第36回「韓国で思い出すことなど」

韓国のジャグラーの中から5年以内くらいに、すごい人が出てくるんじゃないかと密かに予感している。日本や欧米諸国に比べれば、平均的な技術レベルも人口もアイデアの豊富さも、まだまだこれからで、今すぐにでもという感じではないのだけど、韓国は次なる鉱脈であるかもしれない。

今もし韓国から、突拍子もないことをしでかすジャグラーが現れたら、これは面白い。と同時に、少し怖い気もする。気を抜いていたら、日本のジャグリングが脅かされるかもしれない。別に各国のジャグリングスタイルに優劣があるというつもりもないが、やはり自国のジャグリングも応援したい。

日本が、20年くらいの間に飛躍的にジャグリングを発達させたことを鑑みると、韓国を起点に、再び爆発的に多様性が増す可能性もある。

しかし現在は映像も何も簡単に手に入る分、「自分の頭で考える」必要が比較的少なくなってきていて、かつての日本のような、ガラパゴス的な発達は見込みづらいのかもしれない。だから一概に、「みんなジャグリングし始めたら、どんどん面白いものが出てくる」というのも、ナイーブだ。

ただ韓国に実際に行くまで(行ったことのある今でも少し)かの国の人々は、パフォーミングアーツにかけては至極ストイックだ、という印象があった。だが韓国ジャグリング協会事務局長のシンさんはじめ、皆さん本当に和気藹々とやっており、むしろ牧歌的なくらいで驚いたのを今でも覚えている。

果たして、お隣韓国から、アッと驚くようなジャグリングが次々に出てくる時代は来るのでしょうか。同じアジアの国とは言え、20年前の日本とは置かれている状況が違う分、多様性の伸び方も全く違うんだろうな。技術的にというよりは、コミュニティのあり方などで、革新が起こる可能性も有る。

まぁしかし、一番韓国のことでよく覚えているのは、大会の後食べに行ったサムギョプサルの深刻なウマさである。あれは、ウマかった。実にウマかった。
サンチュで包んだ肉の味を思い出すと、またKJFに行きたくなってくる。というか、サムギョプサルを食べたくなってくる。うーむ。


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