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ホゴノエキスポ2017レポート

大変遅れてしまいましたが、1月21日、仙台に行って、ジャグリングの公演を見てきたレポートです。

文責は編集長、青木直哉。昨年に引き続いて、二回目の参加です。今回は最後に、大事なお知らせもあります。

ホゴノエキスポとは

本郷仁一(まさかず)さん(=ホゴムラ名人)率いるホゴノプロフィスが、仙台において一年に一度行う、ジャグリングイベント。それがホゴノエキスポです。それほど大きなイベントではなく、主な対象は東北地方のジャグラーたち。ですが、中には筆者も含め、関東地方などから遠出してくる方々もいます。(詳細はこの記事この記事を参照。)

まずは昼行便のバスで仙台へ。新宿から仙台までは、およそ6時間で到着。仙台は、東京とは違って、ちくりとする寒さ。

まず稽古場を見学へ。この場所は、後日の交流会の会場にもなりました。稽古には大橋昂汰さんと、出演者の方々、結城敬介さん、その他関係者の皆さんがいて、通し練習中。流れる、穏やかな音楽。以前取材に来た時と比べて格段に進歩していました。本番前日なので当たり前なのですが、前回には見たことのない動きも多数。

長崎に住む大橋さんを招いての稽古。短い練習期間と、物理的な難しい条件に負けず、工夫して稽古をした跡が窺えました。

稽古を終えて反省会中。雰囲気は終始和やか。

ホゴノエキスポ・当日

次の日、ホゴノエキスポ本番。会場は、JR仙台駅から徒歩20分ほど、地下鉄の駅近くにある、仙台エル・パーク。開場より一時間ほど早く入って中を見学。今年は昨年のエキスポ会場の隣で開催。場所は少し小さくなっていたけれど、おなじみの顔ぶれがそろうのはいつもと同じでした。全国からたくさんの人を集めて盛大に開催するようなイベントではないですが、だからこその魅力があります。

まずは開会式。

左が本郷さん、右は結城さん。

午後12時からイベントは緩やかにスタート。各自で好きに練習をする時間を経て、まずは大橋昂汰さんによるワークショップ。

内容は、「ボールジャグリングのタイミング(高さ)の合わせ方」。

メトロノームを使用して、全員が投げるタイミングを合わせる。集団に振り付けをした時に、ボールの高さを綺麗に合わせるのに苦労した経験から生まれたワークショップなのだそう。確かに、ボールジャグリングではタイミングを合わせようとすると、自然と高さを合わせる、ということになります。正確に同じ高さで毎回投げること自体が、訓練の必要な技術であるため、実際に合わせられるようになるには時間がかかりますが、方法としてはすごく有効。単純なやり方で問題を解決する大橋さんの手法に唸らされました。このように指導に優れており、問題を発見してから解決するプロセスが鮮やかであるところにも、大橋さんの自分自身の能力を掘り下げる力が滲み出ている気がします。

 

Kota Ohashi workshop

Naoya Aokiさん(@jugglernao)がシェアした投稿 –

世界ハイパフォーマンス王選手権

休憩を挟んで、毎年恒例、世界ハイパフォーマンス王選手権

事前に申し込みをした出場者が技を競う大会です。とはいえ、内容は肩肘張らず、各自思い思いに好きなことをするものなので、司会進行の結城さんの進行もゆるく、演技内容も、全く毛色の違うものが次々に出てきます。

印象的だったのは、昨年、杏さんとペアで優勝した、コイン積みで有名なたぬさんが行った演技。まず演技のはじめに床に積んだコインを、くずさぬようにジャグリングをするというもの。惜しくも途中でコインが落ちて終わってしまいましたが、おもしろかったです。途中でなぜか杏さんも出てきました。

優勝はクラブが生きているという設定で芝居風のジャグリングを披露したせりかわさん。北海道からわざわざこの大会のためにいらしたということです。その日の午後にはまた北海道に帰られました。おおいに笑いました。演技中に、Wes Pedenからも電話がかかってくる。よく作られていました。

大橋昂汰監督作品、大橋昂汰ソロ

世界ハイパフォーマンス王選手権が終わると、ゲストステージ。

以前の記事でも紹介した、大橋昂汰さんによる振り付けの、集団ジャグリングパフォーマンス。今回大橋さんが監督をした作品は、全部で10分と少し。合計5人で、動きまわって、関わりあって、視覚的な面白さが満載でした。

舞台裏。これだけでも何が起こるのか、想像を掻き立てる。

出演者5人。

内容は、短期間の練習で仕上げたとは思えぬ、とてもよい仕上がりでした。

前半と後半で毛色が違って、前半の主人公は、小学生のはると君。子供を中心として、その周りの大人たちがいたずらをしてみたり、あるいはぐるぐると駆け回ったり。九州で子供達にジャグリングを教えている大橋さんの今までの積み重ねが、いかんなく発揮されている感じを受けました。

