カテゴリー: お知らせ

information.

PONTEのメールマガジンがはじまります。

ご無沙汰しております。編集長です。

PONTEは、毎週月曜日にメールマガジンを発行することにいたしました。

その簡単な経緯などは、早速、第1号に書いてあります。

どうぞ、ご登録ください。


メールマガジンについて

※第2号発行の間までは、ご登録された方に順次、第1号をお送りいたします。(手作業で送信するため、少々時間がかかる場合がございます。ご了承ください。)

PONTE 2018 Autumn (Vol.15) ができました。

書くジャグリングの雑誌:PONTE の第15号が完成しました。

1ヶ月半、ヨーロッパに滞在し、4つのジャグリングフェスティバルを取材して来ました!

行って来たのは、フランス、イギリス、アゾレス諸島(ポルトガル領)、そしてフィンランドです。

世界最大のジャグリングフェスティバルEJCも含め、めったに知ることのできない、

EJC以外のジャグリングフェスティバルの様子もギュッと凝縮しました。

これを読めば、ヨーロッパに行った気分になれるかも。

いつか外国のジャグリングフェスティバルに行ってみたい、という方にも、おすすめです。

通常どおり購入画面からご注文できます。

一冊800円です。

また、協賛してくださっているPM Jugglingでも、取り扱いをする予定です。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

編集長 青木直哉 naoya_aoki@jugglingponte.com

協力 / sponsors: PM Juggling

2018年8月31日〜9月4日 配送停止のお知らせ

続けて申し訳ございません。

2018年8月31日〜9月4日

上記の期間、PONTEの販売サイトを停止、および発送業務を停止いたします。

本日より9月4日23:59までにご注文の分は、9月5日以降に発送いたします。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいませ。

なお、懇意にしているPM JugglingでもPONTEを取り扱っていただいておりますので、そちらもぜひご利用ください。

 

よろしくお願いいたします。

IJA2018 日本人ファイナリストインタビュー

アメリカのIJA(インターナショナル・ジャグリング・アソシエーション)が開催するジャグリングの祭典・IJAフェスティバル

今年は、7月16日から22日、スプリングフィールドで開催。

スプリングフィールドはここ

1947年から数えて第71回目です。

日本のJJFは今年第20回目、世界最大のEJCですら、今年第41回目。

参加者は、アメリカ周辺国出身者が多い印象。(世界から集まるのは、どちらかというとEJC)しかし最近は、協会が世界に向けてどんどん発信をしています。WebマガジンのeJuggleもそうですし、Instagram や Youtube ビデオシリーズの Tricks of the Month でも、各国のジャグラーを頻繁に紹介しています。

そんなIJAフェスティバルの競技部門では、近年日本人のエントリーが非常に多くなっています。20162015(2018年7月8日訂正)年大会では、なんと個人部門出場は日本人のみでした。2018年の今大会も、日本人が数多くエントリーしています。どんな方々が出場するのだろう、と思い、PONTEでは、予選通過者の皆さんにメールインタビューを行いました。(ジュニア部門通過のかすやさんは、都合によりインタビューを見送り)

今回の意気込みや経緯、自身のジャグリングスタイルの見所を聞いてみました。

(公式の予選通過者発表ページはこちら。)

(ジャグリング歴は、2018年6月時点。)

 

Juggler Kentaro(ジャグラー賢太郎)

 

