープンな人たちが多く、(まあわざわざあんなところまで行ってイベントに参加するような人たちなので、マインドもひらけているのだ)そういう方々にジャグリングを教えたのが、一番楽しかった思い出である。

ちょっと、やってみますか、とボールを渡して、2個、3個、と増やす。ほとんどの人は、結構、いいセンまで行くので、「楽しいなあ」とニコニコしながらボールを投げてくれる。それはいわば、自分の知らなかった部分に出会うことなんだよな、と思う。そしてそういう発見をする人を間近に見るのは、とても心楽しいものである。

そういう時、ああ、ジャグリングをやっていてよかったな、と心から思う。

自分も、ジャグラーになりうるのだ、という予感って、結構、ワクワクしますよね。

熟練したジャグラーは、その自分が最初に感じた興奮を、次は人に与えることができるのだ、ということ。これ、ジャグラーとして、大切にしたい価値である。