後半は、よりジャグリングそのものを使った、視覚的効果を駆使した内容。

幕で見えない部分を利用した、不思議な感覚の作品になっていました。

この演目で一番注目すべきは、大橋さんが東北のジャグラーを「振り付けた」というところだと思います。

現時点での日本のジャグリングシーンでは、客観的な見ためや全体の統一性、というよりは、自分自身の感覚的な気持ちよさや、自分自身の持つ技術の披露、といったものに重点のある演技が多かったりします(例外ももちろんたくさんあります)。

とにかく以前にも書きましたが、ジャグリングでは、一般的に言って、誰かを振り付ける、という発想がまだそこまで浸透していません。

ですが、振り付けるとなると、一気に「見る側」としての視点が作品に反映されやすくなります。

今回の演技を見て、大橋さんが振り付ける作品をもっと見てみたい、という気持ちにもなり、また他にも優れた「ジャグリング振付家」が何人も現れたら面白いだろうな、と思いました。

今回の公演は、その端緒としてとてもよいものに思えました。

そのあとは、大橋昂汰さんによるソロの発表。

ボールのみ、そしてボールとリングを用いての演技。

コンタクトジャグリングに使う大きめのボールとリングを組み合わせたりもしていました。

普段行っているさまざまな動きと、道具のコンポジションを、音楽に合わせて即興で発表する、というふうな印象を受ける演技でした。日頃から探求をおこなっていなければ出し得ない、落ち着いた、いろいろなパターンの連続は、見ていて心地がよかったです。

ホゴノエキスポを終えて/お知らせ

ゲストステージが終わると、イベントは終了。各自帰路につきます。

さて、仙台まで足を運べなかった読者の方々へ。

公演の中身は、まとめの動画の中でも少し映っています。

(8分17秒あたりから)

ですがこの度、

ホゴノエキスポで行われたこの集団製作と、その舞台裏大橋昂汰さんのジャグリング

そして他にも盛りだくさんの内容をパッケージにして、販売されることが予定されています。PONTEも関わっています。

舞台製作の過程や、そのあとも含めて、総括的に今回の舞台を堪能できる内容になるはず。

詳細は後日発表。

text= Naoya Aoki

Photos= Naoya Aoki

 

 

ジャグリングユニット・ピントクル公演 「秘密基地vol.6」レポート

Review on “Himitsu-Kichi Vol.6” by Pintcle

京都のジャグリング集団、ピントクルによるオムニバス公演を、主催のひとり中西みみず君のお誘いで京都まで見に行った。

公演が行われた場所は、京都大学の吉田寮近くにあるスタジオ・ヴァリエ

吉田寮という長い歴史のあるボロ屋(と言ったら失礼なのかもしれないが、たぶんあそこに住んでいる人たちは、むしろそれを誇りにしているのではあるまいか)を少し先に行くと、そのスタジオはある。

静かな住宅街にある、小さな構えの小屋だが設備は本格的。建物の佇まいにも魅力があって、ここは劇場です、と言われなければそんなことに気がつかずに通り過ぎてしまいそうな、主張の少ないこじんまりとした劇場である。

(photo=Naoya Aoki)

2016年12月10、11日、全3回の公演。8組の演者が出演した。

司会はジャグリング・ストーリー・プロジェクト(ジャグリングと演劇を組み合わせる試みを行っている)にも関わったことのある、冨迫晴紀さん。(以下の舞台の写真も冨迫さんによるもの)夜行バスで前日から京都入りし、京大近くの進々堂という素敵なカフェで一通り仕事を終え、仕込みの途中から密に観覧。

1.中西みみずと愉快な仲間たち ver.3 「らいん」

舞台の左右にそれぞれ大きな輪があり、それがレールで繋がれている。輪の中には携帯電話。舞台奥にはCDプレイヤーが乗ったテーブル。

作品のタイトルは「らいん」である。タイトル通り、SNSのLINEが活用されている。電子的なメッセージのやりとりを、プラレールの往復に置き換えて非常に冗長に見せる。

舞台で行われる物体操作は、輪の傍に座った男女(じょさいさん、いとたさん)が、プラレールが来る度に、その上に載せられたスマートフォンを手元のものと交換する、というただそれだけ。壁には、スマートフォンの画面が投影されている。

途中、メッセージの内容を読み上げる音声が演者の足元のスピーカーから流れる。同じように途中からCDプレーヤーの方からも流される。

しかしその音声と画面、モノレールの操作がだんだんズレていく。

プラレールの走行音が静かに響く空間と、冗長な間がそのメッセージの中身のなさを強調しているようでもある。

終盤に差し掛かると、文字を乗せたプラレールが舞台奥を走り始める。

最後に、いとたさんがすぐそこにいるじょさいさんに向かって初めて発話し、暗転して終わり。

日常的に行っている意味のないやりとりをわざと誇張しているようである。でもこの演技には、別にそれを揶揄したり、皮肉に見せたりといった、教条的な演出は無い。どちらかというと、ただそのモチーフで遊んでいるだけ。

あとで中西君に聞くと、音声と画面のズレは、意図的に創出しているものだったという。しかし初めて今回の演技を観る方からすると、その意図が多くの人に技術的な失敗に見えてしまったと思う。その微妙な加減は、難しいのだとは思うのだが。なにはともあれ、「ズレているのって面白いとおもう」とは本人の談。