  • 道具:ボール
  • ジャグリング歴:25年
  • IJA出場までの経緯・意気込み:
    IJA総合個人部門でのファイナル出場は今回で4回目になります。IJAを知ったのは小学生の時です。私がジャグリングをはじめた頃は、全くジャグリングの教本が無く、唯一有ったのがIJAのビデオテープでした。ビデオテープがすりきれるまで何度もIJA決勝を見ました。特に大好きで昔から目標(現在でも永遠の目標)のジャグラーが、IJA95年ジュニア部門、97年総合個人部門で優勝して世界チャンピオンに輝いた、ブラディック氏です。いつの日かブラディック氏のようにIJAで優勝してプロジャグラーになりたいと思い、ずっとジャグリングを続けて来ました。IJAが無ければ、プロジャグラーにはなっていなかったと思います。私にとってIJAは、永遠の夢の舞台です。今回で4回目のファイナルですが、未だに納得の結果が出ておりません。自分で納得がいくまで、一生IJAを目指していきたいと思っております。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:私がジャグリングをするプロップはボールです。世界で唯一と言われている、ボールでのトスジャグリングに数々の足技を融合させた、「アート・オブ・フットジャグリング」が私の代名詞と言われています。このアート・オブ・フットジャグリングを武器に4回目のIJA決勝を楽しみながら優勝を目指していきます。
  • アメリカでしたいこと:私は大の爬虫類マニアで特に蛇が大好きで沢山飼育しております。日本では規制が有るから飼育出来ないのですが毒蛇が好きです。時間が有れば、アメリカにしかいない毒蛇「カッパーヘッド」を動物園等に見に行きたいです。

まさやん

 

  • 道具:皿回し
  • ジャグリング歴:15年
  • IJA出場までの経緯:もともとはディアボロがメインでしたが、自分しかやっていないことを見つけようと思って、皿回しを始めました。はじめは、面白いけれどすごくないというのが正直なところ、そして難しいことが出来るようになっても、やっていない人にはわからなかったり、評価されなかったり、という事に苦しんで来ました。ジャグリングの大会に出れば客観的な評価に繋がる、と思いJJFなどに出場してきました。
    今年は他にも皿回しの人たちがIJAを狙っている、というのを聞いて、その中に自分がいなかったらきっと悔しいだろうなと思い、応募することにしました。
  • 今大会の意気込み:頑張ります。ひとまずいい演技をしたい。以前JJFに出た時は、仕事が忙しくなる前に、記念にあれもしたい、これもしたいという気持ちがありましたが、今回は仕事をしている中での出場です。時間がない。とはいえ、逆に集中できている気がします。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:数がテーマです。皿回しは道具が2つあるので、その掛け算でアイデアの数は膨らみます。そして、ジャグリングの原点ともいえるナンバーズ。すごいと面白いを両立したいです。
  • アメリカでしたいこと:ヨーロッパに行った時、一緒に皿回しをしてくれる友達ができたのが嬉しかったので、今回もそんな友達ができたら嬉しいです。

花田充

 

  • 道具:皿回し
  • ジャグリング歴:5年
  • IJA出場までの経緯:湧き出たジャグリングの好奇心を満たすことを大切にしています。「IJAが面白そう」と好奇心が湧いたので挑戦しました。
  • 今大会の意気込み:賞を貰うよりも、ジャグリングを楽しみ、笑顔で福岡に帰ってくることを目標にしています。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:「和風」の演技です。衣装と楽曲はオーダーメイドで製作していただきました。皿の模様にもこだわっています。皿回しの技ひとつひとつに注目していただけるのも嬉しいですが、演技全体から雰囲気を感じ取って観ていただけるともっと嬉しいです。
  • アメリカでしたいこと:カフェが好きなのでアメリカのスターバックスに行きたいと思っています。

上野亜揮

 

  • 道具:デビルスティック
  • ジャグリング歴:7年
  • IJA出場までの経緯:Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)のオーディションなどがなかなか無かったため、デビルスティックアクトをCirque du Soleilのキャスティングに興味を持ってもらいたかったので応募しました。キャスティングが視察に来るかは分かりませんが、少なくとも僕の戦いやすい舞台の中で、一番その確率があるのがIJAでした。
  • 今大会の意気込み:サーカス芸の中でもデビルスティックは極めて地味です。しかし、デビルスティックの魅力を僕はよく知っています。もちろん、金メダルを目指しているのは前提としても、それ以前にデビルスティックアクトの魅力を感じてもらいたいと思っています。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:今回の演目では、デビルスティックの魅力を十分に引き出すことをテーマにしています。逆に言うと、メッセージやキャラクターなどは一切ありません。目の前で起こるありのままのデビルスティックの魅力を素直に受け止めてもらえるよう、あえて余計な事をしないようにしました。
  • アメリカでしたいこと:たくさんのジャグラーとおしゃべりしたいです。

