第64回「渡邉尚さんの知の身体化」

おとといの話だけど、渡邉尚さんにまた横浜で会った。たまたま別件の打ち合わせでいらしていたので僅かな時間で会うことにしたのである。 ファミレスに入って、積もる話をした。 その中で、「知の身体化」ということが頭をよぎった。
知行合一、というのとはまた違うのだけれど、知のあり方がとっても身体的な人だな、この人は、と思ったのである。
「知る」を身体を以ってする、という印象がある。
何を話したかというと、それはもうあっと驚くような今年のこれからの尚さんの予定で、なんじゃこりゃ、とこっちが笑ってしまうぐらいに次々大舞台に乗り出していくとのことであった。
今週新宿で尚さんを含むカンパニーMonochrome Circusによる公演『TROPE』もあるが、
(詳細はこちらから。http://monochromecircus.com )それの準備をしながら、大変だなぁと思う。
最近の彼のジャグリングの進展についても聞いたのだけど、フロアジャグリングの要所が3点に整理されていて、ワークショップで教える時にもわかりやすい。
つまり身体が先んじて「悟っている」ことが言葉としての知識にすっきり還元されていた。
電車に乗っていて私がはっと感じた「考えることとは動くことだ」というのが妙に繋がる。
「何をすべきか」というのは、実は身体のほうが先に知っている、というような原則に私は確信が持てるのである。
尚さんはそれを非常に高度なレベルで行っている。
「頭と口」という名前も、そこに関係がある。

文=青木直哉


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