核としての、「プラレールの緩慢な動きとSNSのインスタントなメッセージのやりとりのコントラスト」はとても面白かった。

中西みみずの舞台は以前にも観たことがある。いつもその佇まいには「洗練されていなさ」がつきまとっている。

映画監督ティム・バートンの展覧会に行った時、レストランの紙ナプキンに描いた落書きが展示されていた。他にも素晴らしい展示はいっぱいあったのだが、筆者はその紙ナプキンの絵の荒さに、ティム・バートン本人の素に一番近い姿を観たような気がして、息遣いを感じ、親近感を覚えて、結局その紙ナプキンが一番気に入った。

東京で行われた前回の『Crossing』でもそうだったが、舞台に立つ時に力が全然入っていない中西みみず君の様子や、ちょっといい加減な舞台セットは、これはこれでいいのかもしれない、と思わせる力がある。

今回の演技は、秘密基地と名付けられた、希望する人がほぼ誰でも参加できる実験的な舞台における発表だった。当演目は、その雰囲気にとても似合ったものだった。これがもっと大きな舞台の遡上に乗るかどうかは別問題だが、別に「大きい舞台で目立ちたい」のではなく、自分のやりたいことを追っているみみず君の姿勢は、なかなか素敵なのである。いや、本当は大きい舞台にも立ちたいのかもしれないけど…。

「メディアとしてのジャグリングを追求したい」と日頃から言う中西みみずの意図は、本公演でも表れていたと思う。ジャグリングそのもの、ではなくて、ジャグリングをなにかを伝える媒体として用いる(だから伝えたいことの比重が、「なにか」の方にある)という程度の意味だろうか。

演技が終わったあとのアフタートークでは、ジャグリングでは、ボールの『交換』が行なわれていて、その『交換』がモチーフになっている、というようなことを喋っていた。

終演後に演出の中西みみず自身が書いた記事はこちら

 

2.吉安勇人 「たわむれ」

デビルスティックを使った演技。

従来のデビルスティックの使いかたに縛られることなく、一本の太めの棒と、それ以外のゴムで覆われた細い二本の棒、という前提だけを用意して、何ができるかを見せた。つまり既存の体系を無視してデビルスティックと純粋に「たわむれ」ているだけの様子を見せたのである。

ただ、たわむれるといってもランダムに遊ぶだけではなく、むしろ「技」として動きを行うことの方が多かった。今までにない、足や口を使ったり、地面に置いたりする類の動き。

ジャグリングの道具は「目的」に沿ってデザインされてきた。その殻を破ろうとする試みはいくつもある。(シガーボックスでトスジャグリングをするとか)だがその試みを見るたび「それだったらこの道具の形をしている必要はないんじゃないか」と思うことは多い。

今回の吉安さんの演技は、光る技が多々あり、従来の動きとは別の動きを模索したい、という試みの意図がよく伝わってきた。しかし棒と向き合う、ということだけを考えるなら、どうせならもっとなんの変哲もない、ただの棒の方がよりよいのではないか、という気がした。本当に、ただの木の枝とか。鉄パイプとか。ラップの芯とか。わからないけど。

この演目においては、デビルスティックの形をしていて、プリズムの装飾をされていることが邪魔な要素に思えた。きらびやかなデビルスティックが、吉安さんの野性的な動きの質感にあまりマッチしていてないように映った。

使う道具がデビルスティックの形をしていることのメリットがあるとしたら、それは「デビルスティックをやっている人が驚く」ということだろう。それは、デビルスティックをやっている人にとっては悪いことではないけど、いざ「ただの棒として扱う」のならば、なくてもいい要素である。

たとえばこれは、ディアボロでコンタクトジャグリングをすることの違和感に似ている。いや、自分自身でもやることはあるのだが、やはりもともとディアボロはディアボロらしい動きをするためにデザインされているので、別にやりやすくもないし、これをどこまで突き詰めても、所詮あくまで、「ディアボロの文脈におけるエッセンス」にとどまるだけで、根本的に新しい、ということにはならない。もし新しい面白いディアボロジャグリングが見つかったとしたら、そのときはもう違う道具としてデザインしなおした方がいいんじゃないか、と思うのである。もしその新しいジャグリングを既存のディアボロで見せているとしたら、それは自分が見つけたジャグリングの追求への怠慢ではないか、という気がしてしまうのだ。

もちろん、そこで実際にただの棒の追求を始める、というのは、それはそれで大変であるのもわかる。ただの棒がすごく見えるだけの技術体系を自分で一から確立しなければならないからだ。だから、そこまで「根本的に新しいジャグリング」を希求しているのではないのならば、まぁデビルスティックやディアボロでやればいいのかな、と思う。

なにはともあれ、とりあえず手近にあるジャグリング道具で心に浮かぶアイデアを試すのは、自然な流れである。制約の中から飛び出したい、と思ってまずは既存の道具であれこれ違う手法を試す。もし本気でそのアプローチを次に進めるとなると、道具の形状を変えていくことになる。「デビルスティックの形状であることが、ジャグリングの演技であることを担保している」ということになってくると、それはちょっと力が弱い。