KK Staff

 

かとけい(写真左)

  • 道具:スタッフ
  • ジャグリング歴:8年目(1年ブランクあり)
  • IJA出場までの経緯:僕は、千葉大学ジャグリングチームpossumというサークルに所属しているのですが、まわりの先輩方や同期が大会で結果を出したりJJFに出場するなど華々しく、自分も何か大きな結果を出したいと思っていました。そんな中、以前とある公演の関係で一緒に練習した相方のクラタクミと福岡のJJFで久々に再開した時に、是非次のJJFCSに向けて新しいスタッフペアのパフォーマンスをやってみようと意気投合し、チームを結成しました。そしてせっかくルーティンを作るなら、JJFだけじゃなくIJAも挑戦しちゃおう!という勢いでIJACSに挑戦する運びとなりました。
  • 今大会の意気込み:出るからには全力を尽くして優勝したいです!また日本のスタッフは海外ではおそらく知られていないと思うので、日本にはこんなスタッフのパフォーマンスがあるんだぞ!という印象を持ってもらえるように頑張りたいです。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:なるべく丁寧にやることを心がけています。
  • アメリカでしたいこと:会場のスプリングフィールドの近くのボストンにも少し滞在するので、少し観光してみたいです。ジャグリング面では、海外のスタッフジャグラーと交流する機会は滅多にない機会なので積極的に交流していきたいです!

クラタ クミ(写真右)

  • 道具:スタッフ
  • ジャグリング歴:3年3ヶ月
  • IJA出場までの経緯:昨年のJJF会場にて、相方のかとけいさんに声を掛けていただいたことがすべてのきっかけです。当時の私にとって、日本のスタッフ界の中でも実力派であるかとけいさんは、強い憧れを抱くような存在でした。そんな方からのお誘いは本当に嬉しく、かとけいさんからの期待に応えられるよう、スタッフの技術を必死になって急成長させていきました。今回のIJA出場は、そういった「憧れの人からの期待に応えたい!」という想いの実りであると考えています。
  • 今大会の意気込み:スタッフジャグリングの魅力をこういった形で広く発信出来ることに、大変喜びを感じております。スタッフの知名度を上げ、界隈の裾野を広げて今後のスタッフジャグリングの発展を促す為にも、全力で優勝を狙います。
  • ジャグリングスタイルの見どころ:私はジャグリングを、身体動作を演出する手段として捉えています。スタッフによって迫力を増大させた、アクロバティックな身体動作が私の大きな武器です。また、トリックの難易度及び希少性にも妥協せず、ジャグラーとしても興味深い存在であることを目指しています。
  • アメリカでしたいこと:ジャグリングがしたいです!どこへ行っても、結局一番したい事はジャグリングです!

以上、日本人出場者のインタビューでした。みなさん、それぞれに気合が入っておられるようです。

チャンピオンシップ本番は、ジュニアが7月18日(インタビューは諸事情により載せられませんでしたが、日本からはかすやさんが出場)、総合個人部門とチーム部門が7月19日です。

2018年7月9日〜8月25日 配送停止のお知らせ

夏がやってまいりました。編集長は、毎年恒例、ヨーロッパ・ジャグリングの旅に出ます。

そこで

2018年7月9日〜8月25日

上記の期間、PONTEの販売サイトを停止、および発送業務を停止いたします。

7月8日23:59までにご注文の分は、通常通り発送いたします。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいませ。

なお、懇意にしているPM JugglingでもPONTEを取り扱っていただいておりますので、編集長の留守中は、そちらもぜひご利用ください。

 

