第52回「鏡かビデオか人か」

たとえば演技を作るときに、フィードバックを得るには色々と方法がある。

他の人のことはよく知らないけど、私はビデオを撮ったり、鏡を見ながら行うのが普通である。

昨日練習していて、少し、一緒に練習している仲間に見てもらった。
見てもらいながら、自分でも考えて意見を述べ、どう思うか、聞いてみる。
なんだかとても楽しかった。

鏡の方を向いているとできない動作もある。
細かい挙動の誤差にまで、結果が左右されるということも教えてくれる。
ジャグリングといえど、身体を提示している以上、そこに舞踊的な、厳密さもまた求められ得る。

演技を作るのは、面倒である。
少なくとも、作業としては面倒なことだと思う。
面倒なことというのは、逆を言えば、やることが豊富にある、自分の創造性や工夫を試行錯誤する機会が豊富に、あるいは無限にあるということでもある。

けどどうしても、先のことを考えると、気が滅入ってしまう。
一線で活躍している方はきっとめんどくさいとすら思わず、一足跳びに創作を楽しむ過程に入るのだろう。

最終的に人に見てもらうものを、人に見てもらいながら作り上げていくのは、考えてみれば、驚くほど実際的である。


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