あくまでジャグラーのコミュニティの中で驚いてもらうのでよければ、既存の道具をそのまま使うのも一向に構わない。筆者個人としては、今回の吉安さんの演技は、ちょっと、ダイエット・コークみたいな物足りなさを感じた。「ただの棒と戯れる」というふうに純化したいのであれば、棒ももっと単純であって欲しい、よりピュアなものであって欲しいという感想だった。ストイックすぎるかなぁ。

第一回公演のあとに行った「棒で遊ぼう」というワークショップでは、とりあえずデビルスティックへの固定観念をリセットしてただの棒として扱ってみて、何ができるかを自由に実験した。デビルスティックの機能性を全く無視して扱ってみる、というのは可笑しくてとてもよかったです。

 

3.姫島知樹 『音とたま』

3ボールジャグリングと、クリスタルボールの演技。ダンスが織り交ぜられている。最近言われるところの、「ダグル」の演技。特に真新しくはなかったが、ひとつひとつの技がうまかった。音をしっかり取れていて、実はこれはジャグラーの中では珍しい。終わったあとに話を聞いたら、ジャグリングから入って、のちにダンスを始め、今は二つを融合したスタイルでやっているそう。やっぱり、ダンスをしっかり学んで、その上で取り入れている人は、動きが違いますね。

見ていて心地のいい動きが多かったです。

JJS(ジャグリング・ジャム・セッション)にも出てみたい、とのこと。いつかJJSの舞台に現れることを期待しています。

 

4.田寺志帆 「禁断の。」

ピントクル代表・山下耕平君の演出作品。

ある日祭りで太鼓叩きを見て、それが格別うまかったわけではないのだが、「その場にいる人ではなくて、神に向かって何かを行っている」という状態をすごくかっこいい、と思ったという経験をもとに作ったのだという。

ジャグリングと儀式をくっつけてしまおうという試みは、筆者の目にはそこまで親和性があるとは思えないのだけど、こんなことをする人は今のところ山下君ぐらいで、真剣にそのアイデアに取り組んでいるのが愉快である。

内容は、そのまま、ジャグリングを織り込んだ「儀式」。

巫女さんの服を着たらっしーさんが、ジャグリングボールと様々な色の帯を使ってジャグリングをしつつ、鈴を鳴らしながら儀式を執り行う。

まず初めに帯のついたボールを投げて、絡まった帯が取れるまでカスケードをする。次第に帯とボールを織り交ぜたアクションに移って行き、最後は帯で全てのジャグリングボールを包んで、それを抱きかかえるシーンで終わる。精子の象徴のような、尾ひれのついた球を投げる演出や、音少なに静かに流れる時間などから、タルコフスキーの映画『ストーカー』を連想させた。

ジャグリングボールは、巫女さんの衣装や、醸し出そうとしている厳かな空気に似つかわしくないような気がした。ジャグリングボールはやっぱりジャグリングのためにある、という事実を時折思い出させてしまう。それに連なって、「ジャグラーの普段の姿」がふと連想される。

でも今、山下君の気持ちになって、「なんとかジャグリングを儀式にしたい」と思って演出をいちから考えるところを想像してみたんですが、うーむ、難しいですね。だったらもう、「太鼓叩きはあれは違うタイプのジャグリングなんだ」と宣言するだけの方が楽なんじゃないか、とか思ってしまう。どこまで行っても、儀式をいじってしまうと、それはもう儀式じゃないような気がしてしまう。

ジャグリングは普通「お客さんに見せるもの」だという観念を崩す、というのはなにかもっと探れそうだ。ただそれを結局「よし、お客さんに見せるものじゃないものをお客さんに見せよう」と思った時点で、お客さんを意識してしまっているというジレンマがある。動物園で、自然なままの動物を見せる、みたいな。いや、動物園に来てしまった時点で自然じゃないんじゃないか、みたいな。

それはさておき、演技中のらっしーさんのたすき掛けが颯爽としていて、素敵でした。演目をやることになってから練習したらしいですが、なかなかカッコよかったです。

 

5.劇団速度 『寝てる間に死んじゃったらどうしよう』

劇である。

筆者は恥ずかしながらあまり演劇には明るくない。

4人の演者が、舞台袖から出てきたりひっこんだりして、バラバラな文脈でセリフを言い、動き回る。時々演者同士が干渉することもあるのだが、言っていることはあくまでその本人の文脈における発言なので、しっちゃかめっちゃかで、つじつまが合わない。

中盤でおにぎりと玉子焼きが天井から落ちてきて、(本来は豆腐でやる予定だったが散らかり過ぎるのでやめたらしい)しかしそれは特に明確な影響を役者の行動に与えることなく、劇は続行する。最後は一人、死んでしまって台車で運ばれていく。

演出・武内ももさんの言によれば、「食べ物が主役。ジャグリングでは、操作「する人」と「されるもの」がある。この劇はそれを切り離しただけであって、これはジャグリングです」という。(ただこれは発言から読み取った筆者の解釈で、本人が意図するところとは少し違うかもしれない)