よろしくお願いいたします。

PONTE 2018 Spring (Vol.14) の紙版ができました。

PONTEの14号、「ブリュッセルのサーカスイベント特集」が、本になって出来上がりました。

全く同じ内容が、Web上でも読めます。(こちら

今回の紙版は、試験的に無料で配布いたします。
今のところ固定の配布場所は特にございませんので、編集長から直接差し上げるのが主な方法です。

編集長と会うことはないが、紙で手に入れたい、という方は郵送でご対応します。
(販売サイトの都合で、100円という価格を設定しております。ご了承ください。)
通常どおり購入画面からご注文できます。
送料込みで300円です。(他の号を一緒にお求めいただくと送料がお得です)

また、協賛してくださっているPM Jugglingでは、現在お買い物をされた方に、部数限定でPONTE vol.14を同封しています。この機会に、気になっていた道具を購入されるのもいいかもしれません。

2018年3月に行われた、サーカス会議の Fresh Circus と、サーカスフェスティバル Festival UP! を取材しました。
編集長が、西欧の「サーカス」の一端について、考えた号です。

どうぞ、お暇の折に。

編集長 青木直哉 naoya_aoki@jugglingponte.com

協力 / sponsors: PM Juggling, Visit.brusselsINCAM, Espace Catastrophe, CIRCO STRADA ,ésac

第1便 (2018/4) Spin Circus Fest 2018レポート

2018年1月18日~22日、オーストラリア第2の都市メルボルンにて開催されたSpin Circus Fest (Spinfest 2018) に無計画弾丸ツアーで参加してきたので、レポートしたいと思います。

Spinfestは、2010年より毎年開催されているサーカスイベントです。ジャグリングはもちろん、ダンスやヨガ、アクロバットなど様々なジャンルのパフォーマーが集まります。

チケット手配

以前からこのイベントの存在は知っていたものの、語学学校だけで精一杯だったため、よく調べもせず参加を諦めていました。

参加を決めたのは、既にイベントが始まって1日目の夜のこと。チケットは$250(全日参加・大人料金)と少々高めでしたがまだ間に合うと思い、速攻でチケットとメルボルン行きの飛行機を手配、翌日の語学学校は無断欠席しブリスベンからメルボルンへと飛び立ちました。

会場までのアクセス

メルボルンに着くと気温は45度。この日は特に暑かったそうです。

実はこの時、空港から会場までのアクセスが未定のままでした。Spinfestの会場は山の中にあるキャンプ場。公共交通機関は無し。最寄りのGeelong駅からは45km程あり、Uberを使っても片道$80、徒歩だと約10時間との表示。イベント初日と最終日はシャトルバスの運行がありましたが、自分は2日目からの参加なので使えず。

とりえあず運営のfacebookページにメッセージを送り、「このままでは最悪ヒッチハイクになるのでは・・・」とドキドキしながらGeelong駅へ向かいました。駅に着く直前、運営から「ちょうど今日来るジャグラーがいるから、迎えを手配するよ!」との連絡が。

駅前でクラブを片手に30分ほど待っていると、沢山のポイとスタッフを積んだ1台の車がやって来ました。迎えに来てくれたのはサーカス学校出身のDan。初対面にも関わらず、沢山話しかけてくれました。私の拙い英語力でも、共通の趣味があるおかげか不思議と楽しく会話ができました。会場までは車で1時間半、想像以上の山道を走りました。道中、カンガルー飛び出し注意の看板があり、オーストラリアであることを実感させられました。

キャンプの様子

会場の様子

会場はキャンプ場で、広場と小屋の中で練習が出来るようになっていました。
日差しが強く、とにかく暑いのでジャグラーはタープの下で練習していました。湿度は高くないので、日陰に入ると心地よく練習ができます。

広場の中央にはトランポリンやシーソー、空中ブランコが設置されており、アクロバットの練習をしている人も沢山いました。

小屋の中はステージが設置されており、主にゲストが練習用に使っていました。その光景は、これまで動画で見ていた海外のジャグリングフェスティバル。夢のような空間です。

会場

食事は会場内にあるレストランで朝昼晩、決まった時間にのみ食べることが出来ます。近くにスーパーやコンビニも無いので、時間を逃すと食べれません。メニューは3種類ほどから選べて、どれも美味しい物ばかりでした。