劇としては噛み合っていない感じが悪くなかったですが、「ジャグリング」としては、概念的すぎてピンと来なかった。

かつてジェイ・ギリガンというジャグラーが、「ジャグリングは、なにはともあれフィジカルなものだ」(PONTEの紙雑誌第12号より)と言っていた。あまりに概念的すぎるものをジャグリングと呼び出すと、あんまり意味のない探求になってしまう。道具を使わないジャグリング、とか。当人にとってはそれが有意義で面白いこともあるし、無関係なわけじゃないんですが、やっぱり見るほうからしたら、なんらかの物体と身体が「関わる」様をジャグリングと呼びたいです。「関わらない」ことを選択しちゃうと、それはもうジャグリングじゃないだろう、と。

筆者もやっぱりそう思います。もし「関わらない」を選択することが面白いアイデアだったとしたら、よほどよく伝える方法を選ばないと、まぁまず納得はできないだろうと思う。

演じたメンバーの中にはジャグラーがいた。当初ジャグリングをする予定もあったようだが、今回はジャグリングをしていない(その、つまり、一般的な意味で)。

 代表の野村眞人さん(上写真で紫の服の方)によると、この劇団は固定された役割を持たないことを目標にしているそうである。メンバーは、その都度演出家になったり役者になったりするそうだ。一般的な演劇のように、演出家が作り上げた、その人の演劇、ではなく、その時創作に関わったメンバー全員の作品である、と言えることが理想らしい。

演劇の中でもやはり行き詰まりがあって、いろいろ模索をしている人がいるのだ、ということを肌で感じられたのがよかった。

 

6.尾納宗仁

「イナーシャ」というタイトルで、主にスカーフ(ヴェール)ジャグリングを披露。ヴェールに包んだボールを投げることで、ヴェールがたなびく様子を見せる。

最後はヴェールポイ(という名称で合ってるんでしょうか)をやって終わり。

ポイにくくりつけられた状態でヴェールがたなびく、というアイデアはあるが、意外とボールに尾ひれがついているという形は見ない、というので、それを提示したようです。

確かに、言われてみればボールがひらひらとする、というのはあまり見ない。邪魔ですからね。ボールをヴェールにぶつけて、火の玉のような印象に一瞬で変える演出は、発展しそうな予感。全体の感想で言えば、もう少し動きのバリエーションをみたかった、というのと、最後のポイが結局一番きれいでよかったわりに、一瞬で終わってしまった、というところが残念な部分。でも、アイデア自体はもっと広がりそうな気がした。

7.うずっきー

ジャグラー、うずとぬっきーによるパフォーマンス。

うず君がぬっきー君の部屋に遊びに来て繰り広げる寸劇から始まる。舞台セットは、パソコンと、本、ゴミ箱。PONTEも置いてあった。どうも、どうも。

寸劇をしつつ、ジャグリングもする。だんだんとジャグリングだけの演技に移行していく。音楽に合わせたジャグリングのみのデュオの演技の後半は、二人の技術が光った。とくに実験的、という感じではなくて、明るく楽しい感じの、笑える演技であった。秘密基地というイベントの目標も、小劇場でどんなジャグリングを体験できるのか、ということの実験であるというので、堅いこといわず、こういう演技があっていいのだな、という感じ。

漫画の台詞を読み上げるうず君の声がやたらに良くて、感心した。

ぬっきー君も、とても存在感がありました。

8.ジャグリングドラゴン ヒョウガ 「落ちモノ」

ヒョウガ君の演技は今までに何度か見たことがあって、やはり今回もいつものテトリスと、ボールをレールに沿って転がす演目。秘密基地での公演ですが、別にてらいはなく、楽しく見られました。

筆者がジャグリングを始めた頃(2006年)は、自分で思いついたジャグリングを「一応は形にしようとする」人が多かったような気がする。いや、どうなんだろう。インスタグラムのように、その場で断片を公開するようなことはできず、発表の場が少ないものだから、人に見せる頃にはそれなりに形が出来上がっているというか。

黎明期から活躍するヒョウガ君はまさにその「形になったものをきちんと見せる」タイプで、懐かしさがこみ上げてきた。昔はインスピレーションが限られていた分、ひとつのテーマに集中できた、ということもあるかもしれない。

テトリスでシガーボックスをするネタは、やはりいつ見ても最後までぬかりのない演出に満足感を覚えます。

秘密基地という公演は、小劇場でやることに主眼があるだけで、あとはわりとなんでもよいのだな、と今まで持っていた「バリバリのアングラ」というイメージを修正することとなった。

初めに聞いたときは、なぜヒョウガ君が秘密基地に出るんだろう、と思ったのだけど、(いや、確かに他に類を見ないタイプのジャグリングなのだけど、アングラ感は全くないので…)合点がいきました。想像していたより明るいイベントだったんですね。勝手に暗いイベントだと思っていてごめんなさい。