みんなで食事

宿泊

キャンプ場は自由に使うことが出来るため、各々でテントを持参してキャンプしていました。私はテントを持っていなかったため、ドームと呼ばれているコテージのような建物を使わせてもらいました。部屋の中は二段ベッドが4つあり、枕とシーツ、コンセントも完備されていました。日中と違い夜間は冷え込むため、持って行った寝袋を布団代わりにして寝ていました。

ドームの様子

トイレとシャワーは別の建物に設置されており、山の中にもかかわらず温水のシャワーが使えました。

参加者

男女半々くらいの計60人程度。殆どがオージー(オーストラリア人)で、メルボルン、シドニーからの参加者が多かったです。中には子供もいました。日本人は自分を含めて3人いました。

トスジャグラーは少なく、ポイやスタッフ、フープを持っている人が多かったです。

ワークショップ

ジャグリングやフープ、ウィップや逆立ちなど様々なワークショップが行われていました。

私が参加した中で印象的だったのは、ゲストのJoe FisherによるChuka ChuksのWS。中に砂の入った固いプラスチックボールを使い、リズムに合わせてジャグリングをするという物です。キャッチする度に音が鳴るので、リズムに合わせてキャッチするのですが、私はボール2つで精一杯でした。Joeは3つのボールを使いながら巧みにリズムを刻み、自在に音を出していました。彼はジャグリング以外にもドラムが叩けるらしく、音楽の才能にも溢れているようです。

その他にフィッシュテールのWSに参加しましたが、参加者のレベルが高く、「手を使ったフィッシュテールはみんな出来るよね」ということで、いきなり足を使ったフィッシュテールのレクチャーが始まりました。

ファイヤー&LEDジャム

こっちの人たちはとにかく火と光る道具が大好き。大抵ファイヤーor LEDの道具を持っています。夜になるとファイヤージャムが行われ、これぞflowといった感じの音楽がガンガン流れる中、枠の中で各々が自由にパフォーマンスを楽しみます。

最初はゲストパフォーマーなどの数名だけ参加していましたが、次第に盛り上がっていき、順番待ちの行列が出来ていました。私は一度もやったことがなかったのですが、「お前やってみろよ!」と火のついたトーチを渡され、ファイヤー初体験でパフォーマンスをしてきました。ポイやスタッフ、フープはもちろん、ウィップやファンなど日本ではあまり見かけない道具もあり、とても新鮮でした。

ファイヤージャムの後はLED ジャムが深夜遅くまで続きました。見ているだけでも飽きませんが、光る道具を持っていないと少しつまらないです。

ファイヤージャム

ガラショー

3日目の夜にガラショーが行われました。全体で10組程がパフォーマンスを行いました。

私は運営の方に誘ってもらい、トップバッターとして参加させてもらえることになりました。火飲みのカリスマとして知られているShade Flamewaterのパフォーマンスは、火をまるで道具のように自由自在に操っており、圧巻でした。フープジャグリングのカリスマEmma Hörnell は、とても美しく繊細にフープを操り、最後は5フープを投げるというダイナミックな演技でした。

一方、私のパフォーマンスは、内容はさておき、日本人であるおかげか大いに盛り上がりました。初めての海外イベントで、いきなりステージに立つという大変貴重な経験になりました。

ガラショー出演

サーカスオリンピック

4日目の日中には、ジャグリングやアクロバットからボトルフリップ、何でも有りの競技会が行われました。エンデュランスやコンバットはもちろん、ディアボロを飛ばして水の入ったバケツの中に入れる競技や、ポイを的のリングめがけて投げ入れる競技がありました。

一番印象的だったのはペアを組んで、片方が投げたブドウを相手が口でキャッチする距離を競うというもの。10mくらいの距離があっても成功しており彼らの動体視力には驚きました。

レネゲードショー

4日目の夜はレネゲードショーがありました。

レネゲードショーとは何でもありのパフォーマンスショーで、参加者は何かしらの仮装をしなければ入場することができません。私は何も用意していなかったので、フェイスペイントをしていたジャグラーに絵の具を借りて、顔に適当なペイントをして入場しました。

トップバッターはByron Huttonによるクラブアクト。無音の中でとてもハイレベルな3,4クラブの演技を行い、見ていて鳥肌が立ちました。

Joe Fisherのクラブアクトはテンポの速い曲に乗せて5クラブやバウンス技を決めており、最後は観客のスタンディングオベーションが起きていました。会場では抽選会も行われ、景品のファイヤー関連の道具がずらりと並んでいました。

総評

Spinfestは運営がしっかりとしていて、本当に充実した時間を過ごせました。帰りは参加者に駅まで乗せてもらい、無事にブリスベンへ帰ることができました。

今回のイベントにて、日本のジャグリングイベントでは感じられない、オーストラリアの文化をいくつか感じることができました。
一つ目は、彼らが練習する理由です。彼らは夜間に火を使ったパフォーマンスをするために日々練習していました。実際に会場では、日本でよく見かけるテールポイを使っている人は1人もおらず、コンタクトポイを使用している人ばかりでした。理由を聞いてみると、ファイヤーポイの形に近いからとのことでした。

二つ目に、彼らは”flow”の考え方を大切にしているということです。実際に参加してみて、私にもなんとなくflowというものが分かりました。ある参加者は「僕たたちにとって、flowはlifeなんだよ」と言っていました。彼らの動きは無理をせず、自然に任せてリラックスしているようで、見ていて気持ちよかったです。

三つ目にイベントの開催日程についてです。日本最大のジャグリングイベントであるJJFの開催期間が3日間であるのに対し、Spinfestは平日を含む5日間の開催でした。参加者の中には、1週間程休みを取って来ている人もいました。どうやらオージーには気軽に休みを取って良いという考え方があり、会社も休みに対して寛大なようです。

終わりに

英語が十分に話せない私に対しても、彼らは決して笑ったりすることなく話を聞いてくれて、コミュニケーションを取ることができました。

ジャグリングという世界共通のツールは、異国の文化に触れるための強みになると思います。もし海外のジャグリングイベントへの参加に迷っている人がいたら、とりあえず行ってみることをおすすめします。

(左から)筆者、ジョー、ヘイマッシュ、バイロン

芹川さんご自身のブログはこちら。

サーカスアートを紹介する雑誌を繋ぐネットワーク、INCAMに入りました。

編集長です。

2017年12月、PONTEが、ウェブ/紙の発信媒体として、INCAMと呼ばれるサーカスアートを紹介する雑誌を繋ぐネットワークに入りました。

 

全世界、とはいかないまでも、ヨーロッパを中心として数多くのサーカスメディアが掲載されています。

 

 

またこの団体は定期的にINCAM meeting というミーティングを開いており、今年2018年には、ブリュッセルで開かれるFresh Circusというイベントに合わせて行われます。

そこには、PONTE代表・青木直哉も参加します。

同時にブリュッセルで開催されるFresh Circusや、Festival UP! といったイベントもありますので、そちらのレポートなどもお届けします。

台湾のサーカスフェスティバル Future Circus Lab レポート

text by Naoya Aoki

2017年12月8〜10日に、台湾の高雄で行われたサーカスフェスティバル、「未來馬戲實驗場(うぇいらい まーしー すーいぇんちゃん) Future Circus Lab」に行ってきました。

会場の雰囲気は横浜のみなとみらいにある赤レンガ倉庫を彷彿とさせます。
使われなくなった倉庫などをリノベーションし、おしゃれな場所になっています。
気候は、12月の台湾、それも南部にしては異常なほど寒かったです。
なので、薄着でショーを観たり、演者として脇で待っている時など、凍えてしまいました。