大道芸やインターネット上のような、目に付きやすい土俵にある「ジャグリング」があって、その一方で、個人の力ではなかなか実現までこぎつけづらい、「小劇場での発表」という形態がある。秘密基地は、うまくいこうがいくまいが、とにかく実際に劇場で淡々とジャグリングを実践している。

主催の山下君によれば、今回の公演では、事前に自分から「ぜひ出たい」と申し出る人が多かったとのこと。やっぱり、それなりにちゃんとした定期的な発表場所があるというのは、ジャグラーにとって、とてもありがたいのですね。

さて、個人的には何が一番よかったかというと、彼らの「ちょっとゆるい雰囲気」です。小劇場でやっていて、別にその公演が失敗したから大変なことになる、というわけでもないので、みんな好き勝手に、プレッシャーを感じず、見せたいものを見せている感じが、とてもよかった。仕込みや片付けの最中の居心地もよかったです。(ダンスをみんなで練習したりなど)

日本のジャグリングシーンにおいて、貴重な「場」だと思います。

次回があれば、また観に行きたい。…進々堂にもまた行きたい。

(photo= Naoya Aoki)

関連リンク

・ジャグリングユニット・ピントクル HP/Twitter

プラレールジャグリングの可能性 by 中西みみず

text= Naoya Aoki

Photos= Haruki Tomisako (except for the first and the last one with credit)

2017/01/14 記事冒頭の冨迫さんに関する情報を訂正しました。

第14号発売延期のお知らせ

PONTEのホームページをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。

さて、早速よくないお知らせで申し訳ないのですが、前号第13号の巻末におきまして、

「2017年1月11 日発売予定」とあった第14号ですが、発売を少々延期いたします。

お待ちいただいている皆様をがっかりさせてしまい申し訳ありません。

なるべく早く発刊にこぎつけるよう、努力しております。

発売の見通しが立ち次第、当サイトとツイッターでお知らせいたします。

2017年も、PONTEをよろしくお願いいたします。

書くジャグリングの雑誌:PONTE 編集長 青木直哉

2017年1月21日、仙台で大橋昂汰監督集団製作&ソロの公演。/Juggling performance directed by Kouta Ohashi in Sendai, 21st Jan. 2017

ホゴノエキスポ2017開催情報

日時:2017年1月21日(土) 11:30AM〜19:00PM

場所:エルパーク仙台 (JR仙台駅からも歩けます。勾当台公園駅近く。)

ホゴノエキスポ2017公式Facebook ページ: https://www.facebook.com/events/361904634189648/

【English Summary】Kouta Ohashi directs a juggling showcase to be revealed in HOGONO EXPO in Sendai, on 21st, Jan. 2017. This is the first time for him to choreograph a group jugglers including adults, and there will be also a solo performance by the director himself. HOGONO EXPO is an juggling event opened for local people and attracts some number of people from outside Sendai, run by HogonoProffice, and is supported by NISSAN president found.

たたずまい、身体の挙動、それに合わせて踊るようなボールの動き。

全てが美しく統合されているのが持ち味のジャグラー、大橋昂汰。

彼の監督のもと、仙台のジャグラーたちが来年1月に集団公演を行う。

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大橋昂汰KOTA OHASHI photo by Misaki Fukuda 2016年12月現在21歳。長崎の五島列島生まれ。卓越した技術を用いて視覚的な美を追求するスタイルは、他の追随を許さない。ジャグリング&音楽団体「ながめくらしつ」での出演やビデオ作品における発表を通して、世界的に人気を博している。毎年ルーク・バラージが主催する「世界のジャグラーTOP40」でも選出の常連。現在は高校を卒業し、仕事をする傍ら児童館の子供達と一緒にジャグリング活動をしている。

大橋さんはいま、故郷の長崎でジャグリングをしている。

子供達とジャグリングを練習し、時に集団創作なども行ってきた。

そんな彼が、来年1月21日に仙台で発表されるジャグリング公演の監督をしている。

11月15、16日にかけて仙台で稽古が行われたので、公演主宰のホゴノプロフィスからお誘いをいただき、取材に行った。

ホゴノプロフィスの本郷仁一さん、結城敬介さんにまずはお話を伺った。

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結城敬介|KEISUKE YUKI(写真左)ホゴノプロフィス所属、プロパフォーマー。仙台在住。JJFの審査員を務めること多数。ボール、クラブ、リング、ディアボロ、なんでもそつなくこなすマルチなジャグラー。2003年、当時は珍しかった5クラブの演技をJJFチャンピオンシップで披露し2位獲得。日本で最初に3つのディアボロを回したうちの一人でもある。

本郷仁一|MASAKAZU HONGO(写真右)ホゴノプロフィス代表。仙台在住。かの中村名人のヨーヨーを見て衝撃を受け、ヨーヨーを始める。その後ディアボロにも出会い、そこからジャグリングの世界へ。現在「ホゴムラ名人」という名でパフォーマーとしても活躍中。2003年にJJF in 仙台を率いた。2012年からは日本ジャグリング協会の理事長を務めている。

—ホゴノプロフィスとは?

本郷 「アートやパフォーマンスで楽しい町づくりをする」市民活動団体です。1998年から仙台を拠点に活動しています。ジャグリング活動はその一環。毎年1月に行っているジャグリングのイベントが、ホゴノエキスポです。入場料などはなく、一般にも開放しています(2016年の様子はこちら)。今回、日産プレジデント基金というプログラムの資金支援も受けたことから、長崎にいる大橋さんを呼んで公演をする運びになりました。ジャグラーの選定をしたのは、ホゴノプロフィスの結城敬介です。

—なぜ大橋さんを選んだのですか?

結城 もともと毎年のホゴノエキスポのゲストには、各地から自分が面白いと思うパフォーマーを選んでいました。しかし今回は若手をあえて選んでみよう、と思いまして。彼はソロも面白いし、それ以外にも、集団に対する振り付けの経験もありましたしね。

—稽古はいつから?

結城 6月から出演者を集め始めて、8月には稽古を開始。ただ長崎から来てもらえる回数も限られているので、仙台のジャグラーは、大橋さんがいない間に構成を考えて、それをインターネット経由で見せてフィードバックをもらいつつ、直接来てもらえる機会にみっちり一緒に創作をする、というふうにやっています。

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参加者は、小学生から大学生パフォーマー、家庭を持った大人まで様々。

大橋さん滞在中の2日にわたる稽古は、朝から夜までの長丁場。とはいえ、ストイックな雰囲気ではなく、スローテンポな曲を流しながらの、なごやかなものだった。

楽曲は、地域で活躍される音楽家、南部大地さんによるもの。今回の演目に合わせて作ってもらったオリジナルの曲だという。大橋さんの出す動きは、どれもほのぼのとした曲に見事にマッチしていた。

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大橋さんが振り付けをすると、不思議と演者も「てらいのない」動きになっていくのがとても面白い。出演者の技量にもよるとは思われるが、演技のようなパートもわざとらしくなく、微笑ましい。

また、公開まで内容は秘密のためここには書けないが、舞台装置を目一杯使った楽しい仕掛けも用意している。道具がぽんぽんと軽快に飛ぶジャグリングの特徴を一風変わった形で面白い視覚効果にしており、見ていて心地がよかった。

今まで子供たちの振り付けは何度も経験してきた大橋さんは「子供たちと違って大人は意見を付け加えてくれたり、動きを一緒に考えてくれたりするのでその点は面白いです。反面、自分一人の意見だけではすっと通らない場面もあり、それは難しいところでもありますね」とのこと。

集団製作の楽しさは?という質問には、「僕自身が視覚的に面白いものが好きなので、自分で作るときもそれを意識して作るが、一人ではできないこともたくさんある。人数がいて初めて実現できるものが作れるのはやっぱり楽しい」と話した。

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ホゴノエキスポでは、集団作品だけではなく、大橋昂汰によるソロ作品も上演予定。

道具があれば一人でもできるジャグリング。

えてして個人単位の小さな活動になってしまいがちである。

演技を作るにしても、やりたいことを、「自分自身が」実現できるように努力する、という場合が大半だ。それもあってか、ジャグリングでは、「人に振り付ける」という考え方はまだまだ少ない。演出のできる腕のいいジャグラーが、やる気を持った人たちを動かして一つの作品を作ってゆく作業を見るのは新鮮で、温かみのあるものでした。

来年1月21日、仙台のホゴノエキスポ、どんなものが出来上がるのか非常に楽しみです。

イベント詳細は記事末のリンクより。

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公式予告編


text&photos by NAOYA AOKI

 

ホゴノエキスポ2017開催情報

日時:2017年1月21日(土) 11:30AM〜19:00PM

場所:エルパーク仙台(JR仙台駅からも歩けます。勾当台公園駅近く。)

ホゴノエキスポ2017公式Facebook ページ: https://www.facebook.com/events/361904634189648/

 

関連リンク

  • ホゴノプロフィス(HP/Twitter @hogonopro)
  • 大橋昂汰(YouTube

2017年1月11日 開催場所など追記

台湾で現代サーカスのフェスティバル 衛武營(えいぶえい)藝術祭

台湾初の本格的なサーカスフェス
台湾では初めてとなる本格的なサーカスフェスティバルが、台湾・高雄で10月28日より開催中。「サーカスプラットフォーム(馬戲平台)」と称して現代サーカスを紹介する3日間。