地域の一般の方々も自由に出入りできる無料のイベントで、比較的多くの人が来場しており、フェスティバルとしては規模はかなり大きいほうでした。それでも、昨年行われた衛武営芸術祭よりも、断然規模が小さかったです。
ただ雰囲気はのどかで、それでいてお客さんの反応も温かく(オープンステージでの演技で実体験)アーティストの立場からも、参加者の立場からも、非常に満足のいくフェスティバルでした。

ガラショーやワークショップのために集められたアーティストは世界中から来た一流のジャグラー、パフォーマーたち。(「Future Circus Lab」と銘打っていますが、ジャグリングの比重が大きい。これは、主催者の意向でもある)豊富で豪華なラインナップながら、スケジュールには余裕を持って見られるように組まれていました。
日本からは、渡邉尚、ホワイトアスパラガスが参加。その他の参加者はここを参照。一人残らず、個性が出た面白いパフォーマンスでした。

大きな舞台で行われるガラショー(フェスティバルの中でも目玉になるショーをこう呼びます)では、台湾のアーティストが集まった「台湾之夜」、世界中のアーティストを集めた「世界之夜」、台湾のアーティストによる実験的な演目、カナダのカンパニーによるショーなどがありました。 他にも広場で行われる大道芸、規模感の小さいオープンステージ、ジャグリングバトルなど、いくつかのタイプのサーカスの形に触れられるようになっていました。
主催のシンホーさんが、ヨーロッパやアジア各国を回って実体験してきたことが、きちんと還元されています。









▲Kouki Fujimoto

オープンステージでは、台湾、日本、アメリカなどからパフォーマーが出ていました。
事前公募で集まったパフォーマーで、レベルは総じて高かったです。
日本からは、Shogunさん(デビルスティック)、カーキさん(リング)、たつるさん(シガーボックス)、神庭さん(ボール)、チコさん(十字のオリジナル道具)、そして編集長青木と藤本くんによる横濱ハッピーターン(シャツ / 手桶)が参加。

そしてTing-Koo-Ki Juggling Battle (ジャグリング / サーカスバトル)では、アーティストが音楽に合わせて各自のジャグリングやアクロバット、シルホイールなどのサーカスアーツを披露。
台湾のアーティストはバトルがうまく、駆け引きが非常に面白い見世物になっていました。
レベルの高い正統派ダグル(ダンス&ジャグリング)をする人もいれば、ダンスとハットを組み合わせる人もいる。
日本人のShogunさんも、技巧的なデビルスティックでおおいに会場を盛り上げていました。



▲Mari Nishimoto

主催のシンホーさんとヨウヨウさんは、「来年以降このような形で開催できるかどうかはまだわからない」と語っていました。
何より、資金的な面が問題のようです。
「今こうやってお客さんが来るのは、無料だからです。これが、お金を払ってください、ということになったら、一体どれだけの人が来るのか。自分の好きなことに対してきちんと対価を払う、という意識が根付かない限り、今後も恒常的にこのようなイベントを開催するのは私たちとしても難しいです」
とのこと。


 

インタビュー

今回は、電力会社にスポンサーをお願いして開催にこぎつけました。
来年以降も協力の意向を示してはいるようだが、やはり資金面で、簡単に再び実現できるわけではないようです。

ひとまず、台湾ではこんなにもサーカス / ジャグリングに対して熱心に活動している人、そしてヨーロッパの人たちや日本人にも負けないような、実力のあるアーティストたちがいる、ということを紹介しておきます。

また編集長の、出演者としての感想、より主観的な感想を、後日公開予定です。(2018/04/20 追記:台湾サーカスフェスティバル FUTURE CIRCUS LAB の話。by 青木直哉(横濱ハッピーターン))

2018/01/06 追記:
その他の参加者による記事一覧
台湾のサーカスフェスティバル「Future Circus Lab」 by SHOGUN(ジャグリングパフォーマー)
Future Circus Lab レポート
Future Circus Labは言葉にできないby 安田尚央(サーカスプロデューサー)

2018/04/20 追記:
台湾サーカスフェスティバル FUTURE CIRCUS LAB の話。by 青木直哉(横濱ハッピーターン)


text by Naoya Aoki