一ヶ月強続くアートフェスティバルの一環である。

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サーカスといっても、今までのいわゆる伝統的なサーカスに限らず、たとえば上の写真のように、けん玉が舞台で舞うことだってある。いまや多様化した「パフォーマンス」を紹介することが目論見でもある。
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ガラショー、ワークショップ、ジャグリングバトルなどイベントも盛りだくさん。
ゲストの国籍もヨーロッパ、アメリカ、アジアと幅広い。
PONTEが注目するジャグリングイベントもたくさん。
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このイベントは、衛武營文化センターと、星合(シンホー)有限公司が共同で主催しており、また政府からの援助も出ている。
主催者にインタビュー/台湾サーカスの現状
出演者の選定、イベントの運営を担う星合有限公司の陳星合(チェン・シンホー)、江侑倫(ジュン・ヨウルン)さんはこう語る。
「台湾にはサーカスアーティストが沢山いますが、内にこもりがちです。ただ練習をたくさんすればいいという考えも根強く、演技も固定観念に縛られて似通ったものが多い。まだまだ可能性を持ったアーティストはたくさんいます。サーカスそのものは発達してきているので、今度は台湾の中だけではなくて、外の世界へと視野を広げるきっかけになったらと思っています」
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(陳星合(チェン・シンホー)氏)
主催の二人はEJC(世界最大のジャグリングフェスティバル)やフランスのアビニョン芸術祭を始め、海外のフェスティバルにも頻繁に参加している。
特にヨーロッパから受けた影響は大きいという。
「ヨーロッパでは、演劇、音楽、ダンスと並んでサーカスが紹介されているのを目の当たりにしました。ジャグリングのフェスティバルに行っても、人々は活発に交流して、シーンを盛り上げています」
dsc09289 江侑倫(ジュン・ヨウルン)氏
フェスティバルの雰囲気
フェスティバルは入場無料で、一部のプログラムを除いて、全てが市民に解放されている。
参加者は老若男女幅広く、家族連れや年配の方々からジャグリング、サーカス好きの人々まで、全員が親しみやすい雰囲気の中で、おもいおもいに楽しんでいた。
ショーだけではなく、立ち並ぶ露店もお菓子や小物など様々なものを扱っていて、さながら夏祭りのようである。
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台湾に現代サーカスは根付くか?
主催者二人は、イベントそのものが無事開催できたことを喜ぶ反面、この現代サーカスの祭典が台湾のサーカス認知の向上とアーティストの育成など、今後につながっていくかどうか、万全の自信はないという。
確かに一朝一夕に状況を変えることは叶わないだろう。
だが自然にショーを楽しむ市民たちの姿を見て、また積極的にゲストたちと交流する台湾のアーティストを見て、徐々に、見えないところで新たなつながりの端緒が生まれているように見えたのは間違いない。
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真面目過ぎず、ゆるすぎず、適度なのんびり具合で人々がサーカスと付き合っているのを目の当たりにするにつけ、台湾での新たなサーカスの萌芽が十分に見えていると感ぜられた。
台湾サーカス/ジャグリング界の今後には大注目である。
PONTE編集部の一部もフェスティバルに参加中。
引き続きレポートをお届け予定。お楽しみに!
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サーカスを広める活動はまだまだ続きます!
衛武營藝術祭サーカスプラットフォーム公式サイト:http://waf.org.tw/en/activities/circusseries/
text by NAOYA AOKI
photos by SHUN ONOZAWA

最新号発売中

配送についてのお知らせ

現在雑誌の購入はできますが、JJF2016に出展中のため配送業務を10/8〜10/10の間停止しています。

 

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10/11から配送を再開します。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください!

 

PONTE編集部

PONTE第13号発売

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10月11日発送開始のPONTE第13号は、
「ジャグリングをしに、旅にでよう。」

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↑お求めはこちらから↑

特集は、EJC2016、ミャンマーの国技チンロンロマン・ミュラー&ショーン・ガンディーニインタビュー。

EJC特集は、Convention Photography – Maze ZiemerLuke BurrageIan Jensonの数々の美しい写真を掲載し、EJCの魅力に迫る。

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EJCに参加した日本人7人による座談会各人感想も。

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ミャンマーの国技、チンロンをめぐる冒険。
渡邉尚の「チンロンは究極のジャグリングですよ」というひとことではじまった冒険。

実際にミャンマーまで取材に行ってます。

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特別インタビューは、ジャグリングの前衛を担うこの二人。

実際に会ってお話を聞いています。

 

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今号から新たにスタートしたJuggler’s Portraitイベントレポート投書欄
Juggler’s Portrait では、各国のジャグラーを少し違った角度から紹介。

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イベントレポートは、PreJC,FDC,KJFのレポート。

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投書欄は、音楽とジャグリングの関係についての小論を掲載。

(投稿お待ちしています)

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そしてきんまめ、まさやん両氏によるいつものコーナーももちろんあります。

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ジャグリング界きっての女性アーティストMisakiがベン・リヒターを撮影した際のエピソードを収録したページも。

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A5版、全104ページの大ボリューム。

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///【特集/Special feature】///

ジャグリングフェスティバルEJC2016レポート
39th European Juggling Convention Review

ミャンマーの国技「チンロン」をめぐる冒険 その1
The Burmese national sport Wild Chinlone Chase part 1

2大インタビュー Roman Müller/Sean Gandini
Interview with Roman Müller/Sean Gandini

///【連載/Series】///

Juggler’s Portrait Zé Lima

イベントレポート PreJC / FDC / KJF
Event Reviews PreJC / FDC/ KJF

投書欄 アマンダ・リン
Reader’s Column Amanda Lim

まさやんのメディカルジャグリングラボ
Medical Juggling Lab by Masa

デビステのてんぷら
Kinmame’s ”Fried Devilsticks“

I’m Eating Humans Everyday

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